おはようございます。11月1日水曜日です。広島は晴れ、少し乾燥気味です。最近、愛犬オリとの散歩中に、久しぶりに会う方もあり、オリが口輪をしている姿を観て、「どうしたの?」と尋ねてきます。そのたびに、「かくかくしかじか、こうこうで、、、」と説明。同じことを何度も説明するのは少々疲れましたが、仕方ありません。
今のところ、「いずれ外そうか」というような話は出ていません。昨日の散歩中に、オリは落果しているミカンを見つけて、臭いをかぎ、食べようとしますが、口輪をしているため、食べることができず。それでいい、これでいい、と納得。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は、前日比で安く寄り付き、取引が始まりましたが、その後、利回りが4.88%付近で、安定的に推移していることから、3市場揃って反発上昇しています。
これを受けてCMEN225も、500程度上昇し、31360付近で取引されています。本日の日経平均は高く寄り付き、取引されそうです。
米国債10年物の利回りは前述のように、4.88%付近で落ち着いている感じ。
先週26日木曜日には、一時、5%台に乗りましたが、その後は、4.88%付近での推移となっています。
ドル円は、昨日の日銀会合結果を受けて、急反発し、オプションNYカット時間を通過して、昨夜23時台に151円台の取引が始まり、151.00円にあったストップロス買いを巻き込んで、さらに上昇し、上値は、151.705円まで届いています。
昨日の上昇値幅は、2.675円と異常なほど大きなものになりました。
本日の相場としては、FOMC結果は今夜未明(本邦時間2日3時)に出てきますから、これを確認してから動いてくると思われます。それまでの間は、まだ、上を伺う相場となり、152.0円チャレンジの動きになるかもしれません。
日銀会合結果は、「現状維持」でした。政策の「ゼロ金利」は維持しながら、利回りは1%をめどとして上昇を容認する、というもので、1%を超えての取引も認めるというものでした。これは実質的な利上げ効果を意図するものと理解していますが、全く逆の効果に。今回の日銀会合では、ドル円の為替水準にも意識したもののようですが、基本となる金融政策に変更がありませんでした。
市場は「ゼロ金利政策の維持」と「利回りの1%めどへの上方修正」のどちらに反応したかと言えば、前者の「ゼロ金利政策の維持」のようで、これでは、FOMCが現状維持政策を採用しても、日米の金利差は縮小しないと市場は判断し、ドル買い円売りを仕掛けてきたようです。
7月の日銀会合の時も、似通った柔軟な利回り運用を認めていますが、この時も、結果が出ると、ドル買い円売り傾向になっています。これを考えれば、今回の、「基本政策としてはゼロ金利を維持し、運用において、利回りが1%を超えても容認する」としても、ドル買い円売り傾向が出てくることは、想定できたのではないでしょうか。
今回のドル買い円売り傾向は、日銀に因る失策と判断せざるを得ないと思われます。
こうなってくると、今度は財務省筋からの「為替介入」があるかどうか、というところが焦点になりそうです。
ドル円相場は、いよいよ151円台での取引となり、昨年10月21日の高値151.942円に鉢合わせさせようとする動きが出やすくなっていると思われますが、政府筋は、そこまで「介入」を我慢できるかどうかになりそうです。
相場が上昇中に「介入」して、相場を押し下げようとしても、一時的には下がっても、すぐ、元の上昇トレンドへ戻るという傾向が強くありますから、これを考えて、(金融関係者の助言かもしれませんが。)昨夜は「介入」しなかったかもしれません。
10月早々から、何度か、「介入したか?」というような動きを相場は見せていましたが、昨日、政府10月分の為替介入状況報告書が出て、10月は「介入」は1件もなかったようです。
本日は11月1日です。政府は「介入」するかどうか、したかどうかは、コメントしない、というスタンスを貫くと思われます。月初は、「介入」しやすい時期として市場関係者には認識されていますから、本日以降の早い時期に、「介入」があるかもしれません。「介入}要注意の時期になっていると思われます。
昨日の長大陽線となったローソク足をどう理解するか、、、、、、。
これを打ち消すような材料はなく、「為替介入」しか思い当たるものがありません。
テクニカルで考えれば、少し買われ過ぎレベルになってきています。しかし、まだ完全に買われ過ぎというところまではいっていないと判断できそうです。
ウクライナや中東で紛争が継続中です。「有事のドル買い」が進むのか、それとも、安定している利回り動向を受けて、ドル買いは収まってくるか、チェック。
本日早朝、151.7円台に入ったところで、サイズ小さ目でショートを打っています。さらに上昇するようだと、さらに追加する考えです。
11月は、海外の大手ヘッジファンドの決算時期になります。今月は利益や損失確定の動きが出てきます。海外勢は順張りポジションですから、ドル円で言えば、これからは、売り注文が多く出てくることになります。
この決済を行って、海外勢はクリスマス休暇に入るようになってきます。
今夜は、米国経済指標の、ADP雇用統計、ASM製造業景況指数、JOLTS求人件数、そしてFOMC結果が出てきます。
これらを観ると、東京タイムでは「動けない」かもしれません。
本日の健太君の判定は、「買い」は、151.119円超、「売り」は、151.119円以下、「買い」は、149.759円以下の場合となっています。
FPVは、150.407円、R1は、151.831円、S1は、149.110円となっています。
(追伸 10時34分で、訂正しています。)
「G指数」が「少し買われ過ぎ」状態になってきました。この点からも、そろそろ要注意の時期になってきたと思われます。
そして、これからは、少し原油価格の動向に注目して行こうと思っています。
今日から11月です。今年もあと2か月になりました。昨日、TVを観ていたら、クリスマスバージョンのCMが出てきました。「まだ10月なのに。年なら、クリスマスセール関係は、12月になってから出てくるものという認識がありますが、このような縛りはなくなったのでしょうか。ハロウィーンセールが終わり、クリスマスセールへ一気に軸足を移してきたようです。
山下達郎とマライア・キャリーの音楽の時期になってきました。何度も聞くでしょうね。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 11時ちょうどです。
本日の相場は、東京タイムでは151円台前半で推移するつもりかもしれません。現在時点での本邦国債10年物の利回りは、0.934%付近。やはり上昇してきた。箍が外れたか。1%を超えてくるようになると、日銀は国債の買いオペを発動してくることが濃厚。この場合は、米国の利回りも上昇してくる恐れあり。
買いオペで頭を抑えられると、日米金利差は拡大傾向となり、ドル買い傾向が進むようになる。そうなった場合、160円へ向かい始める?
現在のドル円は、151.339円付近。上がるでもなく、下がるでもなく、方向感は出ていません。
「為替介入」は、本日の東京タイムではないと思われます。少なくてもFOMCを待って状況を観ると思っているところ。ただ、本日も、神田財務官から、「口先介入」はありましたので、その文言は、以前のものとは異なり、少し言葉が厳しくなっているように思われます。介入タイミングを計っているものと思われます。
仮に、東京タイムで介入して相場を押し下げたとしても、今夜のFOMC次第ですが、相場が上昇したら、相場は元も子もありません。いくら資金があると言っても、無駄使いはしないと思われますけど、、、、。
次回12月日銀会合で、日銀は動いてこれるのかどうか、、、、。今までの情報では、特に、賃金の上昇が確認できた、という状況になるまでは、金融政策の変更は行わない、となっています。12月会合は、18日19日です。ここまでの期間で、諸々上昇が確認できるだろうか、、、。
マンデル・フレミングの法則では、「財政政策では通貨高へ、金融政策では、通貨安へ向かう」とされています。
これに従えば、今の段階は、日銀に因る金融政策ではなく、政府による財政政策が求められていると思われます。アナリストたちは、この点について、何も発してきません。
追伸 10時34分です。健太君の情報に誤りがありました。ここに訂正し、お詫びします。
本日の健太君の判定は、「買い」は、151.675円超、「売り」は、151.675円以下、「買い」は、150.259円以下の場合となっています。
FPVは、150.741円、R1は、152.497円、S1は、149.776円となっています。
原因は、データの読み取り間違いでした。
追伸 13時39分です。ユーロドルの状況チェックしてみると、現状はユーロ安ドル高傾向のようですが、これは間もなく終わりになるかもしれません。ここで、ユーロを挟んで、ドルと円は、ドル売り円買い傾向となってくる恐れもあります。今後のユーロの動向にも要注意になりそうです。
追伸 13時47分です。昨日出た、為替介入状況の報告書は、「外国為替平衡操作の実施状況」というもので、19時に発表になっています。この報告書は月末に出てくる定例報告書です。
追伸 14時32分です。株式市場は間もなく大引けとなります。そうなると、ドル円は、株式市場を離れたことで、16時の欧州勢取引参加へ向けて、動き出す可能性もあります。要注意の時間帯に入ってきたように思われます。欧州勢では、フランクフルト勢やパリ勢よりも、17時から主力部隊が取引参加してくるロンドン勢の方が手ごわいと思われます。
追伸 19時57分です。面白い情報が飛び込んできた。
今夜、FOMC結果が出る前に、米財務省は、四半期定例入札発表を行うようです。
この発表では、拡大する財政赤字に対処するため、同省が中長期国債発行規模をどの程度とするかが示される、といいます。
最近、中長期債の価格は下落傾向で、利回りが上昇し、米政府にとっては債務負担がかさむ形になっているようです。
投資家の間では、財務省が8月の入札で発表した中長期債発行規模の増加ペースを維持するか注目が集まっているようです。
このような状況ですから、今夜は、むしろ、FOMCよりも、先に出てくるこの米財務省の発表内容に関心が強く、入札規模発表の方が重要イベントになる、としている投資家も多いようです。
市場は、FOMCは「現状維持で、動かず」とみており、これはすでに織り込み済みになっているようです。
現在のドル円は、151.176円付近です。