鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

募金の使い道

2014年09月12日 00時00分01秒 | 提言

 災害に見舞われた方への支援、戦争による難民への支援、拉致被害者等の支援、赤十字への募金、年末に有名となった救世軍による社会鍋等数え上げればきりがないが、生活に余裕のある方、募金を訴えた趣旨に賛同される方に対して、募金を行うことへは、何も否定しているわけではない。大いに行うことは賞賛できる。では集めた募金がどこへ使われたかの詳細は全くといって公表されていないのは如何なものか、募金とはそのようなものとされて、済まされていることに疑問を持っている。

 赤十字の募金は毎年確実に町内会から徴収に来る。金額まで決められていて、そこには自由意志が忖度されない実状を何とかしたい。本来、寄付は個人の自由な行為であり、寄付をするかしないかの選択を、無視することは許されることではないであろう。赤十字たる組織が懐に入れているとは信じがたいが、赤い羽根募金では、駅に立って募金を集めるために、かり出された町内会の役員等へは、僅かではあるが日当が支払われていると聞く。同様な行為を行う高校生はそのようなことはないと思うが、これこそボランティアであるべき行為である。

 東関東・三陸地震・津波や、阪神の大震災には、大手企業や、有名人から多額の寄付がなされ、新聞の一角には連日、寄付額と氏名や企業名が掲載されていた。しかし、数年経った現在でも、その使途についての公表は全くといえるほど掲載されていない。自腹で遠方から復旧のために参集した多くのボランティアが居る一方で、募金の目的外流用がなかったとは言えないであろう。しかしながら、募金の使途についてまでは、明言していないため、結果的に何に使われても苦言を呈するわけにはいかない。そこには暗黙の了解があるとされているからである。

 国際援助機関であるユニセフ(国連難民救済機関)が放映している内容は、寄付を依頼する宣伝であるが、何とも不自然な内容で、あたかも事実であるような画面には全く賛同できない。我が国は国連に対し多くの金額を国として供出している。その金額に対し、国連職員の日本人職員は極端に少ない。国連職員の給与に回ったのでは本末転倒である。その実態は何れ別稿で投稿するつもりである。

 善人の喜捨精神に照らし、募金の使途を明確に公表することが、慈善団体が最低でも行わなければならない義務と思うが如何なものであろうか。