大学時代の剣友が突然・・・何となく伊豆方面に足が・・・と、久しぶりといっても、十年の歳月はすでに・・・元気でなによりだ。都内のM市の剣道連盟の副会長に祭り上げられ、子供たちに指導をと目を細めていた。先ほど、秋山好古の退官後、故郷の中学の校長として郷学へのページに触れたばかりなので・・・何となく・・・か、でも何となくは、何となくでもなさそうな気がする・・・孔子の晩年もそうだった。
蟋蟀の声が枕元で・・・ そういえば閻魔蟋蟀の姿が以前より少なくなった。マツムシの鳴き声も以前と比べ・・・地球の生命も残すところ後七十五年・・・か、高度の文明が進めば進むほど人類は自滅する速度を速める。ホープキンスの予言が当たらなければよいのだが。