かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1095 「やった。」

2016-10-31 | 2016立秋~
 不定期で世話になる事務室の昼食をとる机に置かれていて、手に取って思わず引き込まれ、あとを読みたくて図書館で借りたのが「やった。」写真・文「坂本 達」です。

 その施設の女性スタッフのお一人が、青年海外協力隊で何年かアフリカで活動された経験があり、たぶんその方がさり気なく置かれていたんだろうと想像しています。

4年を超える有給休暇を貰って、一人で世界を自転車で走ってきたミキハウスの社員坂本さんのものですが、仕事や観光で10ぐらいの国にはごく短時間滞在したものの欧米中心だった日本のおじさんにとっては、わあ、へ~連発の旅行記です。

坂本さんの軽妙で愛情あふれる文や写真は、豊かで、美しい自然と、恵まれたインフラの中で過ごしている私たちが忘れがちな、人への感謝、人とのふれあいや縁、ごく当たり前のあいさつやお礼の気持ちの大切さを、思い出させてくれます。

きっと、ちょっと落ち込んでいるときにも、ちょっぴり元気にしてくれるビタミンになってくれそうです。





1094 なにより、なにより(^_^)

2016-10-30 | 2016立秋~
 だいぶ秋らしくなってきました、近くの医院には、インフルエンザワクチン接種予約の張り紙がある季節ですね。

 何年たっても計画的留年を繰返している学校の美人客員教授の「学生にお勧めの一冊」に誘われ古市憲寿さんの「絶望の国の幸せな若者たち」を読みました。

 2015年の世論調査では「今の生活に満足している」と答える20代男女の割合は8割近くとのこと。
 ただし、「幸せな若者」たちは同時に、将来への不安や社会への不満を持っているようで、この矛盾を抱えた「幸せな若者」の正体についてあれこれの面から書かれています。なかなか面白いというか、へ~ということもあって、今の若者はと口走りがちなおじさん、おばさんにもお役立ちですよ。

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 ある教室で、1年半ぐらい毎週のように付き合っているベトナムから働きに来ている真面目な若者と、たまたま空いている時間が一致して、神戸の異人館~中華街~神戸港のクルーズを楽しみ、潜水艦の浮いてるのも見てきました。






 日本の生活は、安全・安心で大きな不満はありませんと言ってくれて、スカイプで国の親とときどき話をし、職場であちらこちらの建設現場に派遣されて変化を楽しめるようで、幸いニュースになるような変な職場ではないようです。
なにより、なにより(^_^)
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半世紀よりも前に卒業した、中学3年のクラス同窓会がナンバでありました。8組の担任は水谷豊先生、変わらずお元気に出席頂けています。なにより、なにより(^_^)
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 議長を務める、マンションの総会が有りました。今回は350名の組合員の75%以上の出席と賛成がなければ成立しないややこしい案件、いつもの総会は60%ぐらいの出席で、建物の立替でも80%以上で成立ですからとても高いハードルでしたが、あれこれの対策で78%でクリアして、これもなにより、なにより(^_^)。
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ハムとカープのプロ野球日本シリーズ、贔屓チームが出ないので熱戦を堪能ですが、できたらもう一戦見たかったな~(笑)。



1093 ストリートオルガン

2016-10-17 | 2016立秋~
 朝晩の寒暖差が大きく、近くの内科医院に行くとマスクをした方がたくさん、お互い気を付けましょう!

 オランダを中心にヨーロッパで広く普及しているストリートオルガンの仕組みなどを、ご自分で所有されて、幼稚園や福祉施設、クリスマスの催しなどに乞われて出かけられている方(なんと他の活動で顔を合わしている方でした!)などから、教えてもらう機会を得ました。

 関西では、新神戸駅からロープウエイで上がる神戸布引ハーブ園でストリートオルガンを見た記憶があり、大阪ではキッズプラザ大阪に、オランダ・ヴェーニンゲン氏の製作によるものがあります。

 受け売りですが、14世紀ごろ複数の鐘を組み合わせて旋律を演奏できるようにした「自動カリヨン」(梅田にもありますね!)がのちのオルゴールの原点のようで、今でもポピュラーなピンを付けた金属製の円筒のシリンダーオルゴール、突起のついた金属の円盤を使うデイスクオルゴールなどに発達したようです。
 
 ストリートオルガンは、18世紀半ば~19世紀にヨーロッパで普及したようで、空気を送り込んで木管や金管などのパイプから楽曲を奏でるもので、大道芸や客寄せなどに街頭で演奏したためこの名がついているようです。

ストリートオルガン、ずっと空気をふいごで送るためハンドルを回し続けなければいけず、結構疲れますよ~!! 
つかの間のプチ演奏の時間でしたが、タイガース応援歌の六甲おろしもあって幼稚園でやると拍手があるようで、楽しんできました)^o^(。









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ベランダの百日紅が終わり、さざんかが咲きはじめ、季節は変わってきました。また~







1092 軽井沢(3/3)

2016-10-13 | 2016立秋~
 南軽井沢の、浅間山を雲がなければ臨む塩沢湖を中心に「軽井沢タリアセン」があり整備された湖畔をのんびり散策したり、湖面のボート遊びや、旧軽井沢から有島武郎の別荘、堀辰雄の山荘、フランソワ・サガンの翻訳で知られる朝吹登水子の別荘等が移築されています。また、現在ペイネ美術館として利用されている建築家A・レイモンドの山荘も移築されています。そしてお目当ての軽井沢高原文庫では「特別展 130年の軽井沢」
が最終日でした。

〇ペイネ美術館
レイモン・ペイネはフランスのイラストレーターで、愛をモチーフに作品を生み出し続けました。ご覧になったことがあるのでは?




『心を開いて』
とある公園で。 後ろでヴァイオリニストに奏でる音楽を聴きながら お互いの心を見せ合います 窓を開くと、同じハートが♡ 彼らの足元で咲いている赤いチューリップ 花言葉は「愛の告白」です。

〇旧朝吹山荘「睡鳩荘(すいきゅうそう)」
 一階の居間は軽井沢の別荘でも最上質のようです。今も、文学者らしい蔵書が残されていました。



〇 堀辰雄山荘
 高校の国語の先生が、堀辰雄が好きで授業で何回も出てきた影響もあって、「風立ちぬ」、「美しい村」、「菜穂子」、「聖家族」等、思春期の愛読の作家でした、





〇 有島武郎別荘
  恋人と最後の時を共有した別荘です。一階は「一房の葡萄」というカフェになっています。



〇 軽井沢文庫
  室生犀星、堀辰雄、川端康成、遠藤周作、立原道造など、軽井沢を愛し作品に描いた作家の原稿、書簡、絵画が展示されています。





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 軽井沢を満喫の休日、古くから避暑地として別荘地として多くの人に愛されてきたことが、よく分かる旅でした。でも、冬は寒いだろうな~(^_^;)
 軽井沢駅直結のアウトレット、軽井沢・プリンスショッピングプラザは買い物客で大賑わいでした(@_@;) 

 では、また~



1091 軽井沢(2/3)

2016-10-12 | 2016立秋~
 朝食を済ませて、ガイドブックで評判の地元食品スーパーの「ツルヤ軽井沢店」へ、とにかく、凄く広く品ぞろえも。新鮮そうな信州産の果物や、野菜、オリジナルのジャムも。別荘族や料理人が支持する店というのも頷けます。別荘族がここで買い込んでの生活ぶりなんだろうと想像できます。かずさんも、シャインマスカットとりんごバター&あんずジャムをゲット、あ~帰りの飛行機の荷物が重くなる・・(^_^;)。



昨日行けなかった今は重要文化財になっている「三笠ホテル」へ、軽井沢の鹿鳴館のような社交場だったようです。



中軽井沢は、星野リゾートが進出しています。大安で、ホテルブレストンコートでは、「石の教会 内村鑑三記念堂」や「軽井沢高原教会」での挙式の出席者でたくさんの人。
石の教会には入れず遠景だけですので、パンフから想像下さい。





高原教会では挙式の隙間の時間に入れてもらえハープの演奏にしばしうっとりです。ゴスペル合唱の方が練習をしていました。





 教会から徒歩で10分ぐらい下るハルニレテラスは、商売上手の星野リゾートが開発した湯川沿いの小さな街。
川の流れの音が心地良いですが、まっ、レストランや、カフェ、雑貨屋さんが15店ほど集まっています。
一度は信州のそばをということで、お昼は麻布や青山にも店があって、かなり長い行列ができていた「せきれい橋 川上庵」で、大きなエビ付き天ぷらのせいろを頂きました。大阪人でうどんには少しうんちくながら、そばは良くわかりませんが、美味しかったです、ひやおろしの日本酒もいけました(^_^)。





前回の軽井沢では雨で浅間山は全く見えずだったので、リベンジで雲の状況を見ながら、鬼神ハイウエイを北へ、標高2600mの山頂は雲から出たり隠れたりです。昔の噴火による火山岩や溶岩が固まった鬼押出し園は、ダウンのベストを上着の中に着込んでもひんやりでした。





さて、明日の三日目はのんびり、こちらゆかりの文人の足跡を味わう南軽井沢です。