朝刊のニュースで知りました。 「昨日午後2時半ごろ、綾瀬市寺尾北7丁目で、飛行中の在日米海軍厚木基地(綾瀬、大和市)の航空機から金属部品が落下し、路上に止まっていたワゴン車の窓ガラスが割れた。 けが人はなかった。 同基地をめぐっては、所属ヘリが昨年12月中旬に三浦市で不時着に失敗し、乗員2人が負傷する事故を起こしたばかり。 綾瀬、大和の両市は原因究明と再発防止を求め、抗議した」(「神奈川新聞10日付)
今回事故を起こした機種は、正月明けから激しい飛行訓練を続けていた、ジェット戦闘攻撃機FA18Eスーパーホーネットで、ブレーキシステムの一部であることが明らかになっています。 落下した部品は、長さ約17㎝、幅約2㎝、厚さ0.5㎝、重さ約170㌘と報道されています。
落下事故現場近くに住む主婦は、「人に当たっていれば死ぬ可能性がある。 米軍は口先だけでなく、きちんと原因を公表し、再発防止に努めてほしい」(同紙)と訴えています。
「両市によると、司令官(基地)は、『大変ご迷惑をおかけしました』と謝罪し、安全が確保されるまでの同型機の飛行停止を約束。 『原因を究明し、地元自治体に説明する』とも述べたという」(「朝日」10日付)
2012年2月、艦載機の部品が基地北側の県道周辺に落下し、あわやの大事故になりかねない事態が起こりました。 この時も「原因究明と自治体への説明」を約束しましたが、「説明」は半年後、事故を起こした艦載機は2カ月後には、事故原因も一切公表されないまま米本国に帰還してしまいました。
「爆音をなくし、米空母の横須賀母港に反対する厚木基地周辺住民の会」は、今日、抗議声明を発表しました。 繰り返される艦載機の様々な事故をなくすために、次の諸点を求めています。
1、爆音と墜落、部品落下、不時着などの事故のおおもとである米空母の横須賀母港を止めて、米本国に帰還すること。 このことが安全確保と再発防止の確実な保障となる。
2、全ての機種の艦載機、米軍機の飛行を中止すること。
3、事故原因の究明と公表を行うこと。
4、被害を受けた住宅、ワゴン車の所有者へ謝罪し、保障を行うこと
なを、厚木基地司令官等への抗議要請を、1月14日15時に行うことになりました。