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都内のシネマのレイトショーでは、随分観客席がうまっている。
テアトル新宿の21時の回で、『俳優 亀岡拓次』を観る。主演は、いま女性ファン急増中といわれる安田 顕だ。
亀岡拓次は、脇役一筋の役者だが、つかこうへい・蒲田行進曲に出てくる輩のような破天荒なところはない。ただ監督・演出家の意図を汲み取り、期待以上の演技をする。自己主張はしないが、プライベートでは「一人暮らしは寂しいよ」と、決まりのフレーズをフニャフニャと言うだけ。
思い込みの恋をして破れる公式は、寅さんとカブる。見る側の笑いは温かいよ。
俳優 ヤスケンも、破天荒よりマイルド寄りだが、規格外の役者であることは確かだ。