超空洞からの贈り物

様々なニュースや日常のレビューをメインに暗黒物質並に見つけ難い事を観測する、知識・興味・ムダ提供型共用ネタ帳です。

国際熱核融合実験炉、実験開始を当初予定の2020年から2025年に延期へ

2009年05月30日 21時10分02秒 | Weblog
国際協調プロジェクトとしてフランスに核融合実験炉の建設を進めているITER国際熱核融合エネルギー機構は、国際熱核融合実験炉による実験開始予定を当初の2020年から2025年に延期する方向で関係国と調整に入った。

2006年時の予想ではITERは当初、50億ユーロの予算で建設が完了することが見込まれていたが、最新の見積もりでは建設費用は100億ユーロに跳ね上がるなど、参加国による当初の拠出金の範囲内では実験炉の建設が困難な見通しとなったことが原因。

ITERでは改めて、参加国による拠出金の範囲で建設可能な実験炉がどの程度のものなのか再検討し、実験炉の規模をスケールダウンさせることによって早期の実験炉建設の実現を目指す。

画像は基礎工事が進むフランスのローヌ県カダラッシュにあるトカマク型実験炉建設予定地の現在の状況。

米地質調査所、未発見の天然ガス資源の多くはロシア領土内

2009年05月30日 21時07分14秒 | Weblog
米地質調査所(USGS)は、北極圏における未採掘の天然ガス資源のロシア領土内に存在するという独自の調査結果を米科学雑誌「サイエンス(Science 29 May 2009: Vol. 324. no. 5931, pp. 1175 - 1179)」に発表した。

 USGSによると北極圏には未発見の石油資源の3~4%が、天然ガス資源に至っては未発見の資源の3分の2が眠っているとした上で、全体の3分の1は北極圏のロシア領土内にあることが判ったと述べている。

 USGSによると北極圏における天然ガス資源分布は非常な偏りを見せており、そのほとんどは、南カラ海、南北バレンツ堆積盆地水域およびアラスカ沿岸海域に分布。なかでも南カラ海には全北極圏の天然資源の39%が集中していると分析。

 その上で、ロシアは天然ガス供給で欧州各国に対して優位的な地位に立っているが、この戦略的優位性は今後、更に進むだろうと述べている。

カプセル型MP3プレイヤーって…

2009年05月30日 20時54分36秒 | Weblog
Are you tired, rundown, listless?

Do you poop out at parties?
Are you unPOPular?

The answer to all your problems is this little digital audio player from iXing. Dubbed the “Vitamin”, this tiny tune toter supports both MP3 and WMA files, features a seven preset equalizer and has USB 2.0 connect-ability.

Controlling your tunes is almost as easy as popping a pill. Need to skip a tune? Just twist. Want to back it up..? Twist again. With support for a 30 channel FM tuner and recording, this iPill is pure prozac and set for production at the end of this year. Oh, and it’s tasty too!

Product size : 25.2(W)X69(H)mm
Plan for the mass production for 2009.6 months
※ Appended file sends in two types

Designer: Sangnam Park

こんなにちっちゃな音楽プレイヤーないよね。
錠剤型にしちゃうとは…

操作方法も、捻ったりスライドさせたり捻ったり。
ちょっと楽しくなりそうですね。

年末にかけて生産されるらしいです。
まだ詳細は分かりませんけど、なんか楽しそうですね~。

MSが、新サーチエンジン「Bing」を公開

2009年05月30日 01時16分50秒 | Weblog
米Microsoftは28日、「D7 Conference」において、新サーチエンジン「Bing」を発表した。公開は数日かけて徐々に進められ、6月3日には全世界に向けて公開される予定だ。「Bing」は今後、同社の検索に関連する新しいブランドとなる。

「Bing」は、Microsoftがコードネーム「Kumo」と呼んでいたものだ。同社では「Bing」をサーチエンジンとは呼ばず、“意思決定エンジン”と呼んでおり、差別化を図っている。

つまり、Web上にあるあらゆる情報を何万ものリンクとして提供するのではなく、ユーザーがその時に最も必要としている情報を限定して取り出し、わかりやすいインターフェイスで提示することを目標としている。もちろん、さらに詳しくWeb上を検索したい場合には、ワンクリックで行なえるよう配慮されている。

「Bing」でどんな検索を行う場合にも、共通したユーザーインターフェイスで提示されるため、迷うことは少ない。左ペイン上部には、検索内容によって変化するカテゴリー欄がその都度表示され、その下には関連検索、検索履歴が表示される。

例えば、「Digital Camera」と検索した場合、検索カテゴリーとしてはショッピング、レビュー、マニュアル、修理、画像、動画など、買い物に関連した分類内容がアルゴリズムによって自動的に表示される。

ここでレビューを選んだ場合、「Bing」がWeb上のレビューをわかりやすい仕方で抽出してくれる。Webには多数のレビューサイトがあるが、ほとんどの場合、「Bing」のサイト上で作業が完結する。

データが表示されるだけでなく、意味解析技術も使用されるため、商品に対する好意的・否定的な評価を自動的に分析し、レーティングする。したがってデジタルカメラであれば、画質、スピードといった項目に関してWeb上でどのようなことが書かれているかをグラフで一目で把握できる。

レストランを検索する場合、検索している場所に応じて自動的に地元のレストランが表示される。先と同じように左ペインに表示されるメニューにより、価格帯、地域、料理の種類、レストランの雰囲気などによって絞り込む。
店が決まったら、そのレストランについて人々がコメントしている内容をWebから抽出して見ることができる。意味解析技術によって好意的・否定的な評価を自動的に分析してグラフで表示したり、そのコメントを表示させることもできる。

 さらに、Microsoftが買収した旅行検索サイト「Farecast」を組み込むことによって、米国内の航空会社、ホテル、レンタカーなどの予約を検索から簡単に行えるほか、Microsoftが買収したPowersetの技術により、芸能人や動物の名前を入力した場合にはレファレンス欄から意味や定義を辞書的に表示できる。

 Microsoftでは、「Bing」を新たなブランドに育てる考えで、「www.bing.com」というURLで提供される。また、地図プラットフォーム「Virtual Earth」は今後「Bing Maps for Enterprise」となり、「Farecast」は「Bing Travel」となる。また、「Live Search」に導入されたキャッシュバックプログラムは「Bing Cashback」と名付けられ、「Bing」のショッピング検索と統合されることになる。

とりあえず…
日本版の導入は未定とのこと。

今後、単純なキーワードサーチではなく…
こういった詳細かつ簡易な条件検索で目的のものを探せる。

そういった機能が中心となるのは至極当然かも。
いつの日か「ドルフィン」みたいなAIサーチエンジンが出来ることを夢見て。

癌化学療法による吐き気にショウガが有効

2009年05月30日 01時10分53秒 | Weblog
ショウガに吐き気(nausea)を緩和する効果があり、癌(がん)化学療法を受ける患者に有用であることが明らかにされた。

研究著者である米ロチェスター大学ジェームズ・P・ウィルモットJames P Wilmot癌センター(ニューヨーク州)のJulie Ryan氏によると、1日に0.5~1グラムのショウガ(すりおろしたショウガ小さじ1/4~1/2杯に相当)により化学療法の1日目の吐き気が有意に軽減されたという。(ショウガは、古くから吐き気および嘔吐の治療に広く用いられてきたと言われている)
 
化学療法を受ける患者の多くに吐き気および嘔吐(vomiting)がみられ、嘔吐が治まっても吐き気は持続することがある。患者の約70%は、制吐薬を使用しても症状がみられる。

米国立癌研究所(NCI)の支援による今回の研究は、すでに化学療法による吐き気があり、少なくともあと3サイクルの化学療法を受ける必要のある癌患者644人を対象に実施されたもの。

患者をプラセボまたはショウガのサプリメント(健康補助食品)0.5グラム、1グラム、1.5グラムのいずれかに無作為に割り付け、次の2サイクルの化学療法開始前3日間および終了後3日間投与。被験者はいずれも治療1日目に従来の制吐薬も使用した。

患者の多くは化学療法1日目に最もひどい吐き気および嘔吐を訴えるため、これを軽減できれば、その後の吐き気も生じにくくなる。ショウガはどの用量でも有効であったが、0.5グラムおよび1グラムで最も大きな効果がみられ、吐き気が約40%軽減したという。その後24時間で徐々に効果は消滅した。

ただし、ショウガ茶、ショウガ入りクッキー、寿司に付いてくるガリなど、ショウガを用いた製品にも同じ効果があるかどうかは不明だという。

鳥インフルエンザウイルスにとってヒトの鼻腔は寒すぎる?

2009年05月30日 01時08分25秒 | Weblog
鳥インフルエンザ(H5N1)ウイルスにとって、ヒトの鼻腔内は温度が低すぎることが明らかにされた。このウイルス株がこれまでヒトの間で拡大しにくかったのはそのためではないかと科学者らが報告している。

英インペリアル・カレッジ・ロンドンおよび米ノースカロライナ大学の研究グループによると、鳥インフルエンザウイルスは40℃前後の鳥の消化管内で増殖するが、通常ヒトへの最初の感染部位である鼻腔内の温度は約32℃である。

実験の結果、この低温の環境では鳥インフルエンザ株は成長および増殖することができず、近辺の細胞を効率的に死滅させることもできないことが示されたという。

また、研究チームがヒトインフルエンザウイルスに鳥インフルエンザ株由来の蛋白(たんぱく)を追加して特殊な突然変異ウイルスを作製したところ、この株も32℃では生存および成長が困難であった。

このことから、鳥インフルエンザウイルスがヒトの鼻腔に容易に感染するには少なくとも2回以上の変異が必要であることが示されるという。

「鳥インフルエンザウイルスは常にどこにでも存在するが、パンデミック(世界的流行)を引き起こすのは一定の変化を経た場合に限られる」と、著者の一人であるインペリアル・カレッジ・ロンドンのWendy Barclay氏は述べている。

今回の研究は、インフルエンザウイルスがヒトに感染するために必要な変異について重要な手がかりを示すものであり、パンデミックを生じるウイルスを特定するのに役立つものだという。

なお、鳥インフルエンザウイルスは、現在脅威をもたらしている新型インフルエンザ(ブタswine由来インフルエンザA/H1N1)ウイルスとは異なる。

DRAMとNANDの性能を組み合わせた新手法

2009年05月30日 01時06分40秒 | Weblog
 サイプレスの子会社であるAgigA Techは2009年5月27日(米国時間)、DRAMと同等の転送速度を持つ不揮発性RAMシステム「AGIGARAM 製品ファミリ(以下、AGIGARAM)」を発表した。

 大容量メモリの代替手段としてはバッテリバックアップメモリがあるが、高速ではあっても、危険物の問題や複雑化する設計、長い充電時間、動作寿命の短さ、高コストなど、多くの問題を抱えていた。

 不揮発性RAMシステムながらもDRAMと同等の転送速度を持つAGIGARAMシステムは、DRAMとNANDフラッシュ、電源処理および独自のシステムコントローラを組み合わせた新しいソリューションとして、システムの省電力化、コスト削減に貢献するという。

 ラインアップは、容量が4~64MBの「BALI」と256MB~2GBの「CAPRI」の2種類。BALIは組み込みや工業機器、CAPRIはハイエンド記憶装置や通信向けアプリケーションをターゲットとしている。

 共通の特長として、動作中に電力供給が断たれると、電源サブシステムに蓄えられたエネルギーを利用し、データを自動的にNANDフラッシュに保存する。電力供給が再開されると、データはSDRAMに戻される。

 100MHzの高速SDRAMであるBALIは、ピーク転送速度が200MB/秒で、I2Cコマンドの制御バスを持つ。電源電圧(VCC)は、4~32MBの場合に3.3V、64MBの場合に5.0V。0~70℃の温度範囲に対応する。AgigA Techでは、3、5、10年間の動作寿命オプションを用意している。

 DDR-800インターフェイスを使用しているCAPRIは、バッテリ不要の電源パックを統合している。今後は、さらにサイズを拡張していくという。

 なお、BALIはすでに量産中で、評価キットも入手できる。CAPRIについては、7月よりサンプル出荷が開始され、9月より量産開始される予定。

わずか15分で電気自動車100km走行分の充電を可能に?

2009年05月30日 01時03分11秒 | Weblog
 太陽電池やハイブリッド自動車などの環境配慮型エネルギー関連評価装置を開発・販売する高砂製作所(NECグループ)は、電気自動車用の急速充電器「TQVC500M2」を製品化し、同日より販売開始したと発表した。

 TQVC500M2は、90%以上電源効率を持ち、約15分で50~100km走行分の電力供給ができるという。

 現在、国内の電気自動車用充電器は、一般家庭用電源(100または200V)を利用して夜間の長時間駐車時間中に充電するタイプと、高出力電力(50kW)を利用した急速充電タイプの2種類がある。TQVC500M2は、急速充電できる後者のタイプ(出力電力:50kW)また、オプション機能として外部遠隔制御ポートのシリアルポート1chが付いており、外部ネットワークにも対応している(シリアル、LAN)

 電気自動車は、期待が高まる一方で、1回のフル充電の走行距離が100~160km程度であるという課題がある。同社では、利用者が安心して電気自動車に乗ることができる急速充電器として、TQVC500M2をアピールしたいとしている。

 なお、TQVC500M2は2009年9月より出荷開始され、価格は350万円。同社では電力会社、官公庁、自治体などをターゲットに、拡販を図り、今後3年間で500システム以上の販売を計画しているという。機器販売後の工事、現地調整、保守については、NECグループで連携を図り、全国対応できる体制でサポートされる。

これだけでは、まだまだインフラ整備の普及は難しいだろうな。
そもそも電気自動車に、もう2段階くらい画期的な進歩がないと…
実用化され始めているとはいえ、気軽にって時代を期待したい。

USB3.0は高速化のほかに何が変わる?

2009年05月30日 00時57分07秒 | Weblog
 USB3.0は、2008年11月に「SuperSpeed USB 3.0 promoters group」によって策定された新しいインターフェイス規格だ。USB2.0の策定時と同様、省電力を考慮した設計がなされている。最大の特長は現行使用されているLow Speed(1.5Mbps)/Full Speed(12Mbps)/High Speed(480Mbps)のデータ伝送速度に、“Super Speed(5Gbps)”が追加されたこと。また、完全な全二重通信(USB2.0までは半二重だった)が可能になるなど、物理層が大幅に変更されている。USB2.0と比較した際のデータ伝送速度は、約10倍だといわれている。

 USB3.0策定の背景には、USBメモリなどのフラッシュデバイスやSSD、外付けHDDなどの大容量化に伴い、データ転送速度のさらなる向上が求められてきたことが挙げられる。つまり動画や音楽などの大容量データを頻繁にやりとりする昨今では、USB2.0でも「遅い」というわけだ。


<コネクタは大きく分けて3種類>

 USB3.0は、USB2.0との後方互換を図るため、デバイスドライバやプロトコル、コネクタ、ケーブルなど、従来品との互換性を維持した設計になっている。

 なお、東陽テクニカによると、USB3.0搭載のノートPCは、早ければ今年(2009年)の末にリリースされる見込みだという。PLDAやFlesco LogicなどはすでにFPGAベースのIP(H/D)の提供を開始し、NECエレクトロニクスはUSB3.0対応のLSIを、日本TIはトランシーバテストチップをそれぞれ発表している。

Standard-A
 PCなどのホスト側に接続されるStandard-Aコネクタは、外見やサイズは従来のUSBと変わらない。内部構造は、USB2.0で使用されている4本の信号ライン(D+、D-)を前段に、USB3.0準拠の信号ライン5本を後段に実装している。

Standard-B(Powered-B)
 プリンタやスキャナーなどのデバイスで使用されているStandard-Bコネクタは、SuperSpeed用の配線をコネクタの上部に追加した。サイズは若干大きくなっているが、USB2.0用ケーブルをUSB3.0のコネクタ口に差し込むことはできる。
 また、デバイス側からホスト側に向けて電源を供給するPowered-Bコネクタは、電源供給用のラインが追加された。USB端子を利用してプリンタでワイヤレス転送を行う際に有効だという。

Micro-B(Micro-AB/A)
 USB2.0にあったminiコネクタと、USB3.0用のコネクタを水平に配置したのが、Micro-Bコネクタだ。通常のBプラグおよびABプラグが、水平方向に置かれている。
 なお、USB2.0のケーブルはシールドなしで接続されていたが、USB3.0は上り、下りともに一対ずつ、シールドに囲まれた仕様になっている。よって若干価格は高くなるとのこと。