超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

一部の大型恐竜はK-T境界を越えて生き延びた? USGSの研究者が論文発表

2009年05月03日 19時07分34秒 | Weblog
全ての大型恐竜は中生代と新生代の境目で起きたK-T境界(Cretaceous--Tertiary extinction event)で絶滅したものと考える向きがこれまでの学説では優勢となるが、この考え方は誤っており、一部の大型恐竜はK-T境界を越えて50万年近くも種として生き延びていたとする論文が発表、注目を集めている。

 論文発表したUSGSのジム・ファセット(Jim Fassett)博士は、ニューメキシコ州とコロラド州で恐竜の化石が発掘された地層の年代を改めて Palynomorphs(古花粉)抽出法を使って再調査を実施。その結果、これらの地層は古花粉抽出法による地質分類上は、曉新世に属する可能性が高いことが判ったとしている。

 恐竜が見つかった地層は鑑定の結果、曉新世のものと判った地層の上にあり、これらの地層から発見された恐竜は地質年代的には白亜紀のものではなく、新生代の曉新世のものである可能性が高いとしている。

 これまでの古生物学の常識では全ての大型恐竜は白亜紀末で絶滅した考えられていただけに、今回の研究発表の内容が正しいとすると学術的には極めてセンセーショナルなものとなる。

 恐竜の発掘時に古花粉抽出法を使って厳密に地層の年代測定を行うということは一般的とは言えず、これまで白亜紀のものとして分類されてきた恐竜の化石は実際には曉新世のものも含まれている可能性もでてきたこととなる。


生き残っている個体が居たとしても、なんら不思議ではないけれど…
それが大型恐竜となると、やはり確率は低いんではないだろうか?

ただし、こういった研究成果が出てくるのは、学術的には極めて大歓迎。
批判されていた論文が、実は正しかったってパターンは歴史的にも多いですし。
柔軟な発想、自由な発想も、時には大切ですね~。

米テキサスメモリーシステムズ、史上最大容量のSSD「RamSan-620」を発表

2009年05月03日 19時01分42秒 | Weblog
テキサスメモリーシステムズ(Texas Memory Systems)は、これまでに発表されたSSD(半導体ディスク)としては単体のドライブとしては過去最大の5TBの容量を持つ「RamSan-620」を発表した。

 「RamSan-620」はSLC NAND型フラッシュメモリを使ったRAMディスクドライブ。ハードディスクドライブの性能を示す指標となるIOPSは250,000、ランダムのリードライド性能は3GB/sにも及び、性能も世界最高速を唱っている。

 また、5TBに構成でも消費電力は325Wしか消費せず、同等の容量を持つ従来型製品に比べて消費電力は20分の1以下に抑えることが可能など、省エネルギー性も優れている。

 インターフェースは業界標準のSANを採用。2Uサイズのラックマウント型の筐体で容量は2~5TBが選択可能。

 販売価格は2TBの構成で88,000ドル(約880万円)、5TBの構成で220,000ドル(約2200万円)となる見通し。


もう、価格がむちゃくちゃや~!!
でもフラッシュメモリって書き込み回数が限られてるんじゃ~?
まぁSSDの寿命がどれくら持つのか、現状ではまったく不明ですが。
ある日突然アクセス不能とか…

気にするようなリスクはないって言うてる方もいますけど。
SSDとHDDを分けて使えば魅力的なのには間違いないのも事実。
でも私らみたいな一般人は、そのコストの高さからメリットは…

ESA、Vegaロケットの3段目エンジンの最終燃焼実験に成功

2009年05月03日 18時59分13秒 | Weblog
ESA(欧州宇宙機関)は4月30日、開発中の小型ロケット「Vega(ベガ)」に搭載予定の3段目個体ロケットエンジン「Zefiro 9A」の最終燃焼実験に成功したことを発表した。

 「Zefiro 9A」の最終燃焼実験は4月28日、イタリアにあるサルト・ディ・クィーラ試験場で実施。15時30分の点火と同時にエンジンが轟音をとどろかせながら約2分半に渡る規定の燃焼に成功した。

 「Zefiro 9A」が搭載予定のVegaロケットは全高30メートル、高度700キロの低軌道に1.5トンのペイロードを投入可能な小型固体ロケット。

 ESAは静止軌道上に7トンのペイロードを投入可能な民生用ロケットとしては世界最大の「Ariane 5(アリアン5)」を保有しているが、衛星の小型化の流れもあり、最近になり、小型ロケットを用いた打ち上げ需要が急拡大してきていることが、ベガロケット開発の背景。

 ESAでは既に1段目、2段目の各ロケットエンジンの燃焼実験は終了しており、今回、3段目のロケットエンジンの試験が終了したことを受けて、各部を連結した実試験に臨む。

 初打ち上げ試験は今のところ2010年頃となる見通し。


こういうロケット技術って、もうちょっと共通化すればいいのでは?
って思うけど、科学技術の融合利用って難しいことなんですよね。
各国・連合体の思惑や特許情報も含まれてるので。

けど、なんか無駄な気もしないでもない。

「あの時のステーキはうまかった…」脂っこい食品ほど記憶に残ることが判明

2009年05月03日 08時58分55秒 | Weblog
おいしい物は記憶に残ると思われがちかもしれませんが、「食」の記憶には味よりも脂っこさが重要な役割を担っているかもしれません。脂質を多く含む食事はそうでない食事よりも長期記憶に残りやすいことが研究により明らかになりました。

外食の際などに記憶をたよりに店や注文する品を選ぶと脂っこいメニューを選びがちになり、肥満につながるということなのでしょうか。


以下、詳細。

脂肪に富んだ食品は、その食品の摂取に関する長期記憶を形成する引き金となるそうです。

これは米国科学アカデミー紀要に掲載予定のカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)による食物脂肪と食欲制御に関する研究の最新の成果で、肥満や摂食障害などへの新たなアプローチにつながると期待されています。

UCIの神経科学者Daniele Piomelli教授は食物脂肪の記憶維持促進作用を調べるため、学習と記憶の分野において世界を代表する研究者James McGaugh教授(同大学)とタッグを組みました。

Piomelli教授のこれまでの研究では、オレイン酸が小腸の上部でOleoylethanolamide(OEA)と呼ばれる化合物に変形し、このOEAが空腹感を抑制する信号を脳へ送り、満腹感が増すというメカニズムが解明されました。体内のOEAレベルの増大は食欲不振や体重減少、血中コレステロール・中性脂肪値の低下につながります。

今回Piomelli教授とMcGaugh教授はOEAに記憶の固定(短期の表面的な記憶が長期の重要な記憶に変化するプロセス)作用もあることを発見しました。Piomelli教授によるとOEAは脳の中で感情的な経験の記憶をつかさどる扁桃体において記憶を増強する信号を活性化するそうです。

げっ歯類を用いた2つの実験でOEA投与による記憶力の向上が認められました。OEAにより活性化された細胞受容体をブロックすると、記憶維持作用は低下しました。

「OEAは記憶を固定する分子接着剤の一部です」とPiomelli 教授。「いつどこで脂肪分たっぷりの食べ物にありついたか記憶を強化することにより、OEAは初期の人類を含むほ乳類の進化の過程では重要な役割を果たしたかもしれません」

食物脂肪はビタミンの吸収を助け、重要な器官を保護するなど総合的な健康にとって重要です。現代人の食生活は脂質に富んでいますが、ヒトの祖先においてはそうではありませんでした。自然界において脂質に富んだ食品は非常にまれなのです。

「脂質に富んだ食事をした場所や状況を記憶することは、初期の人類には生きのびるために重要なメカニズムとして働いたでしょう。ほ乳類にこの能力が備えられているのは理にかなったことです」とPiomelli教授は語ります。

しかし今日においてはOEAによる記憶強化作用は昔ほど有益とは言えないかもしれないようです。OEAは食後の満腹感をもたらすのですが、同時に脂質に富んだ食品に対する長期的な欲求を形成し、肥満の一因と成り得ます。

Piomelli教授によると、現在OEAに似た働きをする薬剤で血中トリグリセリド(中性脂肪)の制御をはかる治験が行われているとのこと。この薬剤は記憶障害にも効果的なのではないかと期待されているそうです。

体形を気にする人にとってはやっかいな存在かもしれないこのOEAによる記憶の固定作用。健康にとっては脂質は控えたほうよいのかもしれませんが、初めてのデートや家族の記念日などには脂っこい食事をすると思い出に残ってよいかもしれません。


思わずステーキが食べたくなってきました。
まぁ明後日BBQするんですけどね…

「ヱヴァ新劇場版:破」作画監督・本田雄の名を騙った非常勤講師が辞職へ

2009年05月03日 08時55分44秒 | Weblog
月27日(土)に公開となるヱヴァンゲリヲン新劇場版:破で作画監督を務めている本田雄氏の名前を騙り、大学や専門学校で講義を行っていた非常勤講師がいたそうです。

本田氏の所属する株式会社カラーによると、これまでに大学などで講義をしたことがないにもかかわらず本田氏の講義を受けたという話が出てきたため調査した結果、女子美術大学と尚美学園大学で講義が行われたらしいことが判明。女子美術大学に要請して調査してもらったところ、非常勤講師が本田氏の名前を使っていたという事実が明らかになったそうです。この非常勤講師は本田氏らに謝罪を行い、講師を辞職したとのこと。

本田雄(ほんだ たけし)氏の名前を騙っていたのは女子美術大学で非常勤講師をしていた本田健(ほんだ たけし)氏。本田講師は2001年4月から2009年1月にかけて「本田雄というのは仕事上の名前である」「アニメ映画『千年女優』の制作の途中で今敏監督とトラブルがあって降板した」「現在活動している『本田雄』というのは自分の弟子で、名前を経歴を譲った」という発言を行っていたそうです。当初は大学の調査に対して「新世紀エヴァンゲリオン第2話の作画監督を務めた」などと述べていたそうですが、カラーからの事実を伝えたところ、話の内容が虚偽であることを認めて謝罪をしたとのこと。

カラーは「全てのスタッフのためにも、二度とこのようなことが起こらないことを強く望んでおり、そのためには本件の経緯を広く皆様にお知らせすることが必要であると考え」てこの発表を行ったそうです。女子美術大学では来年度以降、本田講師との非常勤講師契約を結ばないことを決め、教員の指導を徹底していくとのこと。なお、本田講師の授業や課題講評、学生指導については女子美術大学メディアアート学科研究室での検証の結果、問題なかったという判断になっています。

ちなみに、名前を使われた形になった本田雄氏は圧倒的な画力で知られているアニメーターで、現代美術家の村上隆氏が朝日新聞で絶賛する記事を掲載したことがあります。

1991年のOVA「バブルガムクライシス」制作時に岸田隆宏氏によって「師匠」というニックネームをつけられており、1990年に22歳の若さで「ふしぎの海のナディア」の作画監督を務め、1994年の「メタルファイター♥MIKU」で初キャラクターデザインを担当。2007年の「電脳コイル」では総作画監督、OP作画監督などを務めています。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序ではメカニック作画監督を、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破では作画監督を務めるほどのアニメーターですが、あまり顔を出す仕事ではないため、嘘であるということが気付かれにくかったのかもしれません。

程度悪すぎですわ。