5月4日のドライヴの続きです。
角島大橋から、本土に戻り、東に行くか西に行くか?
フランス人の細君は、かねてから”金子みすず”記念館に行く夢があったみたいなので、一路、東に向け、長門市に向かいました。
仙崎港にある昔ながらの家屋を再建した”金子みすず記念館”に夕方辿り着きました。
正直、ぼくは、”金子みすず”さんなんて、知りませんでした。
昨年の秋に行った、”ゲゲゲの女房”の武良布枝さんの生家に似てるなってぐらいの印象でしかなく、軽い気持ちで訪れました。
家屋の2階にある”みすずの部屋”を熱心に撮影する観光客が多く!?なんで?と首をかしげてました。
常設展示場に入り、生い立ちからの紹介があり、
どこもこんな展開があるなって素通りしていると...
ふと、妻を振り返ると
涙が
ぼろぼろと
溢れているではないか?
”なんでだろう?”って?
なんで、涙が溢れるのだろうか?
わたしは、見たのです!
小さく刻印された詩を
『こだまでしょうか』
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。
えぇ
この詩って、彼女(金子みすず)の作品なんだ!?と...
でも、この場では、どこにも、なにも、なんにも、そんな宣伝をしてないのです?
この記念館の、”この姿勢”に感動しました。
こんな、こんな、小さな詩のコーナーに、ただ、佇んでいるだけなの、”詩”なんです。
まぁ、わたしが、単に、鈍感なだけで、この事実(金子みすずの詩)も知らないで呑気にゴールデンな男まる出しなところもありますが...
わたしも、勉強しました!
『大漁』の詩で、涙が出ることも、わかりました。
なかでも『愛それは行動です』(金子みすず作)の詩は、ジョン・レノンの『LOVE』に通じる世界だと思いました。
”愛 それは
言葉でなく 汗をながすこと
愛 それは
言葉でなく 捧げあうこと
すべての 喜びを ともに分け合い
悲しみ 苦しみを ともに歩むこと
愛 それは 言葉でなく 永遠につづくもの
愛 それは
言葉でなく 信じあうこと”
ジョン・レノンは、
”愛は 真実”と 唱える
さてさて、”愛”とは 一体
なんだろう?
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