ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

秋田の〝竿燈まつり〟だよ!(その二)

2019年08月10日 | 俳句

 今日は午後からと夜の部の俳句教室ですので、大変です。でも、昨日の続き書いておかなくちゃ!夜帰ってからではもう疲れて書く気がしないでしょうから。ではお待たせしました。続きをどうぞ…

 竿燈の妙技には①流し(最も握力を必要とする片手操作の基本となる技) ②平手(利き腕の手の平に竿燈を乗せて高々とかざし上げて見せる、力強く豪快な基本技) ③額(頸の根っこが据わった重量感あふれる技) ④肩(竿燈を上げやすく、最も覚えやすい技) ⑤腰(かなりの修練が必要な派手な技) の五つの技があり、昼間には妙技会などもあるようです。(写真はパンフ)

 竿燈の種類は、①大若(長さ12m・重さ50㎏・提灯の高さ64㎝・提灯の数46個) ②中若(9m・30㎏・48㎝・46個) ③小若(7m・15㎏・48㎝・24個) ④幼若(5m・5㎏・30㎝・24個) の四つあります。人気があるのは小若かな?拍手喝采ですもの。

 一番ビックリしたのは竿燈がドンドン長くなって、まるで弓のように撓って、今にも折れんばかり…見ている方がハラハラします。その妙技は当然大若で行われるのですが、聞いてみると継竹を次々と足すんですって。今のところ9本が最高とか。それが出来るようになるのに20年は掛かるんですってよ!だからみんな小さな子供の時からやっているんですね。終ってから〝ふれあいの時間〟というのがあって、竿燈を持たせて貰ったり、記念写真を撮ったりするんです。私も持たせて貰いましたが…いや~大若も中若も当然無理、幼若でさえも持つのに精一杯。バランスがとれずにすぐ倒れてしまいました。こんなのを幼稚園頃からやっているんですよね。本当にスゴいです。小学校の低学年ではもう額や肩などにやっていましたから。上手な子はこれぞとばかり得意げに…できない子はできないなりに挑戦して…。それを大人たちが支えて…。これぞまさしく代々受け継がれていく伝統技というものなんでしょう。感動です!

 ところで、竿燈は目の前で何本も倒れるんですよ。私たちのいる所へも倒れかかって〝ワア~ッ!キャ~ッ!〟の連続。でも、ワイヤーが張ってあってそれに引っかかり大丈夫なんですけどね。倒れると何本も蠟燭が消えますが、それをすぐにチャッカマンが着ける…要するに連係プレーですよ。そして、みんなで〝ドッコイショ、ドッコイショ!〟と掛け声をかけるんです。だから私たちも一緒に〝ドッコイショ、ドッコイショ〟です。いや、いや、これは立ち上がる時かしら…アハッ

 青森〝ねぶた〟の豪華絢爛というのとはまた違って、秋田の〝竿燈〟は、ある意味静かで整然としていながら見ている方にも生きる力を貰えるようなそんな底力を感じました。それはきっと280本余りの提灯約10000個という蠟燭の〝灯り〟からくるものでしょうね。聞けばねぶたの灯は発光ダイオードなんですって…。だから写真も秋田の竿燈の方が暗い感じになりましたが、でもこの方がグッとあたたかいでしょ!みなさん、そう思いませんか?

  以上で〝竿燈まつり〟は終り。次は山形の〝花笠まつり〟です。では、また…お楽しみに。今から句会へ出掛けま~す。

コメント (2)
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