おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 刺瘧篇 第三十六
第四節
肺瘧者、令人心寒。寒甚熱。熱間善驚。如有所見者。刺手太陰陽明。
心瘧者、令人煩心甚。欲得清水。反寒多不甚熱。刺手少陰。
肝瘧者、令人色蒼蒼然太息、其状若死者。刺足厥陰見血。
脾瘧者、令人寒、腹中痛。熱則腸中鳴。鳴已汗出。刺足太陰。
腎瘧者、令人洒洒然。腰脊痛宛轉、大便難。目眴眴然。手足寒。刺足太陽少陰。
胃瘧者、令人且病也、善飢而不能食。食而支滿腹大。刺足陽明太陰、横脈出血。
語句の意味 2-2
腸中鳴
腹中雷鳴=ふくちゅうらいめい。腹中に水音があること。新・東洋医学辞書13
腹中雷鳴=証名。腸鳴(ちょうめい)に同じ。
<傷寒論太陽病>第三十条 二十八条 30 一五七
傷寒汗出解之後、胃中不和、心下痞鞕、乾噫食臭、脇下有水氣、腹中雷鳴下利者、生薑瀉心湯主之。
傷寒汗出でて解するの後、胃中和せず心下痞鞕し食臭を乾噫し脇下に水気有りて腹中雷鳴し下利する者は生姜瀉心湯之れを主どる。
第三十一条 二十九条 31 一五八
傷寒中風、醫反下之、其人下利、日數十行、穀不化、腹中雷鳴、心下痞鞕而滿、乾嘔心煩不得安。醫見心下痞、謂病不盡、復下之、其痞甚。此非結熱、但以胃中虚、客氣上逆、故使鞕也。甘草瀉心湯主之。
傷寒中風、医反って之れを下し其の人下利日に数十行、穀化せず腹中雷鳴し心下痞鞕満し乾嘔し心煩安きを得ず*。(医 心下痞するを見て病尽きずと謂い復た之れを下し其の痞益々甚だし)、*此れ結熱に非ず但胃中虚し客気上逆するを以ての故に鞕ならしむる也、甘草瀉心湯之れを主どる。
洒=そん。寒慄するさま。<素問風論>「腠理開くときは則ち洒然として寒し、閉ずるときは則ち熱して悶す。」<素問刺瘧篇>「腎虚の者は人をして洒洒として寒せしむ」漢方用語大辞典
洒=酒シュとは別。シャ。サイ。ソソぐ→注。サイ。洗う。洗い落とす。すすぐ。あざやか。鮮明。
宛轉=宛転。エンテン。顔立ちが美しいさま。ころぶさま。ゆるやかに舞うさま。玉がころがるさま。文章がすらすら通っているさま。
大便難=便秘。
眴=ケン。シュン。またたく。まじろぐ。新・東洋医学辞書13
東洋学術出版社素問【注釈】
眴眴然=けんけんぜん。張景岳の説。「眴眴然とは、目がまわってものがよく見えないこと。水邪の汚れによる」。
鍼灸医学体系 (語句の解)
目眴眴然たり
*眴 <説文>には「目揺(ゆら)ぐなり。目に従い旬の声」と解説している。<史記・項羽紀>に「項梁眴籍曰可行矣」とあり、注に「動目して私かに之を視るを眴という、又眩なり」とある。
そこで本文の「目眴眴然たり」とは「目がグラグラと動揺してはっきり見えぬこと」であるが又まばたきすることも眴という。本文は所謂立ちくらみすることではあるまいか。
且=ショ。カつ(なるべくかな書き)。その上に。また。すら。さえ。でも。よしや。たとい。・・・つつ・・・する。まず。マサに・・・せんとス(文)。シバラく。かりに。モし。ココに。明解漢和辞典
鍼灸医学体系(語句の解)では「将に」と訓ずべきであろう。とあります。
善飢=ぜんき・証名。よく腹がすき、食後でもすぐに飢えをおぼえること。多嗜症。これは胃熱によるもので、本証は消渇の主症の一つである。
支滿=しまん。肋骨弓下部が膨満すること。
横脈=おうみゃく。脈絡の横斜しているもの。足の内踝の前、斜めに過ぎる大脈をいう。<素問刺瘧篇>「足の陽明太陰の横脈を刺して血を出す。」
横脈 鍼灸医学体系(語句の解)
*これに関し王冰は「足の内踝の前斜に過ぎる大脈を謂う。則ち太陰の經脈なり」といい、馬蒔は「脾胃の横絡脈」なりと脾經と胃經とを結ぶ絡脈であるといい、張志聡も亦同じことを述べている。そこで今それに従うことにする。
漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学体系、東洋学術出版社素問、新・東洋医学辞書
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