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>■自分の立ち位置がわからないと話せない日本人
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>例として挙げられているのが >・大多数のパーティーでは、日本人は立ち往生してしまう。>見知らぬ参加者たちがパーティー主催者とどういう関係でどういう立場かわからないから。>・名刺をもらって相手の立場がわかると、とたんに話せるようになる >なるほど、とても納得します。
>■立ち位置がわかれば空気が読める
>そうすると、「なんで立ち位置がわからないと話せないのか」って疑問に思いますよね。
日本の (高文脈) 文化では、言葉以外に状況や文脈も情報を伝達します。重要な情報でも言葉に表現されないことがあります。日本語は、曖昧な言語ですからね。日本人の言葉は、情報収集の目的のためにあまり頼りになりません。ですから、言葉以外のものに気を配る必要があります。
>それは、「自分の立ち位置がわからないと空気が読めないから」じゃないかなと思います。
ドイツのような (低文脈) 文化の国では、伝達される情報は言葉の中で全て提示されます。ですから、人々は、言葉の内容に注意を集中させています。そうしたら、有意義な会話が可能になります。
>上の例でいえば、友だちのホームパーティーに行ったら、知らない人ばっかりだった。>主催者の友だちは他の人と話していて気を利かせてくれない。>さて自分はだれとなにを話せばいいのか。>わからなくて立ちすくんでしまう。>そんな感じでしょう。
司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻語でない文章の重要性を強調しています。
「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」
>でもそこで、「このグループはみんなわたしの後輩なの」と言われたら、「じゃあ自分より年下だな」と位置づけができますよね。
そうですね。‘上とみるか・下とみるか’ の判断は、日本人にとって大切ですね。
日本語には、階称 (言葉遣い) というものがあります。上下判断が疎かであっては、日本語による正しい発言も不可能になります。礼儀正しい日本人にもなれません。日本人の礼儀作法は、序列作法になっているからです。人を見損なってはいけない。上下判断は、日本人の強迫観念にまでなっています。
>「この子はあなたと同じ横須賀出身よ」と言われたら、「横須賀の話をすればいいんだな」とキッカケがつかめます。>相手に関する情報を得て立ち位置を把握したら、空気が読めるようになるんです。
必要な情報は、自分自ら獲得するように心掛けると良いですね。それにしても、日本人には意思がない。’自ら’ がない。
意思は、未来時制の文章内容であるが、日本語文法には、時制 (tense) というものがない。だから、日本語脳裏には未来時制がなく、日本人には意思がない。
英語には、時制がある。だから、英米人には意思がある。そして、彼らは積極的である。
意思のあるところに、方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 日本人には意思がないので、仕方がない。無為無策でいる。
>年上だから敬おう、友達の後輩なら面倒を見てやろう、肩書きが上だから丁寧に話そう、みたいな。>でも相手に関してノーヒントだと、読むべき「空気」が形成されていません。>だから「なにをどう話していいかわからない!」っていう人が多いんじゃないかな。
そうですね。会話の内容が、常に状況的 (situational) になりますね。哲学的 (philosophical) にはならないですね。日本人は、ナウな感じのする人間です。日本人は、無哲学・能天気ですからね。
>■空気を判断するまでの時間稼ぎが「人見知り」
>「この人と自分はお互いどういう位置に立って話すべきか」が決まらないと、その間に流れる「空気」もよくわかりません。>だから、とりあえず「空気」が形成されるまで様子見をする。
そうですね。日本人は、空気に左右されますね。判断する時に気分・雰囲気の影響を受けやすいですね。’わたくし’ か、’わたし’ か、’わし’ か、僕か、俺か、拙者か、いろいろと考えることが沢山ありますね。
>この「様子見」期間を、日本人の多くは「人見知り」という言葉でごまかしてるんじゃないかと思います。
そうかもしれませんね。
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>自称・人見知りでも、接客業をしてる人はたくさんいます。>それは「店員」と「客」という立場がわかっているから話せるんじゃないかと思います。
そうですね。お客様には、他人行儀で話せばよいですね。
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