釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

10月20日 秋の夕焼け

2015年10月20日 | 日記


昔から、「秋の夕焼け、鎌を研げ」「夏の夕焼け、船繋げ」と言われている。

秋は、明日も良い天気になることを言っている。

夏は、天気が悪くなり、海も時化てくる事を言っている。

今日の夕焼けは、まさに明日の好天を明示しているのだろう。

「幾ら天気が良くてもな…」

これが、今の心境。

多分、船を所有している釣り人は、今週末の天気が気になっている筈。

私もその一人だが、台風24号の動きの遅さと、進行方向が気になる。

港に行って、波やウネリの様子を見ているときに、電話が来た。

私の友人からだった。

お客様からも電話が来たのだが、風の音が電話を通じて聞こえているのか

「今日は船を出しているの?」

「何処に出ているの?」

と、同じ質問が帰ってくる。

「船は出していないよ。赤灯台にいるから風が吹いているの」

港の中も、北東の風で小さい風波が立っている。



「週末は、出られそうかな」

「台風次第だね」

「熊本から来てくれるお客様もいるのだけれど、出したいね」

「そうだね。時化る前は調子良かったもんね」

「そうなのよ。出たいね」

こんな話をしていると、沖波止に大きな波飛沫が上がる。

「やっぱり、無理だね」

「そうか、また電話するよ」

その後、梅ヶ浜に行ってみた。





この写真は、朝方。





この写真は夕方。

夕凪の時間も、台風の影響では凪には成らない。

当たり前のこと。

暫くは、毎日海を眺めているかな。

10月19日 潮を釣る

2015年10月19日 | 日記
釣りの世界には「潮を釣る」と言う、言葉がある。

潮が北に動くとき「上り潮」、南に動くとき「下り潮」と呼んでいる。

ポイントによって、最適の潮がある。

磯釣りの場合は、磯の形状でどの潮がよいのか、決まるケースが多い。

船釣りの場合、これまでの実績の中では、やはりポイントによって潮の良し悪しがある。

これに潮目が加われば、また違った釣果になってきたりする。

潮目については、又、別の機会に掲載したい。

船釣りでは沈み瀬や、魚礁と言ったポイントで、釣りをする。

この場合、その瀬や魚礁の形で、潮との関係が出てくる。

南北に長い瀬の場合、横流れの上り潮、または下り潮の場合は長い間、瀬の上を流していける。

しかし、潮が東からの突っ込みだったり、西からの払い出しだったりすると、僅かな時間しか瀬の上にいられない。

潮の流れによって、ベイトの位置も変化してくる事を考えて置かないといけない。

2枚潮の場合は、もっと釣り辛い状況も発生する。

これまでの釣りをしてきた中で、最も釣果があったのは、沖に払い出す上り潮。

ポイントによっては、突っ込みの下り潮が良かったり、横流れの下り潮が良かったり、または横流れの上り潮が良かったりしたことも多々ある。

魚探に映る、瀬や魚礁の形で、その時点の潮をいかに釣るか。

潮の速さも、多いに影響してくる。

磯釣りよりも船釣りの方が、潮を読む確かな目が必要かも知れない。

今の私の、大きな課題でもある。

潮について書き出したら、色々と書きたいことはある。

折に触れ、少しずつ書いていきたい。

今日の海の状況は、台風の影響がかなり来ているみたいだ。







いつもの様に、梅ヶ浜は大きな波が打ち寄せていて、沖の方では大きなウネリに白波が立っている。

必ず見に行く猪崎鼻の岩場にも、大きなウネリが押し寄せている。



船仲間や先輩方も、今は静かにされている様だ。

赤灯台には、イカ釣りやサゴシ釣りの釣り人が、沢山来ている。



空は、雲一つ無い秋の青空。

空だけ見ていると、本当に気持ちいい季節なのだが…。

10月18日 我慢かな

2015年10月18日 | 日記
今、鯛ラバと同時に、ジギングも面白く感じている。

むしろ現時点では、ジギングに1日の大半を費やしている、と言っても良いくらいだ。

最初は、テレビなどの真似事で、スローピッチをやってみたが、イトヨリ鯛やタチウオが釣れたくらいだった。

分からなかった。

今でも、分からないことだらけなのだが…。

ジグをしゃくっていて、どの状態で魚が食いついてくるのか。

ジグが海中で、どう動いているのか。

さっぱり、わからなかった。

それに伴って、船をどう流せばいいのか、常に悩んでいる。

ある人が言った一言が私には、何かが見えた気がした。

「魚にジグを食わせるタイミングを与えてやることが大事ですよ」

「食わせる間」ってものの大切さを、教えて貰った。

「食わせる間」を作るために、ジギングをやりながらリズムを取り、我慢かなと思う様になった。

ワンピッチジャークをやってみて、それが、どれだけきついかも改めて分かった。

お客様で、ジギングの上手な方の、竿の扱い方をつぶさに見続けた日がある。

私には到底及ばない、リズムが素晴らしいと思った。

リズムとリズムの間に、上手く表現できないが「間」を感じられた。

そう思ってみていたとき、鰤がヒットした。

ラインがどの様に落とし込めたらアタリが出るのか、それを考えられる様になってきた。

そうなれば、船をどの様に動かして、流していけば良いのか考えられる。

上手くいかない時も多々あるのだが、船のシステムを使って動かせる。

私なりの考えだが「間」とは、心の余裕、遊び心かなと思い始めている。

間違っているかも知れないが、あくまで現時点での私なりの考えだ。

この時化が収まったら、直ぐに、今思っていることを試してみたい。







沖合全てに白波が立ち、ウネリが高くなっている状況は、変わらない。

大島の内場に、大きな白波が打ち上がっている事から、北東の風の強さも分かる。

実際、赤灯台にいると、風に後ろから押される感じがする。

船着け場に行くと、風は殆ど感じない事がある。

早く、船が出せないかな…と、つい思ってしまう。

電柱の先に止まっている、鳶の鳴き声が秋の青空に響いていた。


10月17日 快晴だけど

2015年10月17日 | 日記
油津の堀川に掛かる、石造りの乙姫橋。

其処に吾平津神社がある。

通称乙姫神社、私たちの子供の頃からの遊び場であり、海の守り神でもある。

赤い鳥居の袂には、吾平津姫の像が建っている。



私は乙姫様と、言っている。

正月の初詣には、家族で毎年参拝に来ている。

私が物心着いた頃から、参拝に来ている神社だ。

久し振りに、ここまで歩いてきたが、どこか懐かしい感じがした。

海の安全をお願いして、船着け場まで歩いて返る。

チョットした散歩コースだ。

今日の沖合も、北東の風が強く吹いており、相変わらず白波が立っている。



沖合の色は、昨日と同様に良い色をしており、いかにも釣れそうな気がする。

船着け場に集まっていた船仲間のOさんも、Kさんも週末に海が時化て船が出せないことを残念がっている。

「来週末まではこの天気は変わらんやろうね」

波と風で沖には出られないが、大島内場に船を出した仲間がいるので電話してみた。

「波と風は強い?」

「風が強くて、船が振られて大変」

「他の船はいるの」

「周りには船はいない。水島方向にもいないね」

頑張ってね、と言ったものの釣りになるのかな。

帰りの向かい風は、チョットきついだろうな。

猪崎鼻の岩場には、大きなウネリが打ち寄せ、岩に砕けた飛沫が上がっている。



昼過ぎには、帰ってくるかも知れないな。

明日アタリからは、台風の影響も出て波も3メートルと言っている。

今日も、明日も予約のお客様には、日にちの変更をお願いした。

台風24号が、徐々に沖縄方面へと、向きを変えつつある。

勢力は今のところ気にならないが、フィリピンから海に出たときに、勢力を強めなければ良いのだが。

ススキの穂が出る今頃は、釣りの好機でもある。

ジグなどの、無くした物を補充しておこう。

10月16日 高気圧の谷間

2015年10月16日 | 日記
夜7時のNHKの天気予報を見ていると、日本海側に高気圧が2つある。

この間に気圧の谷があり、其処に北東の風が吹き込んでいるとの説明だった。

この高気圧が太平洋側に降りてくれば、風は止まると思っているのだが、気象予報士ではないので詳しくは分からない。

釣りに行きたいけど、行けないジレンマ。

今朝も、湾岸道路に行ってみた。







やはり、北東の風が強く吹いている。

沖合は白波が立っている。

船を出していたら、凄く揺れて波飛沫も頭から被っていることだろう。

でも、沖合の水色は良い。

青味があって、上り潮と思われる潮が入っている。

時化る前は、沖から下り潮が入り、やや濁った色になっていた。

潮が濁った状態だと、ベイトの動きも悪くなり、なかなか良い感じのベイトの影を、見つけられない。

底潮の動きは、船を出してみないと分からないが、海面の色から想像すると上潮と同じ方向に流れている気がする。

あくまで、海面を見ての想像だ。

潮目らしい物が見えれば、もっと動きが分かるのだが…。

朝は、朝日が海に反射して、キラキラ光って綺麗だ。

猪崎鼻前の離れ波止のテトラには、ウネリが寄せているのが分かる。

夕方、再度同じ写真を撮ってみた。







夕凪と言うだけあって、白波は立っていないが、ウネリが残っている。

夜明けと同時に、北東の風が吹いてくるのだろう。

これじゃ、沖には出られない。

明日のお客様に連絡して、日延べしてもらった。

穏やかな海で、楽しい釣りをして貰いたい。

早く台風、消えてしまえ。

気圧の谷も、消えて無くなれ。

今の心境です。

夜テレビを見ていると、熊本の友から電話が来た。

「海が時化て船が出せないね」

「今日は、畑いじりをしていた。タマネギ200本植えた。仕事を農業にしようかな」

「出来るか。釣りしか見えていない男に」

と、電話の向こうで大笑いしている。

全く、正解である。

明日も、海を見に行こう。

私の気分が、少しは晴れたかな。