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茨城県民の皆さんへ

2017-08-11 13:57:34 | より良き我国のために
 茨城県知事選挙が昨日告示されました。全国最多の7選を目指す現職橋本氏、自公政権が押す新人大井川氏、共産・つくば市民ネットワーク・新社会党が推す新人鶴田氏による三つ巴の選挙です。

 茨城県民の皆さん、非現職・反政権の鶴田候補を選びませんか。最大の理由は東海第二原発再稼働阻止です。

 橋本氏は公示前まで「安全と避難体制の実効性が確保されなければ認められない」としていましたが、10日の街頭演説で「無条件で認めない」と変えてきました。多選批判に加えて8年ぶりの保守分裂選挙に危機感を覚え、脱原発意識の強い層に手を伸ばして来たのでしょう。しかし当選の暁には再稼働容認に戻る可能性大です。何故なら彼は根っからの保守であり、産業界の意向に反する事はしません。また朝鮮学校への補助金停止や福島原発事故に伴う子供の健康診断不実施など、国の政策に従うのみでこれに反したり先んじたりはしません。2014年全都道府県で8位の財政力を持ちながら医療・福祉などの分野では最下位レベルに甘んじており、産業界に甘く、住民の命と生活に辛い姿勢は現政権のそれと同じものなのです。

 大井川氏は再稼働に関して「白紙」と言っていますが、当選後は「再稼働」に変わることは必定です。政権与党の推薦を得ており、その政策に反する事は許されません。

 ところで最近韓国が脱原発を表明しましたね。これでドイツ、台湾に続いて3か国目です。懸命な選択だと思います。福島第一原発事故の現状を見れば、それが火力や水力発電事故とはまるで次元の異なる深刻な被害を及ぼすことを我々は身をもって体験しました。しかし未だ身をもって体験できていない被害があります。それは高レベル放射性廃棄物による被害です。これをガラスで固化し、安定した地層深くに安置して10万年程寝かし、無害化するのを待つのです。その候補地を示す地図が先日発表されました。輸送の便が良い沿岸20km以内を含め、国土の65%が適地だというのです。

 しかし資源に乏しい代わりに火山が豊富で地震にも恵まれている我が国に10万年もの間安定した地層が有り得るのでしょうか。仮に今安全と思われる場所に埋めたとしても、1万年後に地殻変動が起こり、あの昭和新山の例の様に地中深くからマグマが上昇してガラス容器を溶かし、更には噴火して高レベル放射性廃棄物を地上広範囲に撒き散らさないとも限りません。そんなことは決して無いと誰が断言できるのでしょうか。その時1万年後の我らの子孫は甚大な放射能汚染に曝されるのです。

 その危険性に現政権は目を瞑っています。今の経済力を原発の電力で保ちたい一心です。1万年後のことは「そのうち何とかなるだろう」ということでしょう。時間のレンジは大きく異なりますが、国の借金をどんどん積み上げて子や孫の世代の富を先食いしている図にも似ています。今さえ良ければいいのだと…。改憲の為の議席を確保する為に、景気刺激策を続けるしかないのだと…。

 茨城県民の皆さん、東海第二原発再稼働阻止の為にこの選挙では鶴田候補を選びましょう。そしてそれは現政権への退陣勧告にもなり得るのです。


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