家具の学校

『家具の学校』から始まったモノづくり
現在は、ダニエル元町本店にてワークショップ体験をご案内

中級特派員10月2日

2010年10月06日 | Weblog
中級特派員便り

2010年10月2日@伊勢原 曇りのち晴 伊勢原では伊勢原観光道灌まつり

前回に続いてスツールの塗装。
いよいよ本体の塗装、サンディングシーラー(ウレタン)のスプレー塗布。要領は基本的にミッシェルチェアと同じです。液ダレに気をつけて若干薄目と思われるくらいがちょうど良い気がします。液ダレの処置は大変ですから。
液ダレが出来た場合は、十分乾いてから垂れた部分を薄のみで綺麗に取り除き、表面をサンドペーパーで仕上げます。液ダレ部分の手直しで薄のみが着色層まで深く入り、色落ちした場合はタッチアップで補修。
ヒント1:スプレー塗布で液ダレした場合、上記の如く薄のみで削ぎ取ったりサンドペーパーで薄く削って処理しますが、以下、処理作業のヒント
1)塗装中、液ダレしてもすぐには触れず、よく乾いてから処理します。濡れている内に布などで拭き取りたくなるのが人情ですが、それはやらない・・・我慢!
2)液ダレの方向を見て、起点となる部分のほうが厚いことを意識して多めに削ぐ
3)削ぎすぎて着色部分まで落としてしまった場合は、タッチアップ処理
液ダレの処理や傷を治したら、全体を軽くサンド掛け(#360)。

引き出しは、軽くサンド掛けの後サンディングシーラー(ウレタン)のスプレー塗布。本体と同様。
オプションのスツール天板も本体同様、着色して乾燥後サンディングシーラー(ウレタン)のスプレー塗布。裏面を先に塗装。乾燥後(約30分)表面を塗布。表は乾燥後軽くサンド掛けしてさらにもう一層塗布します。一層目は軽く、二層目は少々厚めに。
サンド掛けの後は、塗装前に必ずエアーで掃除します。

ヒント2:ウレタンサンディングシーラーは塗布後の塗装は3日以内に。長く間を置くと、サンド掛けの表面がだれてきて以降の塗装が乗りにくくなるため。

カラークリアを選択。工程表に塗装して今日の作業は終了。お疲れ様でした。

堀江 記


写真1  我らが有福講師
 
写真2 液ダレ処理の見本です

写真3 3代続いたお針箱の補修、塗装。見違えるようにきれいに復活。スプレー塗装に腰が入っています(中級ですから)

写真4 スツール天板、一層塗装後


コメント
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