逆光でしたが台風の前日、何とか撮ったイソヒヨドリです。
実弟からのメールで、叔母が緑内障と認知症のために通院しているとの話であった。叔母は既に米寿は過ぎているようであるが、かかりつけの医師の話では緑内障は遺伝で起こるとのことで、叔母の身内は検診を勧められたという。若い人では40代から症状が出始めるそうで、症状が進めば網膜が機能しなくなり、失明するという恐ろしい眼病である。
自分は今までに緑内障と診断されたこともないし、部分的に見えなくなると言うことはなかった。現在でもそのような症状はないが、将来可能性があるとして、今後も意識して発症を早期の段階で察知しようと思っている。両親は早く他界したため、緑内障で患ったとは聞いていないし、知る術もなかった。同様に、兄弟や従兄弟についても血縁で緑内障であると今まで聞き及んでいない。唯、母方の祖母が緑内障であり、白内障の手術をしたことは記憶にある。白内障の手術についても、現在のような日帰りで出来るようなことではなく、手術後も牛乳瓶の底のようなメガネをかけていた。緑内障の症状については詳しく聞いていない。
病気の遠因や原因が遺伝による、言葉を換えれば、遺伝子によるものであることは、現代の医学の常識であるが、特に糖尿病や、心臓疾患の類は代表的であろう。最近では遺伝子の構造から病気を発症しやすい病を特定できるようである。状況によっては特定疾患に対する遺伝子組み換えが起こりうる。妊娠中に分かるとまで言われているが、人為的な流産として処理されるようになれば、倫理上の問題も浮上する。将来的には一定のルールが設けられることに成るであろうが、どのような合意形成が可能であるのか難しい問題といえよう。
さて緑内障であるが、眼球の網膜が徐々に破壊され、盲点が拡がる(視野狭窄)。初期段階では他の正常細胞がカバーするので、病状の進行状況がわかりにくいとされている。再生されないため、進行が進めば目の機能を失ってしまう。目は人間の脳の機能が唯一体外に出た組織と言われ、脳そのものである。そのように考えると、脳軟化症や認知症が発生するのとよく似ているのであろうか。
症状としては眼圧が高くなることのようで、眼圧を下げることが治療法のようである。糖尿病や、ヘリコバクターピロリ菌との関連も言われている。もう少し研究してみたい。