ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

山形の〝花笠まつり〟ですよ!

2019年08月13日 | 俳句

 今日の暑かったこと!宇部でも最高気温32度でした。俳句教室が終って帰ろうと車に乗ると車内温度は42度まで上がっていましたから、もうグッタリです。やっとクーラーの部屋で涼んで、一息ついてからでないと何も始められませんでした。

 では、お待たせしました。そろそろ山形の〝花笠まつり〟にいきましょうか。

 この祭は、スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にし、「花笠音頭」にあわせて街を踊り練りあるく祭です。山形県内など数か所で開催されていますが、例年8月5・6・7日に山形市で行なわれる「山形花笠まつり」が一番広く知られていて、戦前から行われている東北三大祭りに戦後から始まり広まった「山形花笠まつり」と「盛岡さんさ踊り」を加えた5つの祭りを東北五大祭りと呼んだりしています。

 この山形花笠まつりは、昭和38年の「蔵王夏まつり」が始まりで、その祭のメインである「花笠踊り」で唄われる「花笠音頭」は、明治・大正の頃、山形県村山地方で唄われていた「土突き唄」が元唄だそうです。

 踊りには、「女踊り」といわれる〝正調花笠・薫風最上川〟と「男踊り」の〝正調花笠・蔵王暁光〟、「笠回し系花笠」「創作花笠」の四つがあります。「女踊り」は、最上川を渡る爽やかな風と稲穂の揺れをイメージした伝統的な優雅で華麗な踊り。「男踊り」は、蔵王連峰の夜明けと大地をしっかり踏みしめ、自然の恵みへの感謝をイメージした勇壮な踊り。「笠回し系花笠」というのは、花笠踊り発祥の地・尾花沢系のダイナミックな踊りで、「創作花笠」は、参加者それぞれの趣向を凝らした花笠、衣装、振り付けでの踊りです。

 現在パレードで歌われている「花笠音頭」の歌詞は、従来からあった2歌詞に加え、県内外から公募した13歌詞を加えた15歌詞で構成されており、最上川の流れに沿った各地の名所名物を歌い込んだもの。「ヤッショ、マカショ。」の囃子ことばは、その土(どん)突(つ)きの掛け声から出たといわれ、また一説には、同じ囃子ことばが、最上川河口の港町酒田市の民謡「酒田舟方節」にもあり、それを取り入れたともいわれています。

 まあ、とにかくこの手の祭りは特別珍しいものではありません。全国あちらこちらに規模は小さくてもさまざまな祭や踊りがあるでしょうし、もちろん宇部にも「宇部まつり」に踊る〝南蛮(なんば)音頭〟というのがありますよ。

 ところで、俳句では「踊」が秋の季語、盆踊のことを意味します。だから〝阿波おどり〟や〝おけさ踊〟〝さんさ踊〟など、すべて季語になります。高知の〝よさこい踊〟などは、今ではもう全国的な規模になり、イベント化して季節感がなくなっていますので、そのままでは季語になりにくいかも。使うときは気を付けて詠みましょう。

  四五人に月落ちかかるをどりかな       与謝蕪村

  てのひらをかへせばすゝむ踊かな       阿波野青畝

  いくたびも月にのけぞる踊かな        加藤三七子

 私たちは花笠まつりの会場に17時頃到着しました。今回は桟敷席ではありませんので、2時間余りの自由行動です。しかし、この暑さの中で2時間も立ちっぱなしの見物はたまりません。だから、添乗員さんから郵便局周辺が踊の先頭スタート地点なのでいいですよと聞いて、そこへ行きました。すると、ちょうどいい具合に郵便局の入口の階段が空いていましたので、そこを6人が確保して…もう私などは疲れていますから、そこに陣取ったら全く動く気がなく、こんなズボラな写真しか撮れませんでした。ゴメンナサイ!でも、助かったんですよ。ここは郵便局の中に入って涼むこともできますし、トイレも使っていいということで…ラッキーでした。ほら、見て下さい。外の人たちは歩き回ったり、地面に座り込んだりと…、大変だったみたいで、早めに切り上げてバスで待っている人もたくさんいました。踊は9時半頃まであるようでしたが、ただ衣装が違うだけですから、⒈時間も見ればもう充分。申し分けないんですが、飽きてしまいました。

 

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