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超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

LHCの運用再開に障壁、冬期の運用再開は電力料金の面から困難

2009年05月29日 20時18分38秒 | Weblog
欧州原子核研究機構(CERN)は27日、昨年9月に冷却用のヘリウム流出事故を起こして以来、装置の修理作業が続いている大型ハドロン衝突型加速器(LHC)の運用再開時期が当初予定の9月から10月にずれ込む可能性が高まってきていることを明らかにすると同時に、冬期の運用再開は電力料金面から問題があるとの見解を示した。

 LHCの運用には膨大な電力が必要となるが、LHCの所在地となるヨーロッパの場合、冬期は暖房需要のために電力料金が高くなると同時に電力需要も逼迫する傾向があり、事故が起きる前の運用計画では10月以降の冬期は実験内容を縮小することが予定されていた。

 LHCの運用に必要な電力はフランス電力公社(EDF)とスイス電力会社(EOS)の2社から供給を受けているが、冬期に関してはフランス側の電力の需給関係が逼迫することからEOSからのみ供給を受けることが予定。LHCの運用には膨大な電力が必要なこともあり、EOSからのみの電力供給ではLHCを稼働することは困難と見られている。

 仮に10月の運用再開を電力需要が好転する春先まで延期した場合、LHCは1年超に渡って運用ができないこととなり、CERNでは運用再開をいつにするか困難な選択を迫られている。

スイス政府によるMSとの随意契約、スイス行政裁判所が契約無効の仮処分命令

2009年05月29日 20時17分37秒 | Weblog
スイス政府が競争入札を実施せずに政府で使用するパソコンにマイクロソフトの製品を導入する決定を行ったのは不当だとして、Linux大手のレッドハット(Redhat)を始めとするベンダー18社が契約内容の見直しを求めた行政訴訟を行っていた事件を審理してきたスイス行政裁判所は27日、原告の主張を認めてスイス政府による契約は無効とする仮処分命令を下した。

 スイス政府は他に代換製品があるにも関わらず、年間費用が 1400万スイスフランにも上る政府で使用する標準ワークステーション環境に関わるOS、アプリケーション、メインテナンス、サポートに関わる製品購入および付随するサービス提供を随意契約方式でマイクロソフトに発注。

 レッドハットらのベンダー各社は裁判を通じて改めて公正な手続きで製品の購入やサービス提供をどこに発注するのか、決定すべきだと主張していたが、これが認められた格好になりました。

バイカル湖に出現したナゾの巨大ミステリーサークル

2009年05月29日 20時16分13秒 | Weblog
画像はNASAが25日付けで発表したロシアのバイカル湖に出現したナゾの巨大ミステリーサークルの衛星画像。

 先月末、国際宇宙ステーション(ISS)の乗員がたままた地球を眺めている時に発見。画像撮影をしたものとなる。

 ミステリーサークルは氷結したバイカル湖の氷面を円形状に溶かした形となっており、サークルの直径は約4.4キロ。状況的に考えて人工的なものではないことは確実だ。

 NASAではサークルは4月20日まではISSから目視できる状況が続いていたが、その後は雲が覆って見えなくなり、4月24日に雲が晴れたら円形の穴が開いた状態になっていたと述べている。

 NASAではまた、同様なミステリーサークルは1994年4月から1995年にかけてもスペースシャトルから観測することができたと述べており、湖の内部で生じている何らかの対流現象がこのようにミステリーサークルの形成に関わっているのではないかと述べている。

 こうした幾何学的な模様が生じる自然現象、一見すると超自然的な何かが関わっているかのように見えるが木星に生じた巨大な六角形の模様同様、実は自然に生じもおかしくはないのかもしれない。

オンキヨー、フルハイビジョン対応ディスプレイ「ONKYO LA21TW-01S」

2009年05月29日 20時04分39秒 | Weblog
 オンキヨーは5月29日、フルハイビジョンに対応した21.5型ワイド輝き液晶ディスプレイ「ONKYO LA21TW-01S」を発表した。全国のSOTECブランド製品取扱店およびSOTECダイレクトにて、6月1日より順次販売を開始する。価格はオープンだが、SOTECダイレクト価格は3万4800円となる。

 ONKYO LA21TW-01Sは、同社が4月に発表したSOTECブランドのアドバンススリムタワー「SOTEC S503シリーズ」の付属ディスプレイ「ONKYO LA21TW-01」に、各種信号ケーブルを追加したもの。HDMIに加えて、DVI-D(24pin、HDCP対応)とミニD-Sub 15pinを搭載する。

 動きの速い映像を再生した時も、残像感の少ない高速応答速度5msの高品位パネルを採用し、引き締まった黒色や鮮やかな白色を表現する最大コントラスト比2万対1を実現するとのこと。ボディには最薄部13.5mmのスリムフレームを採用している。

 また、同社がオーディオで培った技術によるオンキヨー製スピーカーを搭載。ディスプレイ部との共振を回避する独立スピーカー設計により、奥行きのある豊かなサウンド再生を可能にしたという。

予測よりもずっと小さかったM87銀河の外縁部

2009年05月29日 20時01分32秒 | Weblog
ヨーロッパ南天天文台(ESO)のVLT干渉計が楕円銀河M87を観測した。その結果、銀河の外縁部が、予測よりずっとせまいことが明らかとなった。どうやら、銀河の外縁部はずっと以前に何かの影響を受けて、はぎとられてしまったようである。

おとめ座銀河団は、おとめ座の方向約5000万光年の距離にあり、渦巻き銀河やM87をはじめとする大質量の楕円銀河など数百個もの銀河の集まりである。

ヨーロッパ南天天文台(ESO)のVLTがM87の観測を行ったところ、ハロー(銀河を取り囲む球状の領域)の直径が、予測よりかなり小さく、100万光年ほどであることが明らかになった。

M87を観測した研究チームの一人で、独・マックスプランク研究所のOrtwin Gerhard氏は、「これは予想外の結果です。多くのモデルによって、M87を取り囲むハローは、わたしたちが今回得た観測結果より数倍大きいことが予測されていました。銀河は、早い段階から何らかの影響を受けていたに違いありません」と話している。

観測に使われたのは、VLTに搭載されている「FLAMES」と呼ばれる高解像度の分光器である。その目的は、M87の外縁部とおとめ座銀河団中の銀河間空間における惑星状星雲の観測であった。

惑星状星雲は、太陽程度の質量を持つ星の残りかすである。その性質を調べると、銀河間空間に存在しているのか、それともハローに所属しているのかがわかる。つまり、ハローの大きさを知ることができるのである。

M87がはぎとられたように見える理由については、いくつかの可能性があげられている。たとえば、M87周辺の暗黒物質(ダークマター)の影響ではないか、または、近くにある銀河M84が10億年ほど前にひじょうに近くまで接近しためではないか、などである。現状では、どのシナリオが正しいのか確かめることはできないが、M87に存在するより多くの惑星状星雲が観測されれば、手がかりが得られるかもしれない。

ALMAで干渉計実験に成功

2009年05月29日 19時59分44秒 | Weblog
日本が参加している国際望遠鏡プロジェクト「アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計」(ALMA)で、4月30日に北米製と日本製2つのアンテナを結合させて、天体からの電波を受信する実験が行われた。実験は成功し、アンテナやハードウェアが「干渉計」として働くことが確認された。

標高2900mの山麓施設(OSF)において、日本と北米がそれぞれ製作した直径12mのアンテナ2台を結合させて、火星からの電波を受信し、干渉縞(フリンジ)を確認することができました(専門用語で「ファースト・フリンジ」と呼びます)。これは、アンテナおよび関連するハードウェアが「干渉計」として働くことを確認できたことを意味します。

「ファースト・フリンジを達成したことにより、アンテナおよび関連する様々なハードウェアが統合されたシステムとして働くことを証明できた。これは、国際連携による強みであり、ALMA観測所がまた一歩前進した」とALMA観測所長であるThijs de Graauw氏は語っていました。

今回は標高2900mでのアンテナ2台の干渉計としてのテストでしたが、最終的には地球上で最も天体観測に適した標高5000mのALMA山頂施設に設置され、世界最高性能の電波望遠鏡として宇宙の謎の解明に挑むらしいです。

レクサスHS250hが北米で発表、140hpのモーター搭載

2009年05月29日 19時56分49秒 | Weblog
トヨタ・モーター・セールスU.S.A.は、世界初のハイブリッド専用ラグジュアリー・ビークルであるレクサスHS250hを米国市場で発表した。

 HS250hは、ハイブリッド車として優れた動力性能および燃費性能を実現するとともに、レクサスに相応しい“ときめき”と“やすらぎ”に満ちた時間を提供するクルマを目指して開発。車名の“HS”は、“Harmonious Sedan”の頭文字だ。

 ボディサイズは全長4695mm、全幅1785mm、全高1505mmで、ISと比較して110mm長く、10mm幅が狭く、75mm背が高い。ホイールベースは2700mmでISより30mm短く、新型プリウスと同一となっている。

 ハイブリッド・システムは、最高出力147hp/6000r.p.m.、最大トルク19.0kg-m/4400r.p.m.のVVT-i付き2.4リッター直4アトキンソンサイクル・エンジンである2AZ-FXEと、140hpを発揮する永久磁石式モーター、CVTで構成。このほかに、発電およびエンジンスターターモーター、CVTギア比制御を受け持つモーターが備わる。駆動方式は2WD(FF)だ。バッテリーはニッケル水素バッテリーを採用。システム合計出力は187hpとなっている。

 エクステリアは、レクサスに相応しい高級感とともにエアロダイナミクスを重視してデザインされ、Cd値0.27という優れた空力性能を実現。高速走行時における燃費向上に寄与している。

 この結果、HS250hは0~60マイル/h(約96km/h)加速8.4秒、最高速度180km/hという優れた動力性能を実現。気になる燃費性能は、EPA(米国環境保護局)基準において、シティモードが14.8km/リッター、ハイウェイモードは14.4km/リッター、複合モードは14.8km/リッターという優れた数値を達成した。

 装備面では、新型RXで初採用されたリモートタッチ・コントローラーを備えた次世代ナビゲーションシステムや、エコドライブインジケーター、ワイドビューフロントモニター、有機LEDマルチインフォメーションディスプレイ、3本スポークレザーステアリング、レザーシート、運転席10ウェイ・助手席8ウェイ・パワーシート、10スピーカーのレクサス・プレミアム・オーディオなどを採用。

 安全面では、運転席・助手席ニーエアバッグや後席サイドエアバッグを含む計10個のSRSエアバッグや、アクティブヘッドレスト、ABS、ブレーキアシスト、VSC、ミリ波方式のプリクラッシュセーフティシステムなどが標準またはオプションで設定される。

 米国では2010年モデルとして2009年晩夏に発売予定。価格は発売時に発表となる模様だ。なお、日本市場にもほぼ同時期に導入される。


フロントはちょっと…な、デザインですけど。
サイドバックビューはなかなか良いデザインだな~と思った。

特に流用できるバーツもなさそうなのが残念だけどね。

土壌中のカドミウム吸収する植物開発

2009年05月29日 19時55分10秒 | Weblog
カドミウムを効率よく土壌から吸収するマリーゴールド新品種と育苗栽培方法を株式会社小泉が開発した。飯村洋介・産業技術総合研究所主任研究員の研究成果を基に、科学技術振興機構が小泉に企業化を委託していた。

新品種は、20種類の候補植物から選抜、育種し、形質を固定した花粉親株と、新しく作られた雄性不稔株という自家受粉しない系統を掛け合わせることで得られた。在来のマリーゴールドより1.5-2倍高いカドミウム吸収能力を持ち、鉛、亜鉛、マンガンなど他の重金属に対しても在来種と同等ないしそれ以上の吸収能力があることが確かめられた。

カドミウムなど重金属に汚染された土壌の浄化方法としては、土壌を搬出して洗浄する方法が一般的。しかし、時間をかけずに確実に浄化できる一方、費用がかかる上に、工事、土壌運搬に伴う環境上の問題がある。

汚染地に植えるだけで重金属を吸収してくれる植物を利用した土壌浄化法は、安くて環境への負荷も小さいことから、吸収能力の高い品種の開発が望まれている。