今年は、五月のビワの季節に一度襲撃を受けたが、その後、一度もサル軍団の襲撃は皆無だった。不思議な年であったと知人に話したところ、伊東市の赤沢地区に集団移動をしているとの情報を得た。三十匹以上の集団に農作物の被害を受けている人には気の毒な事だが、警戒態勢のない新天地で思う存分荒らし回っているにちがいない。この地区の役人も住民に敵視されなければよいのだが・・・
良寛さんは他人に法を説くことは大嫌いであった。自筆の戒語には、全て伊豆ボケ老人に当てはまる警告が並んでいる。言葉の多き、早口、あわただしくものを言う、もの言いのくどき、さしで口、俺がこうした、こうしたとの自慢話、人の言い切らぬうちにものを言う、わがことを強いて言いきかさんとする、人の話の邪魔をする、鼻であしらう、酒に酔って理屈をいう。己か意地を言いとうす、過ちを飾る、引用の多き、好んで外国語を使う、学者くさき話、悟りくさき話、風雅くさき話、茶人くさき話、たやすく約束をする、人にものくれぬ先に何々をやろう、くれた後にそのことを人に語る、返らぬことをくどくど言う、推し量りのことを夜毎になしている、己の氏素性の高きお人に語る、ものの講釈をしたがる、おかしななきことを笑う、子供をたらしすかしてなぐさむ、憎き心をもって人を叱る・・・あぁぁぁぁぁ・・・と、この齢になってもどれ一つ全て我が身にそのものだ
月に二度ほど足を運ぶ常連のTさんの目的は海釣りである。第一の狙いは、餌とり名人のカワハギで、目標は一日一匹だが先週は辛うじて目標に、今回は四匹も釣れ目標オーバーだ。オマケに、このミノカサゴもとご機嫌である。釣った獲物は家内が料理する。カワハギは刺身に、ミノカサゴは煮付けにしお土産に・・・