在日米海軍司令部ジョン・ピタ中佐・作戦部長が11日、硫黄島での艦載機の離着陸訓練に同行した記者団の質問に次のように答えた、と報じられました。 以下、「神奈川新聞5月13日付より」
「ピタ中佐は、『あらゆる通常訓練に伴い、移駐後も厚木で艦載機を見かけることはある』と明言。 航空自衛隊との共同訓練や陸上自衛隊富士演習場(静岡県)での空対地射撃訓練を例示し、厚木基地に駐機したり、給油で立ち寄ったりする方針を示した」
「また同司令部は移駐計画について、17年から段階的に進め、完了までに1年程度を要する可能性にも言及した。 13年の日米合意で移駐完了時期は『17年ごろ』とされ、第4次厚木基地騒音訴訟=最高裁で係争中=の高裁判決(15年7月)は、将来の騒音被害による賠償認定と自衛隊機の限定的な飛行差し止めを16年末までとしていた」
「広報官のロン・フランダース中佐は、『日本側の施設整備が整い次第、米側はいつでも移駐できるよう着々と準備を進めている。 ただ、隊員や家族はいっぺんに移住できず、完了まである程度の時間はかかる』と説明した」
この米軍の言明から実感させられることは、米軍の意図で、空母艦載機の訓練基地として厚木基地が今後もいつでも使われることが明らかになった、というこです。 艦載機の運用にとって欠かさないのは、「点検・補修・整備」です。 この機能を保有していいる日本飛行機(株)の主力工場は厚木基地から移転しません。 しかも、新たな修理工場を建設中です。
厚木基地をめぐる様々な動向をしっかり把握しながら、住民の安全と命をまもる運動に取り組んでいきたいと思います。
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