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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

佐伯啓思氏 2/2

2020-04-17 18:58:47 | 社会

>これは、単なる浅慮なのか、意図的な背信なのか、隠れた自己利益なのか、いずれにせよ、見苦しいだけではなく、それこそ時には「国益」を大きく損なう。

そうですね。日本人の考え方がなっていないのでしょうね。

>その結果、グローバルなコスト競争に身を投じられた日本はデフレに陥り、今も脱却できずにいる。

わが国のデフレ脱却への道は、創造力による競争でしょうね。

>もちろん、場合によれば米国からの要望が日本の国益にも適うことはあるだろう。>それらは何よりまず、日本の状況や事情に即して「われわれ」が定義すべきものであって、他国からいわれることではない。

そうですね。我々には自主・独立の考えが基本にあるべきですね。

 >しかも、今日のようなパワーポリティックス(軍事力や経済力を背景に展開する権力政治)が支配的となった国際関係にあっては、これらの言葉も、往々にして自国の権益を追求し、他国に圧力をかける口実になるのである。

そうですね。トランプ氏が良い例ですね。

> 日米関係は、占領政策以来、政治的にも軍事的にも、そして何よりも精神的に決して対等ではない。

そうですね。一度だけの勝負で弁慶と牛若丸は生涯対等にはならなかった。わが国の ‘ものの上下’ は持続する。

 >かつて江藤淳が述べていたように、米国からは、日本国内の状況があたかもガラス張りであるかのように眺められる。

無哲学・能天気な日本人の頭の中はガラス張りですね。頭の中に世界観がない。

>しかし、日本人はそれを知らずに自分たちで自由に論議し、決定しているかのように思わされている。

それは無哲学・能天気な人間が起こす錯覚のようなものですね。

>そうしてリモートコントロールにかかったように、日本国内の世論や議論が自発的に米国の要望に誘導されてゆくのである。>かくて「自発的従属」という構造ができあがってしまった。>そのような「自発的に誘導されていく様子」は近年、いっそう著しい。

自発的誘導は、目上の者に対する日本人の忖度 (推察) ですね。’おもてなしの心’ の表われでしょう。

>1990年代の構造改革では、もともと対日赤字の解消と経済再建を目指していた米国の要請(日米構造協議)は、「日本の経済構造は遅れている」、「世界標準になっていない」、「自由な市場競争という正義に適っていない」、さらには「構造改革は日本の消費者のためになる」という文句を並べ要求を迫るものだった。

考えかたには、色々ありますからね。たくさんの選択肢を机の上に並べて、我々もじっくりと考えて見ましょう。

>やがてその要求は日本の大新聞の主張となり、経済学者やジャーナリストも支持した。

日本人には批判精神 (critical thinking) がない。だから、学者やジャーナリストは単なる事実を垂れ流すことになる。
‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)

>そして彼らは「日本の経済構造はいまだに『戦時体制(40年体制)』である」と主張するようになった。>またTPP論議が始まったころ、「日本の開国」を求める論調が中心になった。 >そこには「閉鎖的で後進的な日本」を市場開放し、自国企業の参入をはかる米国の意図が背景にあった。

かつての黒船による砲艦外交のようなもですね。日本人は、いつもアメリカ人の聞き手にまわるしかない。意思のあるところに方法 (仕方) がある。日本人には意志がない。自由とは意思の自由のことである。意思の無い人間とっては、’不自由を常と思えば不足なし’ となる。

>日本のジャーナリズムは先導して「平成の開国」を唱え、「日経」や「読売」は当然として、「朝日」を含めた5大新聞はこぞってTPPに賛同した。

かつての ‘一億一心’ のようなものですね。ジャーナリズムは事実をそのまま垂れ流して、内容がどんぐりの背比べのようになっている。だから、わが国には有力紙が存在しない。

>各紙とも「アジアの活力を取り込め」、「自由貿易の流れに乗り遅れるな」と訴えたのである。

戦争の始まりのようなものですね。盲目の判断はいつの時代にも危険ですね。

>---------------------------------
>転載終わり


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佐伯啓思氏 1/2

2020-04-17 11:55:39 | 社会

>293081 日本の対米「自発的従属」構造の成立過程を京大教授が解説  >匿名希望H        14/08/02 PM08 【印刷用へ】 >政治家、学者、マスコミは現在もなお対米従属の洗脳から解けていない。 >リンクより転載します。
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>2014年07月29日 07時00分 提供:NEWSポストセブン
>経済大国としての発展を遂げた日本は一見、戦後の対米従属から脱却したかのように見える。

そうですね。日本は独立国になりましたね。

>しかし現在、TPP、規制緩和などの度重なる米国の要求を拒否できずにいる日本の姿勢を見れば、いまだ「洗脳」は解けていないのではないか。

そうですね。日本人は、優柔不断・意志薄弱ですからね。

>京都大学教授の佐伯啓思氏が現在の洗脳構造をひも解く。
> * * *
> 終戦から約70年、占領政策が終わって日本が「主権の回復」を謳ったサンフランシスコ講和条約から62年が過ぎた。>それらから半世紀以上経ち、戦争を体験した世代も大半が鬼籍に入ってしまった。>米国を中心とするGHQの占領政策の意図は、日本を徹底して非軍国化し、民主的な近代国家へと作り変える点にあり、米国によるこの「洗脳」は見事に成功した。

そうでしょうね。
何せ日本人は、要領が良い国民ですからね。

>それまでの帝国憲法下の日本は軍国主義として否定され、一億総懺悔と共に「天皇陛下万歳」は一夜で戦後民主主義礼賛へと変わった。

そうですね。目先・手先の事柄は一夜にして変えられますね。日本人には固定的な世界観というものがない。  

>占領下の日本ではマッカーサーを賛美する声があがり、彼は日本国民の英雄になってしまった。

そうですね。’勝てば官軍’ ですね。’力は正義’ ですからね。Might is right.  

>以降、「主権の回復」後も日本の米国への隷属は続いた。

親分・子分の関係は確立しましたね。主権は回復しても、子分が従属状態にある事は変わりない。

>この隷属は目に見えた強圧的なものではなく、世論に働きかけ巧みに誘導するものだった。

そうですね。’弁慶と牛若丸’ の関係のようなものですね。日本人の好みに合った序列関係ですね。

>「マッカーサー万歳」同様、あたかも催眠術にかかったかのように日本側から米国へと自発的に隷従する構造ができあがってしまった。

そうですね。日本人の得意とする忖度 (推察) の実行による成果ですね。

> 米国の典型的な誘導の文句は次のふたつである。>ひとつは、「○○することは日本の利益になる」。>もうひとつは、「日本はまだ遅れている。>いま世界のスタンダードはこうなっている」といった言い方である。

‘人の振り見て我がふり直せ’ ですね。日本人なら誰でも知っている処世術ですね。ゆめゆめ疑うことなかれ。

>すると日本のマスコミ、学者、ジャーナリズムの多くがその誘導に飛びつく。

そうですね。早い者勝ちですかね。わが国には、
‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク) 

>その一方では「米国は、その指摘に応じなければ日米関係が悪化すると言っている」と「外圧」があることを仄めかして、政策を有利に進めようとする政府関係者や官僚まで出てくる。

どなたの発言かわからないけれど、責任のない発言ですね。

> 米国が自国の国益を目指して日本に圧力をかけるのは当然ともいえよう。

そうですね。トランプ氏が良い見本ですね。

>しかし、日本のメディアやジャーナリスト、時には政治家までもがそれを「正義」であり、「日本の国益」であり、「グローバル・スタンダード」であると主張する。

わが国のメディアやジャーナリストには批判精神がない。

>これは、単なる浅慮なのか、意図的な背信なのか、隠れた自己利益なのか、いずれにせよ、見苦しいだけではなく、それこそ時には「国益」を大きく損なう。

自主性の無い状態に日本人の恥は存在しない。



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