恵比寿駅をガーデンプレイス側に降りて、台風の前座の雨だったので、地下道を進むと、
ウェスティン東京の地階に着いてしまう。
度肝を抜かれる如き豪華なホテルだ。
すれ違うホテルマンの愛想良さに、いたたまれず、車道を越えてガーデンシネマに入った。
2009年、36歳で没したフランス系カナダ人作家のストーリー。私小説作家の限界なのか、人並み以上の才を持つ人のおきまりのコースは酒・ドラック、深みにハマると疑心暗鬼と被害妄想である。
一度、世に出てしまうと、才能を小出しにすることはできないのかね。
凡人には理解不能な、多方面に走りまくり、自己消耗率の高い人生である。
私小説は年齢を重ね、抽き出しの絶対数を蓄積しなければ、書けないんじゃないかな。それがおじさんの率直な意見です。