今日、明日はフォーユー定期文化講座の学習発表会。天気もまあまあ…朝からさあお出かけです。
俳句教室の展示と俳画の展示は昨日の準備の時に見ましたので、改めて見るつもりはないのですが、俳句の展示は年々カラフルになって昨年よりも変化があり、楽しい展示になっています。ああ、写真撮ってくるのを忘れましたので明日にでも…
それよりも今年は大変なんですよ!何がって? 実は始めての試みで、琴やオカリナ演奏など実技発表の12時から13持までが空いているので、それを埋めるために〝フォーユープレバト俳句〟を実演(?)することになったんです。ウ~ン、やっぱり緊張しますよ。初めてのことに挑戦するのは…どうなることやら。だってぶっつけ本番なんですから。
投句は当日の午前中…先ず果たして投句箱に句が入っているかという心配。もしもの場合にあらかじめ俳句教室の人には投句する人がいなかったら〝さくら〟を頼んでおきましたが、行ってみると、既に7、8人の投句があると聞いてホッとしました。その後もギリギリに投句する人がいて大慌てです。結局13句、同一人物で2句出しているのがありましたので、しめて9句の判定です。しかし、これはなかなか難しいですね。
プレバトの判定は、70点以上が〝才能アリ〟69点から40点までが〝凡人〟39点以下は〝才能ナシ〟です。それにならって…ウ~ン、これはやっぱり難しい!あの夏井いつき先生はどこで決めているんでしょうね~。まあ、今回は初めてのことですので私の独断と偏見で判定しました。ザンネンながら才能アリは一人、才能ナシが二人、後は全部凡人です。テーマは〝ひなまつり〟。知らなかったんですが、2月28日の本物のプレバトが同じ〝ひなまつり〟だったんですって。エエッ、これはマズイなあとは思いましたが、もう手遅れです。とにかく〝やるしかないっちゃ〟と頑張りました。句についてはここに出すとマズイのもありますので、大丈夫なものを少し紹介しましょうか。ちなみに作者は全て分かりません。
娘の眉によく似た雛購ひぬ まさこ 凡人58点
作句のポイント(娘と書いて「こ」と読ませない方がよい。「子」とすれば男の子だとも考えられるし、ポイントの「眉」が生きる。「似た」は口語なので「似し」と。歴史的仮名遣いと口語のちゃんぽんはよくない。)
添削句 子の眉によく似し雛選びたり
ちなみに「雛」は俳句では「ひいな」という。「購ひぬ」(あがないぬ)は「買った」という意味だが、これでは報告臭くなるので、いま買おうとして選んでいる場面だとすると臨場感が出るので「選びたり」と。思うに、この作者は全くの素人ではないでしょうね。ついでにもう一句…
初孫に馳せる初節句 古希近し 才能ナシ20点
作句のポイント(俳句は五七五の定型が基本で、これでは中七が全く足りない。更に同じ言葉を不必要に重ねない。ここは「初」がダブってくどくなっている。とにかくまず意味が分るように詠むこと。)
すると、突然作者が名乗り出てきて、〈馳せる〉のあとに「気持の」を書くのを忘れたんです…と。ところで、俳句での「初節句」は、5月5日の「端午の節句」を指しますので、兼題の「ひなまつり」にも該当しないんですがね。そこで次のように…(実際は最後の句でしたので、時間がなくて添削まではできませんでした…ゴメンナサイ)
添削句 思い馳せ初孫に武具飾りけり
私の教室の人たちもたくさん応援に来てくれて、とてもアリガタイ!感謝、感謝です。それに、メモを取っている人もたくさんいて…みんな熱心でしたよ~。初めてで多少手順が悪くモタモタしてしまったこと、折角作ったプラカードがあまり活用されなかったことなど反省点ばかり。来年はもっとスマートにして面白く出来るように工夫したいと思っています。
写真は、その時の様子。アシスタントは娘に応援を頼みました。主人も来て写真を撮ってくれて…みなさんアリガトウございました。 これで無事終了。終った後展示を見て、お抹茶を頂いて帰りました。ああ~疲れました。