花の蜜を吸いに来ているのか、恋愛中なのかよく分かりませんでした。
庭木の手入れ
地元のシルバーセンターにお願いして、定期的に年2~3回は樹木以外の下草の刈り取り作業を行っている。空き家とは人が住んでいないと、これほどまでに雑草の天下となるのか、家が朽ちるのは風通しが悪いせいと思われる。雑草が生えた場所は湿度が高くなり、葉が茂ると光が届かなくなる。空気がよどみ、カビの発生、シロアリなどの害虫の住処となる。蔓性の植物が家屋を取り巻き、戸袋や窓ガラスの隙間に入り込む雑草は将にインベーダーである。
近所の方が気を利かせて、入り口から玄関に通じる場所の雑草を刈ってくれていた。自宅から剪定鋏と枝切りのこぎりを持参してきたが、刈払い機は実家にあるので、それを使うつもりで居た。しかし、数年間使っていなかったため、始動するかどうかは使ってみないと分からない。燃料であるガソリンと混合オイルも在庫がなかったため、放置したままで、とりあえずは、芝刈り用の電動バリカンを使って急場をしのいだ。既にシルバーセンターの方へ下草刈を依頼していたので、今回はそちらにお任せすることとした。
樹木も手入れしないと徒長枝が伸び放題となる。樹勢は上部へ行くほど強くなるため、樹勢を見ながら切りつめることとした。徒長枝は切り落とし、車枝は間引きした。樹種は黒松、ハナモモ、柘植、白木蓮、紅梅、モッコク、槇、サツキ類であった。一応、石組をした池があるが、雑草が覆い被さり、見る影もない。岩にからみついた蔓性の雑草やススキに手を焼いた。樹木数も結構あったため、3日間を要した。
池は谷から水を引いていたが、パイプがつまり、機能していない。父親の代では鯉もいたが、餌を与える人がいなくなる前に自然へ帰したと聞いている。枯山水も良いが、一度防水施工した池は水はけが十分ではないため、雨水が溜まりやすい。蚊の発生や、雑草が繁茂するので始末が悪い。何れは玉砂利でも入れることを考えている。
剪定した幹や枝、葉は焼却したが、電線のないところを選び、屋敷から離れたところで放水を準備した。生木なので、なかなか燃えなかったため、古いタンスを処分することとし、タンスを壊し、細分化した薪を準備した。何とか総てを燃やしたが、丸一日を要した。都会では庭等での焼却は炭酸ガスが発生するため、禁止されている。地方でも決まった焼却場へ搬入するところが多いが、費用も発生する。農家での枯れ草や籾殻等の焼却処理はいまのところお咎めがないようなので、でも、気にしながらの焼却であった。何れは農家といえども野焼きや枯れ枝の焼却は難しくなるであろう。