中日 000 010 201 4
広島 010 000 000 1
勝利投手:松葉3勝3敗
敗戦投手:玉村2勝6敗
セーブ:R.マルティネス2敗16S
本塁打:[中日]福田5号、木下8号
[広島]鈴木誠25号
打線は、初回1死1塁で西川が併殺に倒れてしまいましたが、2回に先頭の鈴木誠が5試合連続となる本塁打を放って先制点を挙げました。しかし、続く3回無死1,2塁では野間が併殺、小園が右飛に倒れてチャンスを潰してしまいました。
先発の玉村は、初回に安打と四球で走者を出すも、ともに坂倉が二盗を刺して助けられると、2回から4回までは中日打線を無安打に封じました。しかし、5回に2死1塁から木下に適時2塁打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。
続く6回は2本の内野安打と犠打で1死2,3塁とされると敬遠で満塁策をとり、高橋周を右飛、堂上を中飛にそれぞれ打ち取って無失点で凌ぎましたが、7回に1死1塁から代打福田に2点本塁打を浴びて勝ち越しを許してしまい、7回を投げて8安打3四球3失点でした。
8回はケムナが無安打無失点に抑えるも、9回に登板した森浦が2死後に木下に本塁打を浴びて痛恨の追加点を奪われました。
同点に追いつかれた直後の5回は、1死1,2塁で玉村が犠打を空振りして2走菊池涼が飛び出してアウトになってチャンスを潰してしまうと、勝ち越された後の8回に1死1,2塁のチャンスを作りながら、野間が併殺に倒れてしまいました。9回も無安打に抑えられて中日に逆転負けを喫して、連勝が3で止まり5位転落となりました。
昨日は9回に4点差をひっくり返してのサヨナラ勝ちし、今日は2回に鈴木誠が5試合連続本塁打を放って打線が勢い付くかと思われましたが、3回以降は拙攻の連続で追加点を奪えず、試合の流れを手放してしまいました。
3回は林と玉村の連打で作った無死1,2塁の追加点機で野間がまさかの二ゴロ併殺に倒れたところから攻撃のリズムを崩すと、同点に追いつかれた直後の5回には1死1,2塁で玉村が犠打を空振りするミスで完全に流れを手放してしまいました。
玉村は4回まではテンポの良い投球でしたが、5回に1点を失って同点に追いつかれてしまうと、5回裏には試合展開を左右するバントミスを犯してしまいました。4試合勝ち星から遠ざかっており、5回は勝ちを意識し過ぎたのかもしれません。援護が最少得点の1点では意識し過ぎてしまうのは仕方ないので、打線がもっと援護してほしいところでしたが、3回の拙攻で4番鈴木誠の作った良い流れを止めてしまったのは痛かったです。
明日は九里が先発するのでこの悪い流れを払拭する快投を見せて、打線に勢いを与えてほしいですね。
セ・リーグは、7・8月度「大樹生命月間MVP賞」を発表し、鈴木誠が初受賞しました。鈴木誠は、2カ月で27試合に出場して、打率.333、9本塁打、27打点と打撃3部門全てでリーグトップの成績を残し、東京五輪では侍ジャパンの4番として全試合に出場して金メダル獲得に貢献したことも評価されたのかもしれません。
後半戦再開後は打撃状態が思わしくなく、あまり好成績を残している印象がなく、本人も「あんまり意識していなくて気づいたら取れたという感覚」とコメントいているように、受賞は意外な感じがしましたが、数字を見れば4番として素晴らしい成績を残していたと改めて実感しました。そして何より初受賞ということにはもっと驚きました。
9月に入って更に打撃状態が良くなっており、現在5試合連続本塁打と絶好調なので、この状態を維持してチームを勝利に導くとともに9月も受賞してほしいですね。