○LPレコードプレイヤー
・ターンテーブル MICRO SX555FVW
組み上げ前のMICRO SX555FVW と アームSME 3010R(改造品)
*右上に見えるのが、愛用の300B・PP全段差動アンプ(真空管取り付け前)
マイクロ得意のベルトドライブ式。LPエアー吸着式&ターンテーブルエアーフロート式。この機能を持った製品では一番安価だったと思います。
*作者過去ログ発見しました。
http://audiofan.net/board/log/tree_150.htm#18193
・アーム SME 3010R
3009が原型でそれを日本限定で販売されてものと聞いた覚えがあります。Rはリファレンスの頭文字なのでしょうか・・・
この機種と組み合わせるため、YAMAHAのHA-2の回路を参考にして、フォノアンプを作りました。
自分にはそのようなスキルはありませんので、知人と言うか師匠に製作を依頼しました。
フォノアンプ本体は低ノイズ真空管WE420Aを使用した管球式。バランス回路となっています。
フォノアンプ本体 (外装は革張り)
ヘッドシェル部のサテライトアンプにミニチュア管を使うとのアイディアもありましたが、取り付けスペースの制限から、やむを得ず、FETと抵抗をディスクリートで組み込みました。
左がSAEC C-1 右がオルトフォン??
アーム内配線は全て交換しました。信号線とは別にサテライトアンプ供給用電源線も一緒に組み込みました。
アーム内は極細銀線に交換
サテライトアンプでMCカートリッジの電圧を電流変換された信号はアーム内を通ってアームの根本で増幅?された後、
アームの基部付近 サテライトアンプとセットになる部分
そこからバランスケーブルを通って、管球式フォノアンプに至ります。電源部は別個体となっています。
左が電源部(整流管) フォノアンプ本体は2台分
MCカートリッジを扱う場合、フォノケーブルの吟味も必要ですし、ケーブルの引き回しにも気をつかうものです。
このシステムは微少信号を扱わないので、外部誘導雑音には極めて強いのです。雑音はスクラッチノイズだけ?は言い過ぎか
作者渾身の作品です。.
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このLPプレイヤー+フォノアンプシステムは、体調を崩し、作者宅に長期入院中です。
これがなければ 浅川 マキ を聴くことができません。
*閑話休題
お手元のレコードの健康状態チェックをしていますか。
オーディオ休止期間が長かった。その間、湿気の多い、押し入れに押し込めていた。
たまにオーディオ熱がぶり返すことがあっても、CD関連だった。
手持ちのカートリッジの劣化は容赦なく進む。アナログ時代は遠のき、カートリッジの価格は高騰しつづける。
カートリッジ一つにに六桁のお金は出せません。次第にLP離れが進む。悪循環に陥る。
浅川 マキが亡くなった。そのとき、お宝のLPレコードを探し出したが、よく見るとソリがある。
保管が悪すぎた。たまにはジャケットから取り出して、労らなくてならなかった。
後の祭り。LPを平らなテーブルの上に置き、板を被せ、重しを載せて矯正を試みたが、気持ち程度は修正されたがはかばかしいものではない。
LP盤の内周と外周に圧力を熱と加えながら。圧力を加える矯正機があるようです。効果の程はどの程度か、レンタルで貸してくれるところはないかな~