2013 J2 第21節 ザスパクサツ群馬 2-0 コンサドーレ札幌 @正田醤油スタジアム群馬
関東後援会のバスツアーで行ってきた。19:30キックオフということで、帰りの新宿到着予定時刻は24:45。終電に間に合わない場合は漏れなく朝まで宴会付き。
スタジアム到着と同時に聴こえてきた太鼓の音。もしやこれは札幌のチャント。開場から気合入っているなと思ったら、ちょうど選手バスが到着したところだったらしい。あいにく、ちょっとの差で選手は見られず。
試合開始前に珍しくチャントの歌唱指導。宮澤の曲は、ミヤザーワではなくミーヤーザワで、といういつもの指摘。岡本は原曲知らない人に原曲紹介。youtubeで無限の彼方へbyケムリを聴け。
今日のコールリーダーはずいぶんとご機嫌で、相手のコールリーダーの言葉尻を捕まえたり、バスガス爆発と叫んだり、遣りたい放題。たしかに、群馬は下位に低迷しているが、あんまりバカにするとフラグ立つぞ。
そして、相変わらずのセレモニークラッシャー。ゲストが何か歌っているのに、チャントを歌い続ける札幌。
札幌の布陣は深井が欠場で、宮澤+上里のダブルボランチ。ワントップに横野、その下に内村。サイドは岡本と荒野で、砂川をベンチスタートの切り札に。
守備では奈良が復帰で、櫛引がベンチ。松本は帰ってきても、上原がスタメン。このあたりの人選が、監督からの信頼度を反映しているというところが見えて面白い。
そして、なんと工藤が初ベンチ。早い時間にリードできたら登場するかも。
試合内容は目線が低すぎてほとんど見えなかったので、ビデオで見直し。
序盤はボールが落ち着かず、蹴り合いになってしまっている。特に、前二人に当てるボールがことごとくカットされる。サイド攻撃はうまくつながるのだが、クロスの精度が悪い。
時間がたつにつれてボールが収まるようにはなったが、上手く守られている。ボールの貰い手がもうちょっとうまく動いてマークを外さないと、パスカットを狙われ続ける。
攻撃では、左サイドの上原が高い位置まで走り込んでセンタリングとか、良いイメージのシーンが少なくなかった。しかし、とにかく、パスコースを読まれ過ぎ。内村にはずっとマークが付きっぱなしなので、それ以外の選手が頑張らないと、ボールが繋がらない。
上原はカウンターアタックのシーンがあったが、FWに戻る気ならばあれを自分で撃たないと。結果的に内村への横パスがミスパスになってみすみすチャンスをつぶしてしまった。
草津……じゃなかった、群馬の攻撃では、30分の平繁のシュートは怖かったぐらいで、他はほとんど抑え込んだ感じ。
前半は完全に札幌ペースに持って行けたと思うが、それにしてはシュートが少ない。結局、うまく守られた群馬ペースなのだろう。シュート数は3-5。
ハーフタイムには身体がうずいたのか、ピッチ練習を観にきた野々村社長がこぼれ球を蹴り込んだりとか。声をかけるサポと、それにこたえる社長。サポーターと相思相愛の野々村社長っていいな。
後半開始直後に平繁のゴール。現地だと何が起こったのか全く分からず。クリアボールかと思ったらシュート撃たれたイメージ。ビデオで見直すと、上原からのボールを上里がワンツーで戻そうとしたところをブロックされ、そこから平繁にパスが通った。最初、上原のミスと言われていたが、どう見ても悪いのは上里か、平繁を黙って見ていた他のDF。CB二人と宮澤の三角形の中心にできたエアーポケットにうまく入り込まれた。
ここから群馬が勢い付いてしまい、群馬ペースに。
そこでペースをかえるために砂川。一緒に工藤というのは結果的にどうだったのか。荒野と岡本がアウト。
工藤はストライカーとしてシュートを撃とうとする姿勢は良かった。何度もシュートチャンスを作ったが、あいにく精度が無かった。ネットの外側を掠るシュートが最大の見せ場。
横野のヘディングは綺麗に崩した攻撃の流れだったのだけれど、キーパーに阻まれる。
内村はボールを持つとDFにわっと囲まれるので、やはり周りが頑張らないと無理。
最後の手段で松本が入って横野がアウト。上原を前に出す。しかし、最近このパターンは当たってないんだよね。上原はサイドバックとしていい仕事ができるようになっただけに、別なオプションを考えた方がいいんじゃないか。結果的にも、俺の心情的にも、ここは榊を投入すべきだった。
そしてその松本がペナルティエリア内で相手を倒してPK。バックパスにプレッシャーをかけられ、ルーズボールを押さえに行ったところをアタックされた。相手ボールになってから後ろから倒したという判定だが、意図的なものではないのだろうけど、明らかに不用意。周りから声をかけてあげれば、もしかしたら防げたかもしれないが、ボケているとしかいいようが無い。
ここから必死になって頑張りを見せるが、遂に無得点で終了。ついでながら、群馬の選手がひとり退場してたが、現地では全く気付かず。
公式記録でのシュート数は7-10で打ち勝っているものの、結果は2-0の完敗。ポゼッションを奪えずにいても相手のミスで4点取ることもあれば、札幌ペースに持ち込んだように見えても2失点で負けることもある。本当にサッカーってわからん。
ロングパスの精度、クロスの精度、シュートの精度、いずれも足りないことを思い知らされた試合。ボールは持てているからといって、それだけで得点が取れるわけではない。得点を奪えなかった最大の問題はマークを外す動きができていなかったことか。群馬はパスコースを読んで、完全にパスカットを狙いに来ていた。
サポーターも相手を舐めすぎた。試合前の行動には、やっぱりフラグが立ってた。
試合後の挨拶では、久しぶりのブーイング。珍しく、砂川が野次に激昂。締めのタイミングを見失った感じで無理やり礼して終わり。
帰りのバスは荒れるかと思いきや、案外おとなしかった。みんな呆れてたのか。ロシアンビールをやったり、それなりに和やかな感じ。(2連敗しました!)
新宿到着は予定より早い23:45頃。終電に間に合った方は帰り、間に合っても飲む人たちは歌舞伎町へ消えたのでした。
なでしこサッカーと新日のオカダ対真壁を見ながら男前ジョッキ(1L)3杯までは覚えてるけど、そのあとが良くわからん。気が付いた時には西八王子だったよ。乗り換え駅を4駅乗り過ごし……。