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SaltyDog

               by kaji

『田舎暮らし始めました』という本

2019-11-16 | 本の話題
東京メトロ東西線、門前仲町からJR線直通、三鷹行きに乗車。
西荻窪まで向かう電車の中、普段はヘッドフォンで音楽を聴いているが、
今日は読書空間であった。
片道40分程度はかかるが、物語の中に引き込まれ、ふと気がつくと
吉祥寺。 あっ!乗り過ごした! 実に危険な本である。

著者は、友人? 知人? 呑み仲間?
すごく深くはないかもしれないけれど、それなりに長きにわたりご縁を
いただいている御仁。 この本の舞台と思われる奥多摩のご自宅?にも
何度か伺わせていただいたことがある。 本を出されたということを
Facebookで知り、早速手にして読み始めた。

風景や建物、登場人物など、心当たりのある情景も多く、
読み進めるにつれ、活字が映像となって置き換えられていく。

本でも、映画でもそうだが、一つの作品の中に、いくつかのメッセージが
あって、受け手(読み手)の環境や心理的状況によってその伝わり方は異なる。
私の場合だが、今回読み進めるにつれ、反省させられる点が多々あった。
自信とか、勇気とかが欠如していて・・・・、う~ん、詳細を書こうかとも思ったが、
重く、そして暗くなりそうなのでやめよう。

過去を取り戻せない以上、前を向くしかない。
良かったことも、そうでなかったことも、その全てを受け入れる。
私には時間がない。確かに時間はないけれども、横も見て、後ろも振り返りながら、
ゆるゆると前に進もう。 そんなふうに思わせてくれた。

さらに、勉強になるなぁ~。 勉強になったことを、実践に活かすことができるか
と言われると、それはまた別の話だが、多少店舗内装とかに携わったことのある私にも、
へぇ~~、そうなんだぁ~ と思わされることが多々あった。

おや?! あ、そうだ、この本、映画化されないかなぁ~
ねっ! ナカヤマさん!


空飛ぶタイヤ

2015-09-08 | 本の話題
ずいぶんと前から持っていたものの、読んでいなかった。
あるとき、ふとしたきっかけから読み始めるが、数ページ読んだ
ところで、なんとなく、その内容の重さに、読むことを断念していた。

しかし、先日、「やっぱりもうちょっと読んでみよう」と 読み進めると
たまらなく面白くなった。 通勤電車の中だけではたまらず、夜中に
目が覚めて読みふけることもあった。

クライマックスへの持って行き方が、若干強引に感じないでもなかったが、
面白く読ませていただいた。

この流れで、次なる作品へと。

読了

2011-08-28 | 本の話題
先の松本清張賞を受賞した「白樫の樹の下で」を読み終えた。
感想としては「最初ちょろちょろ、中ぱっぱ」と言った印象。
あるところから急激に引き込まれる感じがある。

全体的には面白いと思うが、ストーリーの展開として、必要
ないのではと思う部分や、なぜあの人を殺すのかといった
読者としてのわがままを言いたくなる部分もある。

結末もなんとなくサラリーマン社会を思わせ、もうひとひねり
必要な気がしなくもない。

最後まで同賞の受賞を争った「デフ・ヴォイス」、決してひけを
取らぬと思う次第。

さて、次へ。 次は「火天の城」

デフ・ヴォイス

2011-07-21 | 本の話題
書店に自分が書いた本が並ぶって、やはり気分いいだろうなぁ~と思う。
身近に何人かそういう人は居るが「小説」としては初めてではないだろうか。

高円寺にあるBARで知り合って、もう10年以上になるだろうか。
お客さんの少ない店ではあるが、その中にあっては、なかなか男前な御仁
である。

ここまでの道のりが、容易でなかったことは想像するに難くない。
この先だって保証されたものは何もないだろう。 ただ、我々の夢と希望を
背負い、いずれは名だたる小説家となられることを願って、微力ではあるが
大きな声援を送り届けたい。

明日からしばらくは、通勤電車の中で、ブックカバーなどかけずに、できる限り
表紙が周囲に見えるようにかかげ、じっくりと楽しませていただくとしよう。

奇跡のリンゴ

2009-11-12 | 本の話題
やはり、この話題に触れずにはいられない。
ずいぶん前にNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」にて
取り上げられていたのだが、どういうわけか、その時の番組を見逃して
いる。 本が出ていることを教えてもらって、読んでみた。

感動的な本である以上に、頭の下がる本である。

その「奇跡のリンゴ」を 食べてみたいと思う反面、今の私には
とても食べる資格はないな とも思う。

是非おすすめしたい 一冊。

本の話題

2009-11-12 | 本の話題
カテゴリーに「本の話題」を追加した。 これまで設けていなかったのが
不思議ではある。 これから読む本はもちろん、過去に読んだ本にもふれ
てみたい。「映画の話題」のように「My評価」をつけるかどうか迷ったが、
おもしろくない本はきっと読まないだろうし、★での5段階評価が難しそう
だったので、あえて付けるのを控えた。 また、あまり内容に触れるつもり
もない。 私が読んでみて、良かった本(面白い・感動的)を紹介するに
とどめたい。

しかし、ちょっとカテゴリーが多すぎる感は否めない。