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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

テレビの受信その2

2014年09月29日 00時00分01秒 | 紹介

 テレビで電波を搬送するには同軸ケーブルを使う。通常は4Cタイプのケーブルでよいが、分配器からテレビの分派コネクターまでの距離が長くなると電波の減衰を起こすため、10m以上離れた場合は4Cより太い5Cタイプを用いる。端末(接続金具)の加工については省略するが、難しくはないが、慣れるまで練習がいる。

 今回の修理は、2台あるテレビの一方のBS放送がモザイク状の画面が現れ、しばらくすると受信状態が悪いとのメッセージが現れ、受信できなくなる。映らなくなったテレビを受信できているテレビ分派器と同軸ケーブルを入れ替えるとBS放送も問題なく映るため、同軸ケーブルに原因があると判断し、新たに同軸ケーブル5Cを20m購入した。併せて接続金具も10個ほど購入した。

 分配器から室外を走らせて、空調機の空冷装置のための室外機用の穴にケーブルを通すと15mであった。以前に設置したケーブルを取り外し、新品の同軸ケーブルに取り換えたところきれいにBS放送が映るようになった。同軸ケーブルを交換することで今回は修理ができたが、大切なのは、以前の同軸ケーブルの故障原因である。同軸ケーブルは一度設置すると断線などよほどのことがない限り、半永久的である。それなのに設置から5年も経ていないのになぜ故障したかを究明する必要がある。

 取り去った同軸ケーブルは途中で、同軸ケーブル同士をコネクターで結線してあり、塗料が未乾燥のまま保護用のビニルテープの間に入り、汚れていた。これが原因で、電波を遮断していたようである。外壁の塗装は昨年の6月にリホームし、そのころからBS放送が映り難くなった。塗料の溶剤がビニルテープの粘着剤を溶かし、塗料をしみこませていた。

 原因がわかり新品の同軸ケーブルに変えて正解であった。物事の現象は必ず原因があるから結果が出るので、故障修理には故障診断が欠かせない。診断はブラックボックスで提供される部品が多くなっており、故障すると基盤全体を交換する場合もあるが、今回の程度では修理屋を呼ぶ必要もなかったため、可能であったが、家庭内の電線を扱うには漏電やリークなど感電する危険を伴うので、専門の業者に依頼した方がよい。