SaltyDog

               by kaji

熊本城

2016-04-22 | 城めぐりの旅
あの日、私に何がそうさせたのか。
独り身で、身軽だったと言えばそういうことである。

およそ、募金だとか、ボランティアなんてことには無縁で、
むしろ遠ざけていた。
それは、金だけ出せば良い とか、あなたのために私が
何かしてあげましょう と言った考え方がイヤだったから。

本来、ボランティアっていうのは、私のためにあなたの何か
をさせてください。という意識から行動すべきものだと思う。
お金だって、ただ募金箱に入れるのではなくて、いつ、
どのように活用されるのか、それをわかった上で行いたい。

作業着と、ヘルメット、長靴など、とりあえずなくてはなら
ない物を取りそろえ、仙台行きの深夜バスに乗った。

あれから5年か。 熊本のことが心配である。 被災された
方々には大変申し訳ないのだが、熊本城が心配なのだ。
私のために、熊本城の復旧になにかしら手助けをさせてもらいたい。

このような事態になろうとは、清正公も予想だにしていなかった
であろう。かなうことなら、あの世から舞い戻り、修復の采配を
とっていただきたいものだ。

とりあえず、揺れよしずまれ。

犬山攻め

2014-05-08 | 城めぐりの旅
天気を心配していたが、どうやら晴れそうだ。
今週末の旅は、3度目となる犬山城(愛知県)を目指す。
日本100名城を制覇した今、旅のテーマは「寺・岬・温泉」
であるが、現存する12の城の写真を、今一度丁寧に
撮影してまわりたい。 そのように思っている。

そのなかでも、まずは国宝に指定された4城を優先させる。
松本と彦根は既に撮り終え、概ね満足できた。 残りは
犬山と姫路であるが、姫路は修復工事の影響がまだ残って
いるため、10月頃に計画。 そこで梅雨入りする前に
犬山を攻めておきたい考え。

最初に犬山を訪れた時はまだ、100名城を巡るという意志を
固めていなかった頃。 2度目は犬山のお祭りと重なり、
城の写真は少ない。 なので、カメラをちゃんと構えての
犬山は初めてと言って良い。

好きな城の中でも上位に位置する犬山城。
どのような表情を見せてくれるか、楽しみである。

天下統一

2012-04-22 | 城めぐりの旅
twitterとfacebookでは既に「天下統一」宣言を行ったが、
やはり私のブログでもこれについて記述しないわけにはいかない。

2009年8月に端を発し2年8ヶ月をかけて日本100名城を制覇。

記録によれば、夜行高速バスに60回以上乗り、青春18切符や
その他のフリー切符なども駆使し、城攻めに要する費用を極力
押さえての旅であった。 総費用 988,213円 その内訳は

交通費:672,418円
観光費: 45,960円
宿泊費: 38,440円
飲食費:211,198円
その他: 20,197円

宿泊費、間違ってるのではないか? と思われるかもしれないが、
間違いではない。概ねゼロ泊3日の旅。たまに1泊4日となった
時のビジネスホテルやカプセルホテル代である。ただし、終盤の
北海道攻めと九州攻めは航空代金と宿泊代金がセットになって
おり、その分は交通費に含めている。

飲食費は、道中や、現地での飲み食いの金額。 1円単位まで
記録に残しているところがA型らしくて良い。

1城およそ1万円という計算。 城攻めと称したこの旅も、
ようやく、ひとつの区切りを迎えた。

長崎・島原の旅(11/11:おわり)

2012-04-21 | 城めぐりの旅
長崎駅前を18時40分発の空港行きバスに乗車する予定であったが、
まだ少し時間がある。 皿うどんでも食べようかなと思い、駅ビル内の
中華料理屋さんに。


<皿うどん>

味はまぁまぁだったが、ネギが多めに入っていた。プチショック。

まだ少し時間があるので、すぐ近くの「日本二十六聖人殉教地」へ
訪れてみた。


<日本二十六聖人殉教地>

思えば、長崎は、悲しい歴史の街である。

さて、今回の旅もそろそろ終わりだ。 長崎空港に到着。 搭乗時間まで、
ベンチに座り、飲み残しのワインなどをいただく。


<空港でワイン>

ソラシドエア、機内サービスでは、コーヒーを注文(ビールは置いていない)
飲んでみて、あれ? 昨日朝に飲んだものと味が異なる。 薄い。
朝の便で飲んだものはローストややきついコーヒーだった。 そうか、
夜だから、豆を替えているのだろう。 CAさんに聞いてみた。
「あ・・・いいえ、豆は同じものを使用しておりますが、味違います
でしょうか?」と。 「いや、私の勘違いでしょう」と返答。 すると
「もしかすると、手で落とす場合と、コーヒーメーカーを使う場合とが
あるので、その違いかもしれません。お客様の味覚が繊細でいらっしゃる
のでしょう」と。 そんな誉められてもテレてしまうが、あの味の差は
繊細な味覚でなくても、明らかに異なることがわかると思う。

たぶん、朝は、乗客も少なかったので、コーヒーメーカーを使うと
余ってしまう可能性があるため、手で落としていたのだろう。そういえば
ワゴンサービスではなくて、CAさんが注文を聞きにきて、お盆で
配っていたことを思い出す。

おわり

長崎・島原の旅(10/11)

2012-04-21 | 城めぐりの旅
13時を過ぎていた。 お腹もすいたので出島のマリーナにて昼食。
昨晩の刺身が大ハズレだったので、リベンジとして、刺身定食を注文。

こちらは、美味であり、ご飯のおかわり無料。良いお店に出会えた。


<刺身定食>

お腹も満たされたところで、まずは「大浦天主堂」を目指す。外観
だけ写真撮って済ませようかと思ったが、せっかくなので中にも
入れていただくことに。(300円) ただし中は撮影禁止。


<大浦天主堂>

続いて「グラバー園」こちらは少々お高く600円。


<グラバー園>

グラバー園近くにある、面白い名前の「どんどん坂」へ。


<どんどん坂>

歩き疲れたので、どうしようかと迷ったが、40分歩いて「ヘイフリ坂」へ。


<ヘイフリ坂>

だんだん坂にも飽きてきた。 この後平和公園へ行くことにしていた
ので、長崎駅の方へ向かう。 このとき、「あ、そうだ、路面電車に乗ろう」
と思い立ち乗車。 長崎駅方面へ向かうと、このまま平和公園近くまで
行かれることが判明。 120円で平和公園へ到着。


<平和公園>

隣接する原爆の爆心地、原爆公園にも。


<爆心地の碑>

つづく

長崎・島原の旅(9/11)

2012-04-20 | 城めぐりの旅
軍艦島が現れた。 夢中でシャッターを切るが、揺れも大きくて
なかなか上手く撮れない。


<軍艦島:遠景>

島に近づくと、上陸できる時間が決まっているらしく、それまで
島の周囲をぐるっとまわりながら、いろんな説明をしてくれた。


<軍艦島:近景>

さらに、いちばん軍艦そっくりに見えるポイントへ連れて行って
くれた。


<軍艦島>

そして上陸。 見学できるポイントは決まっていて、それは厳格に
守らなくてはならない。 建物は古く、いつ倒壊してもおかしくない
ためとのこと。 なるほど、それも理解できる。


<軍艦島:上陸1>


<軍艦島:上陸2>

この光景を目の当たりにしたとき、昨年訪れた被災地、石巻の瓦礫が
一瞬、頭をかすめる。

充分撮影も済ませ、帰りのクルージング。 今度は他の乗客も
慣れたのか、外に出てきていた。

軍艦島ツアー、これはおすすめである。

つづく

長崎・島原の旅(7/11)

2012-04-19 | 城めぐりの旅
お寺の先にある「龍馬通り」を進み、「亀山社中」を目指す。

地図からはよくわからなかったが、かなりの石段が続く。しかも
まわりはお墓だらけ。


<龍馬通り>


<途中の道>

ようやく亀山社中の前に到着した。 早朝なので、誰もいないかと
思えば、後から2人ほど観光客がやってきた。おそらく龍馬ファン
であろう。


<亀山社中>

龍馬像のある「風頭公園」には、さらに500メートル石段を登る。
城攻めであれば、これくらいの石段はしょっちゅうなのだが、
まさか朝からこんなに石段を登ることになろうとはと、その覚悟が
できていなかった。

息を切らせながらも、ようやく風頭公園に到着、その奥に坂本龍馬殿
は立っておられた。


<坂本龍馬殿>

さて、そろそろ時間である。 8時にはホテルに戻ろうと思っていた。
若干遅れはしたものの、朝飯の缶ビールを携え帰還。

風呂に入り、缶ビールを飲みながら荷物を整理。 ゴミもまとめて
出発の準備をする。

つづく

長崎・島原の旅(6/11)

2012-04-19 | 城めぐりの旅
ホテル周辺を歩き回ると、結構な賑わいであった。 どこかの飲食店
に入っても良かったのだが、余計な出費もあったりしたため、ホテル
飲みとした。 スーパーでお刺身盛り合わせや、ビール、ワインなどを
買い込み、ホテルへ。 とりあえず風呂に入り、100城達成をマイセルフ
祝う。 ただこの刺身、最低(申し訳ないが2切れ食べて終了)


<ホテル飲み>

飲んでいるうちに、だんだんと寒くなってきた。 エアコンを見ると
エラーになって止まっている。 何度か繰り返したが状況が変わらず、
フロントに「エアコン故障してませんか?」と内線。 するとフロント
からは、「設定温度に達すると自動的に止まります」との回答。そんな
ことは承知している。 ただ、私の経験からしても、この状態は明らか
にエラーメッセージを表示している。 ホテル側は認めない。 しかた
ないので、エラーメッセージが出たら切り、また入れ直しを何度か
繰り返していたら、正常に動くようになった。 ほら、やっぱり不具合
があったじゃないか。

そんなことをやっているうちにいつの間にか寝てしまったようだ。
目が覚めると4時。 外はまだ真っ暗。 再び眠りに落ちて気がつくと
6時。 行動開始である。

とりあえず2時間外出することに。

まずは「眼鏡橋」へ。


<眼鏡橋>

そこからお寺の方へ歩くと、ひときわ大きなお寺が。


<興福寺>

つづく

長崎・島原の旅(4/11)

2012-04-18 | 城めぐりの旅
城の写真は撮り終えた。 さて、自らの100城達成記念写真を
撮るか否か迷ったが、甲冑も用意されていたことだし、撮って
みるかと、再び入り口を目指す。 武者姿の女性に、カブトを
かぶった写真の撮影をお願いすると、胴もつけましょうとの
すすめ。 やや恥ずかしかったが、甲冑を身にまとい、撮影。


<甲冑姿>

島原を離れ、島原外港まで出て、そこでレンタカーを借りる。
目指すは「原城」。100名城に含まれてはいない城だが、
天草四郎率いる一揆軍が最後に立てこもった場所とのこと。


<原城1>

この頃になると雨脚も強まり、傘が必要な状況。 上着で
カメラをかばいながら、原城周辺を撮影。


<原城2>

続いて、「瀬詰崎」という岬を目指す。 ただ、今回のカーナビ
は全くダメで、地図が古い上にアナウンスも少なく、なんとも
もどかしい。 瀬詰崎も出て来なかったので、なんとか自分で
設定しスタート。 徐々に道幅が狭くなり、ほとんど教習所の
クランクやS字カーブ状態。脱輪するとおしまいなので、慎重に
進む。 ようやく岬に到着。


<瀬詰崎>


<瀬詰崎灯台>

つづく

長崎・島原の旅(3/11)

2012-04-17 | 城めぐりの旅
島原鉄道は1両編成で地方には良くあるワンマン車両である。
乗客は少なかったが、斜め前方のオバサン2人が、まぁよく
しゃべるしゃべる。 自己防衛用の耳栓を持参しており、これで
なんとかガマンできるレベルに。

朝も早かったためか、若干居眠りなどもしていたようで、気が
つくと、あと少しで島原であった。 島原駅を降りると、雨が
降り始めていたが、まだ傘をさすほどではなかった。


<島原駅>

島原城は、駅からすぐのところにあるのだが、登城口までは
ぐるっと半周ほどまわる。 堀の写真などを撮りながら歩く。


<島原城1>


<島原城2>

いよいよ、100名城最後となる城攻め。 外観の写真を撮り、
いざ入口へ。 入口付近には 武者の格好をした男女が数名。
観光客と写真などを撮っている。

その時目に入ったのは「甲冑」。 「写真撮影にどうぞご自由に
お使いください」との表示が。 少し心が乱れる。 高円寺の
ヒマな店のマスターが、最後なんだから何かパフォーマンスをと
言っていたのを思い出す。 しかし、その場では勇気が出ずに、
「ま、帰りでもいいだろう」と自分に言い聞かせ、通り過ぎる。

入場料520円を支払い、100名城スタンプをGet。 思わず笑みが
こぼれる。

つづく