5時、起きて早々にひと風呂浴び、その後、ナビに今日の日程を登録する。とはいっても、我が家の旅の二日目は、道の駅や直売所など、当地でしか味わえない物品を仕入れることに注力する。そう、お買い物がメインの行程となるのだよ。
リプレースしたばかりのナビなので、少々手間取る。ほぼ登録したところで、ホテル周辺の散策を試みる。
ほとんど当てもなく、まず石和温泉駅へと向かう。ホテルの前の県道302号線を右へ辿り、5分ほどで駅が正面に見えてくる。
この地は何度となく訪れているのだが、駅を目の当たりにしたのは初めてだ。
駅を正面に見て左折する。おっ、マンホールかと思ったら、何か文字が書いてある。「スコレー都市」って何だ?
「スコレーとは、古代ギリシャ語に起源を持ち、市民が自主的に市政に参加し学芸を楽しむという意味です。」--笛吹市のHPにはこのような説明がなされていた。ちなみに、スクールの語源は、このスコレーらしい。
スコレー都市とは、住民の自由で主体的な営みを可能な限り支援、補償する都市ということらしい。あえて言うか? そうでない自治体が多いってことだね。
このまま直進すると平等川とやらに突き当たるという。河畔であれば、何か野の草に出会えるかもしれない。
📸2023年9月28日:アレチウリ(ウリ科のツル植物)
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年9月28日:特定外来生物、嫌われモノだ。
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📸2023年9月28日:最近、至る所で目にするノアサガオ。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年9月27日:関東以西で猛威を振るうマメアサガオ。
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なんと、野に咲く朝顔たちのオンパレードだ。
確かに、狭山でも、至る所でこの朝顔たちにお目にかかる。一つひとつは可憐であるが、大挙して待ち伏せされているとちょっと引く。それほどに猛威を振るう朝顔たちなのだが、その愛らしさにほだされてついつい心を許して種を摘んでくるとえらい目に合う。ほどほどにした方がいいだろう。
📸2023年9月28日:大仏
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)📸2023年9月28日:扁額
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ホテルを9時半に出て道の駅などに立ち寄った後、甲斐善光寺を訪れる(だいぶ端折る。旅行記は苦手だ。肝心なところは撮り忘れるし、そもそも写真を撮る方に注力できないのだ)。
信濃ではない、甲斐の国の善光寺である。
山梨に来ると、必ずといっていいほど立ち寄って頭を垂れる。ひょっとすると、信濃の善光寺よりも参拝した回数は多いかもしれない。
荼枳尼天(当祠の幟を見ると「荼枳尼真天」とある)、デジタル大辞泉によると、
「《〈梵〉Ḍākinīの音写》仏教の鬼神で、密教では、胎蔵界曼陀羅まんだら外院にあって、大黒天に所属する夜叉(やしゃ)神。自在の通力をもって6か月前に人の死を知り、その心臓を食うといわれる。日本では狐の精とされ、稲荷いなり信仰と混同されている。」
との解説がなされている。
いつもは本殿にお参りし、そのまま踵を返して当地を後にしていたが、えも言われぬ力に導かれてか、今回初めて参拝の機会を得た。
参拝のご利益はあったかって、ご覧の通り、目に鮮やかなガマズミの実を見ることができた。これが、ご利益でなくて何であろう。
この後、すぐ近くの蕎麦屋で食事をしたり、山梨県下一円の地場産業品を一堂に集め、展示販売する「かいてらす(山梨県地場産業センター)」などを見て回り、あまり遅くならないうちに帰途に就いた次第。