新型コロナ感染の流行は4年目に入り、現下も第9波に突入して12週連続で感染者が増加しています。私は高齢かつ基礎疾患のあるいわゆるコロナ弱者です。これまで感染拡大と病院受診日が重なる度に、病院に電話診療を依頼してきました。そこで処方箋の発行と薬局へのFAX送信を依頼し、薬局から宅配便で薬を届けてもらってきたのです。
もちろん血液検査などを省く電話診療には持病の悪化を見落とす危険性があります。しかし受診して運悪く院内感染し、重症化する危険性とを天秤にかけた結果、電話再診を選ばざるを得なかったのです。お陰様でこれまでは感染せずに過ごしてきました。
しかるにこの程厚生労働省はこの電話・オンライン診療措置を7月末日で終了とし、8月以降は認めないこととしました。各医療機関としても電話・オンライン診療報酬が無くなるのでこれを継続できません。我々コロナ弱者は感染の危険を冒して受診しなければ薬の処方を受けられなくなります。8月から急にコロナ禍が収まったり弱毒化すれば良いのですが、まずあり得ません。コロナ禍が5類相当に格下げされて略2カ月ですが、ウィルス自体は何ら変わっていません。かくして8月以降、コロナ弱者の感染増、重症化増、果ては死亡者増となる危険性があります。
そこで厚生労働省に要請致します。8月以降も高齢者及び基礎疾患者については電話・オンライン診療を現状のまま継続してください。お願い致します。