安倍政権は来週早々にも憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認のための閣議決定をするつもりのようです。
先ごろ成立した憲法改正国民投票法に則って正攻法で訴えても、国民の賛成多数を得られないと判断したからです。そして急ぐ理由は年末に予定されている日米ガイドラインに間に合わせたいのでしょう。但しラッセル米国務次官補は16日「急ぐ必要はない」と言っています。
しかしこれは戦後長きに亘って我が国に定着してきた憲法の平和主義という柱を跡形もなく葬り去るに等しい暴挙です。安倍首相と同意見の「お友達」ばかりで構成された私的諮問機関である安保法制懇の答申をもとに、ほとんどが腹心の部下達で構成された閣議での解釈変更をしようとしているのです。
そもそも彼らは立憲主義の何たるかを分かっていない節があります。憲法とは国の行動を制限するために国民が定めて国に指示したものです。従って例え解釈変更といえども、国民の承諾を得ずに実施できるはずもありません。民主主義とは「手続き」であり、手間のかかるものです。いま彼らのしようとしていることは日本の民主主義を泥まみれにする行為以外のなにものでもありません。そしてこれにはオバマ大統領を始めとして世界中の世論が憂いを抱いてもいます。
いまこそ我々は国民の名において安倍政権の暴挙を阻止しなければなりません。
この意見に賛成の皆さん、あと数日とあまり時間が残されていませんが、憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認のための閣議決定を阻止するために立ち上がってください。
1. 閣僚、国会議員、首長、地方議員に直接意見が届けられる人は是非とも意思表示をお願いします。閣議決定を阻止して欲しいと。さもないと次の選挙で投票しないと。
2. 国会周辺並びに各道府県庁周辺などに集まれる人は是非ご足労いただき、そこで閣議決定阻止のためのデモンストレーションに参加してください。
3. この意見に賛成の国民の皆さん全員にお願いします。電話、メール、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどあらゆる手段を駆使して閣議決定阻止のために立ち上がってください。
そして大きな国民運動を繰り広げましょう。60年安保以来久しく国民運動らしきものを経験していない我々ですが、今回はしなければなりません。今はそれほど重要な節目なのです。もしもこのまま私たちが座視してしまうなら、やがて子供や孫たちに問われる日が来ることでしょう。「何故あの時、阻止しなかったのか」と。かつて私たちが「先の大戦への参戦をどうして止められなかったのか」と父母や祖父母に問うたように。
「安らかに眠ってください過ちは繰り返しませぬから」は広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれた言葉です。そして心の奥に残っているこんな歌もあります「戦争は命かけても阻むべし父母翁牢に満とも」八坂スミさん作
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