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黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六 第五節 訳

2014-04-16 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六

第五節

 瘧發身方熱、刺跗上動脈、開其空、出其血、立寒。

 瘧方欲寒、刺手陽明太陰、足陽明太陰。

 瘧脈滿大急、刺背兪。用中鍼傍伍胠兪各一、適肥瘦、出其血也。

 瘧脈小實急、灸脛少陰、刺指井。

(1)瘧脈滿大急。刺背兪。用五胠兪。背兪各一、適行至於血也。

 瘧脈緩大虚、便宜用藥、不宜用鍼。

 凡治瘧、先發如食頃、乃可以治。過之則失時也。

 諸瘧而脈不見、刺十指間出血。血去必已。先視身之赤如小豆者、盡取之。

(1) 新校正に従って削除

 

瘧病になり発熱したら、足背(・府・胕)上の動脈を刺針してその孔穴を開き、其の血を出せば、立ちどころに熱が下がる。

瘧病で寒気が出てきたら、手陽明大腸経と手太陰肺経、足陽明胃経と足太陰脾経を刺す。

瘧病で脈が滿大で急なものは背兪を刺す。両傍の第二側線上(鍼灸医学体系)の伍胠の兪穴各々一を取穴し、患者がデブかヤセかにより適した血を出す

瘧病で脈が小實急なものは、脛の足少陰腎経に灸をし、足太陽膀胱経の井穴至陰を刺す。

瘧病で脈が緩大虚のものは、藥を用いて、刺針はしないのが適当な処置である。

だいたい瘧病の治療は先ず発病後食事をするぐらいの時間までに治療するとよく、この時間をすぎると治療は難しい。

多くの瘧病では脈が現れないことがある、そのときには(手足の)十本の指の間に刺針し出血(瀉血)させる。瀉血して血が取り去れれば必ず病は已む。この時に体に小豆のような赤いものがあれば、全てを取り去る。

 

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