大竹1ヶ月ぶりの3勝目

広島 010 100 100 3
横浜 200 000 000 2
勝利：大竹3勝9敗
セーブ：永川2勝1敗14S
敗戦：加藤1敗
本塁打：[広島]栗原9号

　打線は5併殺の拙攻で、いつもなら完全に負けのパターンでしたが、先発の大竹が尻上がりに調子を上げていき、横浜に試合の流れを渡しませんでした。終盤は大竹を継いだシュルツ、横山、永川の勝利の方程式が横浜打線を完璧に抑えて、辛うじて勝ちました。
　　　
　正直なところ、もっと楽に勝てる試合でした。1回～3回まで毎回先頭打者を出しながら、盗塁死に併殺打で挙げたのは1点のみ。5回、8回、9回も併殺でチャンスを潰すなど、普通なら試合の流れが相手に行ってしまうところです。相手の横浜も拙攻だったので助けられたというところでしょうか。
　なぜ今日はこんな雑な攻撃をしたのか理解できません。最近の試合運びは、序盤からでも犠打を多用して、確実に1点を奪いに行く攻撃だったはずです。それが今日は犠打なしで、以前のような打つのを待つ攻めでした。
　理由は分かりませんが、こんな攻撃をしているようでは、上位進出は難しいと思います。交流戦時のように、犠打で1点を確実に取りに行く攻撃をしてもらいたいですね。
　山形での試合ということで、栗原は気合が入っていたことでしょう。4打数3安打1本塁打の活躍で結果を出しました。特に4回の同点本塁打は貴重な一発となりました。3回までの拙攻で嫌な空気が流れ始めたところでしたから、ここで追いつけたことは大きかったと思います。この調子で明日も頼みます。

　先発大竹が6回2/3を投げて7安打2失点で約1ヶ月ぶりの3勝目を挙げました。初回こそ四球をきっかけに2点を失いましたが、2回以降は走者を背負っても落ち着いて後続を打ち取りました。今までの大竹なら初回が悪いと、その後も引きずってしまっていましたが、今日は上手く切り替えられたと思います。それは3回～5回を三者凡退に抑えられたところに現れています。今日のような投球をこれからも続けてほしいです。後半戦のスタートを白星で飾ったことで、きっと乗っていけるでしょう。
　それから、一昨日救援に失敗した永川が9回を三者凡退に抑えられたことは良かったです。気持ちを引きずってしまわないかと心配しましたが、今日の投球であれば心配なさそうです。