超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

Intel、次期『Itanium』プロセッサ『Tukwila』の出荷を再び延期

2009年05月25日 20時38分40秒 | Weblog
半導体最大手の Intel は、次期『Itanium』プロセッサの『Tukwila』(開発コード名) のリリースを再び延期し、出荷予定を2010年第1四半期に設定し直した。同社は今回のリリース延期の理由について、バグが原因ではなく、「アプリケーションのスケーラビリティをさらに強化する機会」を得るためだとしている。

Intel によれば、Tukwila は現行 Itanium プロセッサ『Montvale』(開発コード名) に比べ、2倍のパフォーマンスを達成しつつあるが、今回の延期により、パフォーマンスを一層向上させる機会を得ることになるという。

Intel の広報担当 Patrick Ward 氏は、取材に対して次のように語った。「一連の妥当性確認試験が終盤に差しかかるにつれ、より優れたスケーラビリティを得る方法に気付いた。これ (スケーラビリティの向上) は、Itanium が対応するハイエンド RISC 向けの基幹業務用途の類にとって、非常に重要だ。われわれは、アプリケーションのスケーラビリティの強化を目指し、その機会を得た」

Tukwila の開発期間は数年に及んでいるが、開発遅れの原因は、同プロセッサが前世代に比べて大きく変わっているためかもしれない。今回で延期は2度目だ。当初 Tukwila は2008年の出荷予定だったが、DDR3 メモリに追加対応するため、2009年半ばに出荷予定を延期していた。

Tukwila は強力なプロセッサで、トランジスタの集積規模が20億個を超える初めての製品だ。これに比べ、『Core 2』や『Xeon』プロセッサの多くは、トランジスタ集積規模がかろうじて10億個に届く程度だ。Tukwila がここまで集積度を上げているのは、プロセッサ コアを4つと、合計で30MB のキャッシュを備えるためだ。また Tukwila は、先進的な仮想化機能のほか、信頼性を確保する『RAS』機能や高可用性機能も持つ。

今回のような出荷時期延期の事例は、かつて競合相手の AMD も行なっている。その時は、サーバー用プロセッサ『Barcelona』をより幅広い市場に対応させるため、何度も出荷を延期したのだが、これと同様に Tukwila の出荷延期も大した影響はないという。この点について、Intel の Ward 氏は次のように説明した。「ハイエンド市場は事情が異なり、長期間にわたって巨額の投資が行なわれている分野だ。われわれは、(今回の延期により) Itanium がより優れた将来的に高い競争力を持つ製品になると捉えている。ハイエンド市場は慌ただしい場ではない」

一方報道によれば、AMD はデスクトップ向けプロセッサの製造プロセスを縮小しようとしているという。台湾の IT 専門ニュースサイト DigiTimes は22日付の記事で、AMD が2009年第3四半期までに、今まで以上に多くのデスクトップ プロセッサを45nm 製造プロセスに移す計画だと報じた。

AMD が45nm 製造プロセスで生産しているデスクトップ向けプロセッサは、3コアおよび4コア プロセッサ『Phenom II』ファミリの最新世代などごく一部で、他のデスクトップ向けプロセッサは65nm 製造プロセスを使っている。45nm 製造プロセスへの移行は、AMD にとってウェハー1枚あたりのチップ数が増えること、すなわちコスト削減を意味する一方、消費者にとっては、プロセッサの低価格化とクロック速度の向上を意味する。

新型VWシロッコが発売、1.4TSI+7段DSGは392万円

2009年05月25日 18時20分17秒 | Weblog
 フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、コンパクト・スポーツ・クーペの新型シロッコを発売した。

 日本では約20年ぶりの復活となる新型シロッコは、ゴルフのプラットフォームをベースに開発。優れた走行性能と低燃費を両立した“スポーツ&エコ”というスポーツカーの新しい形を提案したモデルだ。

 ボディサイズは、全長4255mm、全幅1810mm、全高1420mmで、新型ゴルフと比較して、45mm長く、20mm幅広く、65mm背が低い。ホイールベースは2575mmでゴルフと同一となっている。

 エクステリアは、VWの新しいブランドフェイスである水平基調のフロントマスクやサイドの力強いキャラクターライン、大きく張り出したリアフェンダー、極端に絞り込んだルーフ、デュアルエグゾーストパイプなどにより、スポーツカーらしい躍動感のあるスタイリングを実現した。

 インテリアは、フラットボトム形状のレザー3スポークマルチファンクションステアリングやパドルシフト、レザー&アルミシフトノブ、アルミ調ペダル、スポーツシートなどを採用し、スポーティな空間に仕立てている。室内は独立4座の4人乗りで、後席は大人2人の着座が可能な空間を確保。ラゲッジは4人乗車時で312リッター、5:5分割可倒式リアシートを倒せば最大1006リッターにまで拡大する。

 パワーユニットは、標準グレードのTSIが最高出力160ps/5800r.p.m.、最大トルク24.5kg-m/1500~4500r.p.m.の1.4リッター直4直噴ターボ+スーパーチャージャーの1.4TSIツインチャージャー・エンジンを搭載。上級グレードの2.0TSIは、200ps/5100~6000r.p.m.、28.6kg-m/1700~5000r.p.m.の2.0リッター直4直噴ターボの2.0TSIエンジンを積む。

 トランスミッションは、1.4TSIエンジンが乾式デュアルクラッチを用いた7段2ペダルM/Tの7段DSGを、2.0TSIエンジンは、湿式デュアルクラッチの6段2ペダルM/Tである6段DSGを組み合わせる。駆動方式は全車2WD(FF)だ。10・15モード走行燃費は、TSIが15.8km/リッター、2.0TSIは13.2km/リッターとなっている。

 サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアは4リンクで、基本的にゴルフと同じだが、トレッドはフロント1555mm、リア1560mmとワイド。専用設計のスポーツサスペンションも装着した。タイヤサイズは、TSIが235/45R17、2.0TSIは235/40R18で、どちらもアルミホイールが標準となる。

 また、2.0TSIには、ショックアブソーバーの減衰力を、“ノーマル”、“スポーツ”、“コンフォート”の3モードに切り替え可能なアダプティブシャシーコントロール“DCC”を標準装備とした。

 装備面では、バイキセノンヘッドライトやスタティックコーナリングライト、オートライトシステム、前後フォグランプ、レインセンサー、2ゾーンフルオートエアコン、地上デジタルTV放送チューナーなどを備えたHDDナビゲーションのRNS510、iPodやUSBデバイスの接続を可能にするMEDIA-IN、ETC車載器、8スピーカー、パークディスタンスコントロール(リア)、オプティカルパーキングシステム、チルト&テレスコピックステアリング、クルーズコントロールなどを全車標準装備。

 安全面では、EBD付きABSやDSR(ドライバー・ステアリング・リコメンデーション)付きESP、ブレーキアシスト、オートハザードランプ、運転席・助手席エアバッグ、前席サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、アクティブヘッドレスト、前席シートベルトリマインダー、ブレーキパッド摩耗警告灯などが全車標準となる。

 2.0TSIは、上記に加えてレザーシートや運転席8ウェイ・パワーシート&パワーランバーサポート、前席シートヒーター、タイヤ空気圧警告灯などが標準となっている。

 価格は以下の通り。

■VWシロッコ
・TSI(1.4直4ターボ+SC・7A/T):392万円
・2.0TSI(2.0直4ターボ・6A/T):447万円


こいつは、欲しいけど…
関税とかで無駄に高いねぇ~。

初のHDムービー携帯 KDDI、日立製「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」

2009年05月25日 12時10分02秒 | Weblog
KDDIは5月25日、ハイビジョン(HD)動画撮影が可能な国内初の携帯電話端末「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」を発表した。

「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」は、1280×720ドット、最高30fpsのハイビジョン動画を撮影できる日立製作所製の折りたたみ型CDMA 1X WIN端末。

 ハイビジョン動画の撮影機能では、光学3倍ズームが可能で、高画質エンジン「Picture Master」を搭載。手ぶれ補正、顔検出オートフォーカス、コンテニュアス・オートフォーカス、プログラムAEなどビデオカメラに迫る本格的な機能を装備する。日立製のビデオカメラの機能「秒撮」モードや、音声ズーム機能もサポートされる。

 本体側面には小型のHDMI端子(HDMI Mini)が搭載されており、ハイビジョン機器やパソコンなどと接続が可能。外部メモリは最大8GBまでのmicroSDHCカードが利用でき、長時間(HL)モードで最長4時間の録画が可能。録画したデータはmicroSDHCカード経由でパソコンに保存することもできる。

 縦と横のどちらにも開くヒンジで「3WAYオープンスタイル」を実現。90度開いた状態ではビデオカメラのような撮影スタイルになり、テンキーにはビデオカメラモードで利用するショートカットも印字されている。

 メインディスプレイは約3インチ、480×854ドット(フルワイドVGA)のIPS液晶で、静止画のカメラは約500万画素、オートフォーカス、手ぶれ補正対応のCMOSカメラ。

 auの新サービスでは、au Smart SportsのFitness、Golfをサポートする。EZニュースEX、Wi-Fi WIN、クイックアクセスメニューは非対応。このほか、LISMO Music&Video、着うたフルプラス、ワンセグ、Run&Walk、Karada Manager、Bluetooth対戦、グローバルパスポート CDMA、おサイフケータイ、EZナビウォーク、赤外線通信が利用できる。

 大きさは約118×50×19.9mmで、重さは約152g(いずれも暫定値)。連続待受時間、連続通話時間は検討中とされている。ボディカラーはレイズブルー、マイカブラック、カシスレッドの3色。

北朝鮮が核実験実施か?

2009年05月25日 12時05分35秒 | Weblog
報道によれば、北朝鮮の北東部で地震波が関知されたという。韓国与党関係者によれば、地震波は「人工地震」のような波動といい、核実験の可能性が指摘されている。

 北朝鮮が核実験を行う可能性については、7日付の韓国紙・朝鮮日報が、北朝鮮が2006年に実験を行った北東部の咸鏡北道豊渓里で最近、新たな核実験の準備とみられる兆候を見せ、関係当局が注視していると伝えていた。

 韓国政府筋によると、豊渓里で車両や人の動きが活発になっているのが持続的に把握されているとされていた。

 北朝鮮は4月29日に、核実験と大陸間弾道ミサイルの発射に言及しており、朝鮮日報は、韓国政府筋の話として「地下核実験は事前予測が難しく、いつ核実験が可能かは正確にわからないが、北朝鮮がその気になれば近いうちに実施できる準備をしている状態とみられる」と報じていた。

事実であれば、2006年10月9日以来2回目。
当メモ帳でも報じましたが、やっぱりやりよったか…
もう、滅びれば良いのに。

新型インフルエンザの起源は未だ謎

2009年05月25日 12時04分39秒 | Weblog
現在、世界的に広がりつつある新型インフルエンザ(ブタswine由来インフルエンザA/H1N1)の起源について、研究者らの間では未だ謎となっている。米医学誌「New England Journal of Medicine」オンライン版に5月7日掲載された米国疾病管理予防センター(CDC)の研究によると、今回のH1N1型ウイルスに類似するいわゆる「トリプル合併結合変異(triple-reassortant)ウイルス」(鳥、ブタ、ヒトのインフルエンザウイルスの遺伝子を含む)の感染は、2005年以降11例が記録されているという。

 今回のウイルスでは、遺伝子8本(RNA)のうち6本はすで知られている米国のブタに感染するものに類似しているが、残り2本はこれまで米国で確認されていなかったユーラシア系統のものであると、CDC国立予防接種・呼吸器疾患センター(NCIRD)のMichael Shaw氏は述べている。ブタは米国からヨーロッパおよびアジアに輸出されることがあるが、その逆はないという。当局は、調査に欠陥があった可能性もあるとみて、保管された記録や標本を再検討している。

 記録のある11症例のうち2例を除いてはいずれもブタに直接または間接的に接触した人が感染しているが、ほかにもヒトからヒトへの感染が疑われる患者がいたという。患者は主に若年者(平均10歳)であり、4例は入院を要し、2例は人工呼吸器が必要であった。4例が抗ウイルス薬タミフル(一般名:オセルタミビル)の投与を受け、最終的には全例が回復した。このタイプのインフルエンザは最近になって11例中8例が2007年6月以降に報告されたものだが、これ以外にも特定されていない症例があった可能性もあると研究チームは述べている。

 今回のウイルスがこれまでと異なるのは、(ヒトからヒトへ)持続的に伝播する点だとShaw氏はいう。この理由は未だ不明で、今後も新しいインフルエンザウイルスが発生するだろうと専門家は述べている。Shaw氏によると、今回の新型インフルエンザ株も、季節性インフルエンザ(H1N1)株も、すべて1918年のスペイン風邪を引き起こしたウイルスにさかのぼることができ、いずれも異なる経路で進化してきているという。

 もう1つ興味深い点は、今回の新型インフルエンザでは症例の約38%に、季節性インフルエンザには通常みられない嘔吐と下痢がみられることである。これについても理由は明らかにされていないが、このウイルスが従来の呼吸器のほかに消化管を通じても伝播(でんぱ)する可能性があることを認識しておく必要があると専門家は述べている。

新型インフルエンザは冬期に再流行の可能性

2009年05月25日 12時04分10秒 | Weblog
 現在感染が広がっている新型インフルエンザ(豚swine由来インフルエンザA/H1N1)は、通常の季節性インフルエンザと同じように夏期には沈静化するが、秋以降に再出現する可能性が高いと多くの専門家が予測している。

 米テキサス大学医学部(ヒューストン)のLuis Z.Ostrosky博士によると、過去に発生したインフルエンザの大流行では、晩春ないし初夏に小さな流行が認められた後、冬期に大きな流行が起きており、今回のウイルスも過去にみられたパターンどおりだとすれば、冬に再流行する可能性が高いという。

 これまでのところ北米およびヨーロッパの国で多数の感染者が認められているが、インフルエンザは冬期のほうがはるかに拡大しやすく、南半球ではすでに秋である。AP通信によると、中核都市で新型インフルエンザと通常のインフルエンザが同時に流行すれば、公衆衛生システムが対応しきれなくなる可能性が懸念されているという。2つの異なるウイルスが変異し、新たに1つの新型株となる可能性もある。インフルエンザの拡大がいつ、どのように起こるかは、気温のほかにもウイルス自体の複製能力、宿主の感受性、人の行動パターンなどの環境によっても左右される。

 幸いこれまでのところウイルスは弱毒性と考えられているが、秋以降に再出現するウイルスはさらに毒性が強まる可能性もあるとOstrosky氏は指摘する。しかし、それまでにはワクチンをはじめ、さまざまな面で世界的に準備が整っている可能性が高い。「ウイルスのゲノム配列は完全に解読されており、現時点では毒性は低いことがわかっている。これ以上何もなかったとしても、今回のことは非常によい訓練となったはずだ」と同氏は述べている。

少量のワイン摂取で寿命が延びる

2009年05月25日 12時03分31秒 | Weblog
   1日にグラス半分のワインを継続的に飲んでいる男性は寿命が5年長いことが、オランダの研究グループにより報告された。また、種類にかかわらず少量(1日20g)のアルコール飲料を長期間摂取している人は、飲酒しない人に比べて寿命が2.5年長いこともわかったという。

 アルコールの同様な利益は多数の研究で示されているが、今回の研究はさまざまなアルコール飲料を対象に40年という長期にわたり定期的に追跡したという点で注目に値するものだと、研究著者のオランダ、ワーゲニンゲンWageningen大学のMartinette Streppel氏は述べている。この研究は、医学誌「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」4月号に掲載された。

 研究グループは、ズトフェン研究(Zutphen Study、ズトフェンはオランダの工業都市)に参加した男性1,373人を対象に、1960年から2000年まで飲酒の習慣のほか体重、食事、喫煙、重篤な疾患の診断などのデータを追跡した。期間中、1,130人が死亡(半数は心血管疾患が原因)。アルコールを飲む男性の比率は1960年の45%から2000年には86%とほぼ2倍となり、ワインを飲む人の割合は2%から44%と大幅に増加した。

 このほか、以下のことが明らかにされた:
・少量のアルコールを長期間摂取すると、飲酒しない人に比べて寿命が2.5年延長した。1日20gを超えるアルコール摂取では、2年近い寿命延長が認められた。
・1日に平均20g程度のワインを飲む人は、50歳の時点の余命がビールまたは蒸留酒を飲む人に比べて2.5年長く、飲酒しない人に比べると約5年長かった。
・適度な飲酒と死亡リスクの低さとの間には関連がみられ、ワインの摂取と心疾患、脳卒中などによる死亡リスクの低さとの間には強い関連がみられた。

 Streppel氏は、今回の知見は女性には当てはまらないとしているが、ワイン、特に赤ワインに多く含まれるポリフェノール化合物が心臓によい影響を与えていると推察している。

 アルコールの健康効果を長年研究しているArthur Klatsky博士(カイザーパーマネンテKaiser Permanente メディカルセンター、カリフォルニア州)によると、実際に関連しているのがワインを飲むことなのか、それに関わる別の何かであるのか(例えば、ワインを飲む人は運動や健康的な食事をする比率が高いなど)については不明であるという。今回の研究で、アルコール総摂取量として最も多かったのはビールやワインよりも蒸留酒であったことも指摘し、「わずかな量のワインが寿命延長の原因であるとは考えにくい」と述べている。

 また、この知見は比較的高齢の人に当てはまるものであり、飲酒による利益を得られる可能性が最も高いのは50歳以上の人だという。「心疾患リスクを軽減するためには、禁煙、定期的な運動、健康的な食生活および適正な体重の維持などがはるかに重要である」とKlatsky氏は指摘している。

万能インフルエンザワクチンが有望視

2009年05月25日 12時02分19秒 | Weblog
 新しい万能インフルエンザワクチン(universal flu vaccine)によって、異なるインフルエンザウイルス株による重篤な合併症や死亡を予防できる可能性が示されたと、米セントルイス大学(ミズーリ州)の研究グループが報告した。最近の豚(swine)インフルエンザ危機のような、インフルエンザの大流行から人々を守る上で、このような万能ワクチンが重要な役割を果たす可能性がある。

 現在は、季節ごとに流行するインフルエンザ株に適合する新しいワクチンを開発する必要がある。季節性ワクチンに万能ワクチンを追加すれば、毎年変化するウイルス株に対する予防効果を向上することができると、同大学ワクチン開発センターのRobert Belshe博士は述べている。

 今回の研究では、健常成人337人を対象に、A型およびB型のインフルエンザウイルス株から作製したワクチンを試験した。被験者に低用量の二価インフルエンザペプチド共役ワクチン(BIPCV)を6カ月にわたり3回接種した結果、忍容性の高さと安全性が認められると同時に、顕著な免疫反応をもたらすことがわかった。

 Belshe氏は「さまざまなウイルス株に対し長期間の免疫効果をもたらす新しいワクチンが強く求められている」と指摘し、さらに研究を重ねる必要があるものの、今回の研究は「インフルエンザのパンデミック(世界的な大流行)防止に有用な万能ワクチンの開発において大きな一歩である」と述べている。この知見は、米ボルティモアで開催された米国感染症財団(NFID)ワクチン研究会議で発表された。

25年前の太陽電池はまだまだ現役、性能落ちず

2009年05月25日 11時59分06秒 | Weblog
 25年前に作られた太陽光発電パネルが新品の8割以上の発電性能を持つことがわかり、太陽電池の中古販売を手がけるネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)が売り出した。四半世紀前の型でも実用には十分耐えることから、太陽電池のリユースに弾みがつきそうだ。

 このパネルは、和歌山県の遊園地「白浜エネルギーランド」の施設改修に伴って回収された。計1700枚あり、89年12月から09年2月まで使われた。その施設に設置される前にも静岡県内で利用されており、今回、「再々利用」されることになる。

 国内メーカー製で、製造時期がわかるものには「1983年12月」と記載があった。性能を調べたところ、パネルの9割以上が新品の80%以上の発電性能を保っていた。性能確認を終えたパネルは、1枚数千円で販売されるが、最初に売り出した400枚が完売するなど、好調な売れゆきだという。

 太陽電池は国の補助制度により90年代から住宅への普及が進んだが、長期間の使用はまだ少ない。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が86~01年に神戸市で耐久試験を行い、7割のパネルに新品の90%以上の発電性能を確認した。今回のパネルは、それより長く使われているものだ。ネクスト社の担当者は「古いからと捨ててしまうのはもったいない。中古でも使えるということを知ってほしい」と話している。

次期戦闘機 米がF35購入を打診 F22困難に

2009年05月25日 01時56分25秒 | Weblog
航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の選定を巡り、浜田靖一防衛相が今月1日に訪米した際、ゲーツ国防長官から戦闘機F35の導入を打診されていたことが23日、分かった。会談では、防衛省が最有力候補にしてきた最新鋭のステルス戦闘機F22について、ゲーツ長官が禁輸条項を理由に輸出は困難と説明した。米側がF35購入を強く促したことで、F22の導入は困難な状況となった。

 F22は現状では世界最高水準のステルス技術を内包しているため、技術の流出を懸念する米議会の意向で輸出禁止措置が取られている。さらに4月、ゲーツ長官が、現在計画中の187機で生産を終了し、米軍には最新鋭ステルス機で英豪などと共同開発しているF35の導入を推進することを表明していた。

 浜田防衛相とゲーツ長官はワシントンで会談。ゲーツ長官が米議会の状況について説明した。この中で、F35の機種名を挙げて、日本側が選定するよう示唆したという。浜田防衛相は「防空能力のしっかりしたものを考えたい」と述べ、F22を選択肢として残す意向を示したが、米側は軍事機密優先という構えを崩しておらず、防衛省では「F22導入が難しいのは間違いない」(幹部)との見方が大勢だ。

 防衛省はFX候補として、F22とF35のほか欧州の共同開発によるユーロファイター・タイフーンなど計6機種から選定作業を進めてきた。中でも高度のステルス機能を有し防空能力が群を抜くF22が本命とされていた。F35は1機約90億円で1機約140億円のF22よりも価格が安いが、ステルス性能が劣り、実戦配備は14年ごろの予定となる。


F15-SEにしといたほうが良いような気が…