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2年前と比べて、半分以下に鑑賞数は減じているのたが、心安らぐのは映画館の空間です。
今週は仕事とのタイミングが合って、
ヨーロッパの2作を鑑賞。
『イノセンツ』2021年
北欧3国+デンマーク製作。
北欧を舞台にした『ミッドサマー』『LAMB/ラム』のホラー(妖怪・神話的)と残虐性の要素の系譜にある作品。
夏休みのノルウェーの団地。閑散とした風景の中、子ども4人の前で繰り広がるサイキックな現象とその結末。
何気ない庶民の日常の中の怪奇が描かれる。残虐シーンも多々あり。
理由は省くが、北欧の人々の精神世界は、日本人に近いものが感じられる。
『エリザベート 1878』2022年
オーストリア・ルクセンブルク・フランス・ドイツ合作
19世紀のオーストリア皇妃 エリザベート40歳の誕生日からの1年間のストーリー。
面白かったのは:
その美貌でヨーロッパ中に名を馳せたエリザベートが、容姿と体形を維持するために涙ぐましい努力をすること。
国王の威厳のある風貌は、実はカツラや付け髭だったのか。
その奔放さにおいて、息子からも注意されるほどの皇妃であるが、元カレのいとこと今更の恋仲を復活させたのかは、曖昧であり。
いずれにせよ、ヨーロッパの王族は親戚同士で、その狭い上流社会の中での
お遊びの描写には食傷気味になったが。知らない世界を知る意味ではいい
作品でした。