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黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六 第四節

2014-04-03 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑥ 黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六

第四節

(原文)

 肺瘧者、令人心寒。寒甚熱。熱間善驚。如有所見者。刺手太陰陽明。

 心瘧者、令人煩心甚。欲得清水。反寒多不甚熱。刺手少陰。

 肝瘧者、令人色蒼蒼然太息、其状若死者。刺足厥陰見血。

 脾瘧者、令人寒、腹中痛。熱則腸中鳴。鳴已汗出。刺足太陰。

 腎瘧者、令人洒洒然。腰脊痛宛轉、大便難。目眴眴然。手足寒。刺足太陽少陰。

 胃瘧者、令人且病也、善飢而不能食。食而支滿腹大。刺足陽明太陰、横脈出血。

 

(訓読)

肺の瘧は人をして心寒からしむ。寒甚だしく熱す。熱間に善く驚く。見る所のものあるが如し。手の太陰陽明を刺す。

 心の瘧は人をして心を煩すること甚だしからしむ。清水を得んと欲す。反って寒多く甚だしくは熱せず。手の少陰を刺す。

 肝の瘧は人をして色蒼蒼然として太息せしめ、其の状死者の如し。足の厥陰を刺し血を見る。

 脾の瘧は人をして寒く、腹中痛ましむ。熱するときは則ち腸中鳴る。鳴ること已めば汗出ず。足の太陰を刺す。

 腎の瘧は人をして洒洒然たらしむ。腰脊痛み宛轉して大便難し。目眴眴然たり。手足寒す。足の太陽少陰を刺す。

 胃の瘧は人をして且(まさ)に病ましむるや、善く飢え而かも食すること能わざらしむ。食すれば支滿し腹大となる。足の陽明太陰を刺し、横脈より血を出す。

 

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