おはようございます。11月8日木曜日です。広島は晴れ、早朝は寒い。手袋を探すようになりました。秋雨前線が通過して一気に気温が下がりました。早朝散歩の服装はもう冬支度です。
しかし、日中になると、そのままの服装では暑くなりますから、「脱ぐ」ということになります。こうやって自分で調整するしかないですね。
秋の彼岸頃に種蒔きした野菜も順調に育っています。あとひと月もすれば、大根やカブなどが収穫時期になってきます。
さて、相場です。昨夜の米国市場では、株価は3市場で小幅まちまちとなっています。
利回りは4.5%から4.6%の狭い範囲で上下しています。現在は、4.5%付近。
利回りが下がったにもかかわらず、ドル円は上昇し、151.057円まで上昇。
「G指数」で考えれば、基準日が10月31日でしたから、この日は151.705円という最高値を付けた日です。ここまで上昇してきても不思議はなかったと思われる環境でしたが、そこまではいかず、この高値チャレンジは、後日の課題として残ってきた感じ。
しかし、テクニカルで考えて、そろそろ感も出てきそうです。151.20円付近までの上昇はまだあるかもしれません。
最近の傾向は、「売る材料がない、売るきっかけがない」という言葉でくくることができるかもしれません。
「G指数」の環境からは、もうしばらく150円後半での取引が中心になるかもしれません。
本日も、相変わらず、「売る材料がない、売るきっかけがない」という環境と思われます。一般大衆投資家が「まだ上だ」と思っていると、投機筋は押し込んでくる。
一般大衆投資家のロングを食いに来る。日銭稼ぎの動きですから、下振れしても、下降トレンドはできないと思われます。
相場の転換点を通過するまでは、まだ上を向いていてよいと思われます。
押し目ができれが動いてくる買い方がいると思われます。
しかし、こうやって上ばかり見ていると、政府筋から「口先介入」か「介入実弾」が飛んでくるかもしれません。これには要注意です。
今のところ、これくらいしか、売り材料はない様子。
最近、利回りは少し低下傾向になっています。少し前に一時的に5%台に乗りましたが、大方の判断は「これはオーバーシュート」というもののようです。
今朝の利回りは、4.4990%付近。やはり低下傾向に、、、。
債券市場は少し前には、利回りはもっと上昇すると考えたりしていたようですが、最近は「利上げはもう終了し、来年からは利下げが始まる」という考えになってきているようです。
しかし、FRBは、もうしばらく現在の利回りの高原状態が継続すると考えており、利下げは2025年以降となるような考え方になっています。
債券市場の見方が正解なのか、FRBの方が正解なのか、今のところは不明、、、、。
FRBは、失業率の上昇や、景気の変調を意図して、利回りの高止まりを容認しているのではないかというような下衆の勘繰りもあります。
昨夜の利回り下降動向とドル買い傾向は、何をもって正当化されるのでしょうか。
これはもう、日銀は「ゼロ金利政策維持継続」が要因と思われます。
植田日銀総裁は、市場とのコミュニケーションを考えて、いろいろ発言している節も感じますが、賃金の上昇という項目に特化するような判断をしていますから、「つける薬はない」状況かもしれません。
植田日銀総裁とすれば、金融政策で、景気の腰折れはさせたくないと考えているはず。欲張り過ぎと思われます。
かつて不動産バブルが初めて、不良債権を銀行が抱え込んだ時、この処理に時間がかかり、景気回復が遅れたことがありました。
今は日銀の判断が日本の景気回復の芽を摘み取っているのではないかと推察しています。
企業に元気がないのではなく、企業のやる気、元気を起こさせないようにしているのが日銀という理解です。どこかで、対応の仕方を間違い、そのまま来ているように思っているところです。
政府が岸田首相では、もう国民の支持は少なく、誰も関心を持ちません。「政治の無策、日銀の失策」が日本の今の形を作っていると思われます。
これまでの日本の政治家は、どこかで対応を間違い、そのまま今日へ来ているのではないでしょうか。これをチェックできるマスコミが不在という本邦の悲しい現実は、本邦国民を不幸にするばかりです。政治の貧困は国民の不幸です。
こんなことを書いていても、相場は変化しませんから、話を戻します。
タームプレミアム、という言葉を最近パウエル議長は使うようになっています。
これは具体的には長期利回り(10年物と2年物)の金利差と考えてよいようです。
これが拡大していくか、縮小していくか、利回り動向を観ていこうと思っています。
これまでの種々の談話からは、もう拡大傾向はないと思われます。そうなると、、、、。
昨日の上下値幅は、0.79円です。動いたようで動いていません。
151円台に入ったことが「動いた」ように印象があるのかもしれません。
本日の健太君の判定は、「買い」は、151.009円超、「売り」は、151.009円以下、「買い」は、150.614円以下の場合となっています。
FPVは、150.762円、R1は、151.256円、S1は、150.466円となっています。
現在相場の高原状態もいつまでの続くというものではないと思われます。最近は、上値、下値のどちらを抜けてくるかをチェ㏍する日々です。
間もなく東京タイム開始です。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 11時55分です。本邦市場では、明日はSQ日になります。今週ここまでの動きを観ていると、調整しそうな雰囲気はありません。こうなると、SQ前決済など考えずに、オプションはSQへ持ち込み、ここで強制決裁させるということも出てきそうです。
ちなみに米国市場のSQ日は来週金曜日の17日になります。来週のダウ平均などの株価がどう動いてくるかチェックです。
ダウ平均は、現在の反発後、再度下押ししてくるということも考えられそうです。
ナスダックは、12000付近へ向けての下値模索の動きになってくる可能性がありそうです。
13日以降のオプションNYカット設定状況を観ると、上から、152.00円、150.50円、150.00円(サイズ大きめ)、149.50円、149.00円(サイズ大きめ)、148.95円、148.90円、148.75円、148.70円、148.00円などの設定があります。
本日分のオプションNYカット設定状況は、上から、152.00円、151.00円、150.50円、150.00円(サイズ大きめ)、149.50円、149.00円、148.20円(サイズ大きめ)、そして、148.00円となっています。
この設定状況を観ると、暫くは150円台でうろうろするつもりかもしれません。
現状のドル円相場だけではなく、円絡みでは、円キャリートレードが出てきているようです。利子の安い円を借りて、高利回りの通貨を買う動きです。
円を借りるための動きで円が上昇し、借りた後はこれでドルなどを買うわけですから、円は安くなります。これでは円は動きようがありません。
昨夜、米国債10年物の入札があり、応札はやや弱かったようですが、相場は堅調に推移し、利回りは低下した、という流れになっています。
ただ、懸念すべきは、FRB関係者からタカ派的発言が続々と出てくるようになっています。いずれハト派的発言も出てくると思われます。
「年内もう一回の利上げ」という取り組みが出てくるかどうか、ですが、市場は「利上げはもうない」と考えて動いてきているようです。