広島 010 012 000 4
ヤクルト 000 000 110 2
勝利投手:高橋昂3勝4敗
敗戦投手:サイスニード2勝2敗
セーブ:栗林1敗23S
本塁打:[広島]鈴木誠21号、菊池涼12号、坂倉9号
先発の高橋昂は、初回に1死1,3塁のピンチを招くも、村上を一ゴロに打ち取り、内野安打で2死満塁とピンチが拡大しましたが、坂口を右飛に打ち取って無失点で切り抜けました。
3回にも2死3塁のピンチを招きましたが、サンタナを左飛に打ち取ってピンチを脱すると、4回から6回までは無安打に抑えて、6回まで投げて5安打無失点の好投でした。
打線は、初回1死1塁から西川が併殺に倒れましたが、2回に鈴木誠が本塁打を放って先制すると、5回は菊池涼も本塁打を放ち、6回には2死2塁から坂倉が2点本塁打を放って追加点を挙げました。
7回からは塹江がマウンドに上がり、四球と安打で無死1,2塁とされ、2死1,3塁からオスナに適時打を浴びて1点を失ったところで、島内に代わるも四球を与えて満塁とピンチを拡大させてしまいましたが、代わったバードが村上を一ゴロに打ち取って追加点を与えませんでした。
8回は森浦が登板して、2安打と四球で1死満塁のピンチを招き、代打青木に適時打を浴びて1点を失ったところでマウンドをケムナに譲ると塩見を三振、オスナを遊直に抑えて1失点で凌ぎました。
9回に2死2,3塁の追加点機を作るも、田中広が三振に倒れて追加点を奪えませんでしたが、9回は栗林がマウンドに上がり連続四球を与えるも、サンタナを併殺、坂口を投ゴロに打ち取って無失点で抑えて逃げ切りに成功しました。
高橋昂は、初回に2塁打と内野安打で1死1,3塁とされ、打席に村上を迎えるこの試合最大のピンチを迎えましたが、村上を一ゴロに打ち取るなど踏ん張って無失点で凌ぐと、2回無死1塁では2者連続犠打失敗にも助けられ、3回1死2塁も村上とサンタナの主軸を凡打に抑えました。4回以降は安定した投球でヤクルト打線を無安打に封じる素晴らしい投球でした。
高橋昂の粘投に応えて打線は3本塁打で4点を援護して終盤に入ると、7回からは継投に入りましたが、2イニングで5投手をつぎ込みながら2点を失う苦しい展開となりました。
現状の中継ぎ陣は、安心して7回と8回を任せられる投手がおらず、日替わりで起用する形になっていますが、今日は7回に塹江が、8回は森浦がそれぞれ捕まって失点してしまいました。
6回を投げ終えた時点で高橋昂の球数は96球でしたが、4回以降は切れの良い球を制球良く投げていたので、中継ぎ陣の不安定さを考えれば7回の攻撃で代打を送らずにもう1イニング続投させる選択肢もあったと思います。
佐々岡監督は、久々の先発となった投手が好投した時は、100球に到達する前に降板させることが多いと思います。たぶん好投のまま投げ終えさせたいと考えていると思いますが、中継ぎ陣に不安定な状態であることを思えば、状態が良いなら100球以上投げさせても良いと思いますね。もし高橋昂が続投していれば、もう少し楽に勝てていたかもしれないですね。