かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

890 1ポンドの悲しみ

2012-10-12 | 2012立秋~
大阪の今朝は夏布団とタオルケットでは肌寒く、あわてて冬の羽毛布団を出すような冷え込みでした。だんだんと、日本の四季から春と秋の季節が短くなっているように感じます。

 つい十日ほど前に数え切れないぐらい目の誕生日を迎えました。

 小学生の頃から、3の倍数が大好きで、お風呂屋さんやお店の下足箱に入れる時はできるだけ3の倍数の箱を使うようにしています。自宅のマンションの、住所の数字の総和も、階数、部屋番号も全て3の倍数です。

 どうして3が好きになったのかは、子供の頃に6年ぐらい通ったそろばん教室の見取り算に原因がありそうです。そろばんの検定試験は、掛け算、割り算、見取り算が基本で、見取り算は上から下までの数字の足し算をするものですが、私は、これが苦手でした。

 最後は2級まで頑張ったのですが、3級の試験を何度受験しても見取り算で落ちることが1年以上続きました。

 その頃の見取り算の合計の答えの数字は、なぜか3の倍数になるように作られていましたので、足し算をして出た答えが3の倍数だったら、「良かった(^。^)」と安心したのです。

 でも、計算が間違っていても、3の倍数になる確率は1/3ですから正解かどうか当てにはならないんですが、子供心に「あってる!」と喜んで「ほっ(^。^)」でした。

 で、誕生日を迎えて、三の倍数の年齢になりました・・、ほっ(^.^)

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  脱線はこれぐらいで。「1ポンドの悲しみ」は、今日読了の石田衣良さんの短編集です。
  集英社文庫本の第1版が2007年5月ですから、ご覧になった方も多いと思いますが、全十話のテーマは、「30代の恋」です。

 石田さんの始めの恋愛小説は、このブログでも取り上げた20歳の大学生リョウの「娼年」と思いますが、自分の経験と照らし合わせて読むことはできません。

 この「1ポンドの悲しみ」のテーマは、誰もが経験して通り過ぎる(過ぎた)「何もかも放り出してしまえるほど若くはないけれど、まだ、終わりでもない頃」の恋です。


 「眠れぬ真珠」では、40代の「大人の恋」を描かれているとのこと、また手にとってみます。
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 週末は、好天気とのこと、楽しみましょう。
 iPS細胞の山中教授のノーベル賞受賞、閉塞感のある日本には明るい嬉しいニュースで、素直に喜びたいです。



889 陵(みささぎ)めぐりと秋篠寺

2012-10-08 | 2012立秋~
 三連休中日の日曜日は、秋晴れの奈良の歴史の道をてくてくで10km、28000歩でした。



 近鉄奈良駅の一つ手前の新大宮駅で降りて、200mを超えるような前方後円墳がいくつもある佐紀をてくてくしながら巡って、途中、平城京跡の大極殿を見てのハイキングです。











ちょうど、この日はいくつもの神社の秋祭りの日で、太鼓の音があちらこちらで聞こえ、それぞれの神輿が集落を巡っています。





秋篠寺は、久しぶりに訪れましたが、以前はそう感じなかったのが古格を感じさせるたたずまいで、有名な伎芸天はやはり素晴らしいです。
 奈良にありながら、京都の寺のような優美さというと叱られますね。







最後は、かっては東大寺と匹敵する大伽藍を誇っていた西大寺です。今は大茶盛で有名です。



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 古代の天皇陵や皇后陵が一杯ある関西固有の良さを満喫する一日でした(*^_^*)




888 とうとう光源氏が登場する最終巻[幻」

2012-10-07 | 2012立秋~
 こんばんは、 何度かブログで書きました源氏物語の勉強会が土曜日にありました。

  紫の上亡き後の一年を四季の風物を主として描いて、年末に出家の意思をかためて女君たちとの手紙を焼き捨てる「幻」の巻です。
 紫の上が亡くなる9月の「御法(みのり)の巻」は休んだので2か月ぶりに源氏の世界にひたってきました。

   もの思ふと過ぐる月日も知らぬ間に年もわが世も今日や尽きぬる
 
 物語は、源氏死後の世界に入って、源氏の孫の「匂宮」と源氏と女三ノ宮の子「薫」(実は柏木との不義の子)の時代になっていきます。たぶん来年末には読了です。

写真は、復元された絵巻の「御法」です。


9月には、先生に二番目の娘さんが生まれて、可愛い写真を拝見しました。

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そうそう、スマホを買いました、しばらくi-modeメールと電話に使うガラケーと、ネット情報のスマホの二台持ちになりそうです。これまでのタブレットはしばらくお休みです。
 



887 縁は時空を超えて(^<^)

2012-09-26 | 2012立秋~
 前の土曜は彼岸の中日で、阪神電車の大物(だいもつ)駅近くの墓参りをしました。
 お墓は、深正院という尼崎藩主桜井松平氏の菩提寺にありますが、30年近く前に亡くなった母からは、私の父方は播州の出身と聞かされていました。

 大物は、謡曲「船弁慶」ゆかりの地で、源頼朝に疑われ都落ちを決意した義経が、西国を目指して船出したのが大物浦で、墓参りのときに境内を通り過ぎる大物主神社には、義経主従が一時身を潜めたという言い伝えが残っています。





脱線しましたが、先祖は播州出身(と聞いている)の私が、今は播州(播磨)の海岸にある工場で働いているのは、ちょっとした縁かなと思います。

 子供の頃、大阪市内の家から墓や尼崎の親戚への経路は、今は廃線になった阪神国道線の福島西通駅で(神戸)税関前行きのちんちん電車に乗ってでしたが、50年以上経った今は、子供のときの家を起点に仕事の関係で17回の引越しを繰返したあげく、子供の頃に縁があった元阪神国道線の駅近くに住んでいます。

 インターネットが普及した現在は、ふとしたご縁で、普通なら接点のない遠距離の方や10時間以上も時差のある国の方と親しくお付き合いすることになったり、メールで話し合ったりが出来ています。

 縁とは、不思議なものと感じます。


 




886  中国で輸入通関の遅れが始まっているとか!

2012-09-21 | 2012立秋~
 こんにちは!今朝の大阪は、シャワーから出る湯の温度の変化に季節の移りを感じさせました。

 近鉄エキスプレスなど大手フォワーダーの発表や、JETROのヒアリングでは、日本原産品の中国での輸入通関で検査率がアップしたり、全量検査になったりで引取りが遅れる状況になっているとのことで、物流が滞りますね。

 通関手続きが、このようなことに利用された事例で有名なのは、1980年代に日本の対仏輸出が拡大したとき、当時のフランス・ミッテラン政権は対抗措置として日本からのビデオデッキの通関業務を港から遠く離れたポワチエの税関に限定して事実上の輸入制限を実施したことがあり、日本政府はGATTに提訴しました。

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 明るい話題としては、9月20日にNTTデータが発表したもので、ベトナム政府から、日本のNACCSとCISを活用した貿易手続き・通関システム(VNACCS/VCIS)の開発を受託したとのことです。2014年3月完成を目指すとのことですから、概要設計や詳細設計が進んでいるんでしょう。

 ベトナムは、中国と南シナ海にある南沙諸島・西沙諸島の領有権問題で対立しており、進出した中国軍に環礁を占拠されていると聞いたことがあります。SENKAKUへの中国の反応からなんとなくシンパシーを感じますし、ベトナムとは、これからも多くの面で緩やかな同盟関係を築いて行きたいものです。

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稲刈りの時期ですね、彼岸花を見ながら明日香や山の辺の道、柳生なども良さそうです。