たった一粒だが、シモバシラが開花した。
「花は9-10月頃に咲く。茎の先端側半分くらいの葉腋から総状花序を出す。」(by Wikipedia)とある。
猫の額のシモバシラは、栄養が足りないのであろうか。葉腋に、たった一粒ずつしかつぼみが付いていないのである。
なかには、ご覧の通り、総状花序もあるにはあるのだが、まだ株が若いからなのであろうか? しかし、坪庭の北側に根付いてから4~5年になろう。
栄養なのか、地味が合わないのか、まだ株が若いのか、思いっきり咲くことができないでいるシモバシラの憂鬱が見て取れる。
春先に大和の国からたくさんの山野草の鉢植えが届けられた。あるものは咲き、あるものは咲くことなく潰えたかと思われた。
かくてはならじとばかりに、地上部が消えそうな鉢植えを二つばかり坪庭に地植えとしてみた。
クサヤツデは以前ご覧に入れたが、もう一つ、サラシナショウマもひょっこりと頭をもたげていた。こんな状態で秋をやり過ごし、地上部が枯れて冬を越し、春ともなれば再度葉を茂らせてくれることだろう。