『老人と宇宙3 最後の星戦』 ジョン・スコルジー (ハヤカワ文庫 SF)
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チャッチャラッチャー チャッチャチャー。
『老人と宇宙』、『遠すぎた星』に続くパロディタイトル第3弾にして完結編。
……と思ったら、別冊が出そうな予感。
寿命が来て死にそうな老人が志願して宇宙戦争に出かけるというアイディアが笑えるものの、内容は極めてシリアスな戦争SFシリーズ。
第3作目は真面目な顔して冗談を言う面白さのコメディ路線。今回はついに謎の組織コンクラーベが姿を現し、コロニー連合と化かし合いを行うというストーリー(違)
新規のコロニー建設を認めないコンクラーベは、主人公のジョン率いる一番新しいコロニーへ大艦隊を率いてやってくるが……。
しかし、なんでそんなに殲滅戦が好きですか。中途半端に撃退しても、反撃が怖いからということでしょうが、そんなことだから戦争はなくならないのですよ。復讐の連鎖は続くよどこまでも。
コンクラーベ(←宇宙人の組織なのに、なんでこんな名前?)の理想は確かに素晴らしいのだが、それを武力で成し遂げようというのは、エゴというか妄想というかなんというか。全体主義国家の恐怖政治に繋がるものもあるかもしれませんが。
どちらかというと、コロニー建設のこまごまとした描写の方が楽しめた。というか、原住知的生物のファーストコンタクトはどうなったのよ!
他にも、疎開させたはずの養女ゾーイが最終解決案を持って帰ってくるとか、そのあたりの描かれなかった話の方が楽しそうだぞ。
ゾーイのエピソードは番外編としてジュブナイル版で出版されたみたいなのだが、ハヤカワならSFレーベルで出してくれるに違いない。当然萌え絵付きで。
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チャッチャラッチャー チャッチャチャー。
『老人と宇宙』、『遠すぎた星』に続くパロディタイトル第3弾にして完結編。
……と思ったら、別冊が出そうな予感。
寿命が来て死にそうな老人が志願して宇宙戦争に出かけるというアイディアが笑えるものの、内容は極めてシリアスな戦争SFシリーズ。
第3作目は真面目な顔して冗談を言う面白さのコメディ路線。今回はついに謎の組織コンクラーベが姿を現し、コロニー連合と化かし合いを行うというストーリー(違)
新規のコロニー建設を認めないコンクラーベは、主人公のジョン率いる一番新しいコロニーへ大艦隊を率いてやってくるが……。
しかし、なんでそんなに殲滅戦が好きですか。中途半端に撃退しても、反撃が怖いからということでしょうが、そんなことだから戦争はなくならないのですよ。復讐の連鎖は続くよどこまでも。
コンクラーベ(←宇宙人の組織なのに、なんでこんな名前?)の理想は確かに素晴らしいのだが、それを武力で成し遂げようというのは、エゴというか妄想というかなんというか。全体主義国家の恐怖政治に繋がるものもあるかもしれませんが。
どちらかというと、コロニー建設のこまごまとした描写の方が楽しめた。というか、原住知的生物のファーストコンタクトはどうなったのよ!
他にも、疎開させたはずの養女ゾーイが最終解決案を持って帰ってくるとか、そのあたりの描かれなかった話の方が楽しそうだぞ。
ゾーイのエピソードは番外編としてジュブナイル版で出版されたみたいなのだが、ハヤカワならSFレーベルで出してくれるに違いない。当然萌え絵付きで。
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