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黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六 第七節 語句の意味

2014-04-22 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六

第七節

刺瘧者、必先問其病之所先發者先刺之。先頭痛及重者、先刺頭上及兩額兩眉間出血。先項背痛者、先刺之。先腰脊痛者、先刺郄中出血。先手臂痛者、先刺手(1)少陰陽明十指間。先足脛痠痛者、先刺足陽明十指間出血。

 (1) 少陰陽明 新校正によれば別本は陰陽に作る。これに従う。

 

語句の意味

旧カネボウ「経絡と経穴」の資料

頭上=、上星・顖會・百会か?

兩眉の間=攅竹

兩額=頷厭・懸顱・懸氂のあたり。

項=風池・風府・天柱か?

背=大杼その他あるが?

 

鍼灸医学体系(語句の解)

*王冰の注 「頭上は上星・百会を謂う。兩額は懸顱を謂う。兩眉の間は攅竹等の穴を謂うなり。項は風池・風府之を主る。背は大杼・神道之を主る」と。

*新校正には「按ずるに別本には手の少陰陽明を手の陰陽に作る。全元起が本も亦手の陰陽に作る」とある。

 思うに、これは新校正にある所が正しいのであろう。手の少陰陽明十指の間とは、どういうことか。手の少陰二指、陽明二指で十指とはならない。手の十指というからには、手の經全部でなければならない。してみれば手の陰經陽經合すれば十指となるであろう。

 

東洋学術出版社素問

先ず手臂の痛む者は、先ず手の少陰、陽明の十指の間を刺す。

最初に手臂が痛むものは、まっ先に手の少陰と陽明経の十指の間の経穴を刺す。

としている。

 

脛=すね

 

痠痛=さんつう。⇒痠(さん)

痠=さん。<霊枢><素問><傷寒><金匱>には、ほとんど痠疼という熟語として出ている。古典的解釈としては、痠、疼ともに痛の意味とし、実際は経絡が抽掣して酸をなすものを痠といい、痠にして甚だしく痛むものを疼という。これらは普通の膚体の痛みとは区別される。

 

鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問、漢方用語大辞典

 

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