友人宅の庭先で乱舞していたアゲハチョウです。
空港には土産物売り場ばかりでなく、レストラン、軽食コーナー、自動販売機等多くのサービスが用意されている。カウンターでの発券サービスもその一つで、空席待ちは当たり前となっているが、当日の空席を確認し、空きがあれば早朝から購入可能である。今回帰省先と空港が近かったため、前もって当日の航空券を購入することができた。その後、土産物店のウインドウショッピングをし、喫茶店でモーニングサービス付きコーヒーを注文した。
喫茶店はセルフサービスで、使用した皿やコーヒーカップ等をトレーに載せて片付けたが、ゴミ箱には、「当店で提供したもの以外のゴミはご遠慮下さい」との貼り紙がしてある。おそらく、弁当や軽食等他の売店で購入し、そのゴミを捨てる者が居るのであろう。一人が捨てるゴミは少なくても、喫茶店を利用する客の数に比例し、ゴミも多く出るのであろうと感心して納得した。
さて、土産物であるが、定番は別として、九州全域に亘る土産物が多くなったことである。以前にはなかった物が増え、定番だった物が棚の隅に追いやられていた。若い人の利用が増え、客層が異なったように思えた。博多といえば芥子明太子や高菜漬けである。芥子明太子売り場で店員と雑談したところ、出身は札幌で、ご縁があってこの地に嫁いできたという。人の往来も全国規模で進んでいるようだ。
ゆず胡椒(ゆずの皮と唐辛子を刻んだ薬味)やカボス胡椒も定番にはいるが、九州では唐辛子のことを南蛮や単に胡椒という。胡椒の胡は日本以外を指した言葉であり、古くは胡瓜などと同じように外国から来た物で、今でも胡椒という名が定着している。ペッパーとの違いは曖昧である。
最近は、中津が発祥の地とされる鶏肉の「唐揚げ」の人気が高いようである。空港でも特設コーナーが設けられ、華々しく売られていた。空港のレストランでも人気メニューとして定着しつつある。唐揚げ店は独自の下味付けで、味もバリエーションが豊かである。ちょっとした街や街道沿いには唐揚げ専門店が増えている。聞いた話では、唐揚げ店を題材にした繁昌記なる映画が放映されるようである。