かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1165 博多のえべっさん事情

2019-01-11 | 2018立冬~
 えべっさん、大阪人は親しみを込めてえびす(神社によって恵比寿、戎、蛭子などと書くようです。)をこう呼びます。
 特に西日本での信仰が盛んな十日えびすは、多くの人で賑わい、西宮神社の福男を争うかけっこは、福岡のTVでも放映されます。
 博多のえべっさんは、ずばり十日恵比寿神社で、県庁近くの東公園の一角にあります。
 やはりとても賑わうようですが、初めて訪れた残り福の11日午後は、さすがにごったがえしではなく、出店が店じまいの支度をはじめています。




 いくつか、大阪の今宮戎、西宮神社、京都の恵比寿神社と違うな~の博多のえべっさん事情を紹介します。

1 「商売はんじょ(繁盛)で笹もって来い」はありません。
 関西のえべっさん特に大阪では、笹に小判・鯛やお札などの縁起物のさがりものを福娘につけてもらって持ち帰るのが、定番で、この笹を持った人がぞろぞろ歩いているのが風物詩になっています。
 でも、博多では、見かけません。で社務所にいた地元に住んでいるらしい男性に尋ねると、博多ではああして一杯つけて貰って見せびらかすことはしませんとの答えでしたが、U~~N、見せびらかしてるのかな??

2 福引
 福笹の代わりは、福引のようです。2000円均一で、宝船、打ち出の小槌、鯛、小判など、25種類ほどの縁起物のいくつかが入っていて、皆さんこれを買って帰るようです。
福笹に、いくつかつけて貰えば、すぐに2千円は超えるから、福袋のほうが良いのかな。まあ、どちらにしてもお賽銭のつもりですね。行ったときには終了とのこと。残り福も売り切れなんでしょうか( ;∀;)?



3 開運御座
5,000円~と書いてありました。なんだろうと、近くの男性に伺うと、一度に30人ぐらいの人が社殿に上がって、祈願のほかに、ハマグリの澄まし汁などいくつかの縁起のお膳を頂き、福引をするらしいです。ある程度社殿が広く、大都会のような人口ではない福岡だからできるんでしょうね。
かずさんが毎年行く博多駅近くの厄除けの八幡宮でもそうですが、当地の神社は、時間をかけて祈願などをしてくれますので、なんとなくご利益がありそうな気がしています。

・・・
では、両の手のひらに、一杯の福がまいりますように(^_-)-☆

PS;インフルエンザが流行っているようですね、気を付けて!


 



1163  福岡シンフォニーホール

2018-12-13 | 2018立冬~
 12月らしく、降雪の便りが届く季節になりました。身近でも風邪の方がちらほら、部屋の湿度をあげて、暖かくお過ごしください。

 人口158万人の福岡市には、博多座などいくつもの劇場があります。1995年開設の福岡シンフォニーホールは、大阪・福島のザ・シンフォニーホールと同規模の1800席のクラシック専用ですが、先日、フジコ・ヘミングさん以来の久しぶりに、このホールでの演奏を楽しみました。


「古澤巌X ベルリン・フィルハーモニー ヴィルトゥオージ2018・・・数々の名曲で綴る煌めきの夜、世界最高峰の音色で魅了するクリスマス」 、簡単に言うとベルリン・フィルの弦楽五重奏団と古澤巌さんの共演ですが、クリスマスと言っても赤鼻のトナカイやシジングル・ベルは出てきません(笑)。


 素晴らしいビオラ、チェロ、コントラバスにしっかり支えられた、ヴァイオリンの澄んだ音色と響きに引き込まれました(^^)/。

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 リタイアして時間のできた世代は、自治体などが支援する○○大学やカレッジ等の名前の教室に入って、陶芸や絵画、合唱や郷土史、古典などを学ぶことが多いようです。

 かずさんも、編入学して10年経つのに、いまだに卒業しない○○大学と、当地へ引越し後に、近くの公民館が世話をされている△△カレッジに入れてもらっています。
今週は、ちょうど
① TVでもよく拝見する高橋和夫教授の講演会「トランプ政権と中東」
② クリスマスとお正月を迎える寄せ植え  の二つがありました。


ダウンのコートが手放せない季節になって、イルミネーションが輝き、年賀状の用意もぼちぼちしなくちゃの時期、お元気で~~(^_-)-☆ 

 



1162 吉野ヶ里遺跡と九年庵

2018-11-22 | 2018立冬~
 TVで、IKKOさんが京都・嵐山を巡っていました。嵐山や嵯峨野のもみじは、明日からの三連休がピークとのこと、毎年、訪れていた京都のもみじは素晴らしかったなと思い出します。

 福岡近辺の紅葉は、京都のような夜の冷え込みが少なく、寺院の木々のような手入れがないからか色がもう一つです。むしろ、九重や阿蘇の高原や山並みを走りながら秋から冬への季節を感じ、随所にある立ち寄りの温泉を楽しむというのが、九州の晩秋にはふさわしいようです。

 そんな紅葉事情の福岡で、もみじで有名なのは、春と秋にそれぞれ1週間ほどだけ公開される佐賀県神埼町にある「九年庵」で、佐賀県の実業家が九年の歳月をかけて築造したことに由来するようです。なお、人物の集合写真は、後列右から3人目の早稲田大学を創設した大隈重信が九年庵を訪れた際のものです。









 北部九州で数少ない紅葉のスポットなのか、公開期間には観光バスを含め大勢が訪れるようで、行かれる際は混雑の状況を調べてからがよさそうです。

● 吉野ヶ里歴史公園
 マイカーで九年庵へ行くには、国営の吉野ヶ里歴史公園の臨時駐車場に車を止めて、シャトルバスで送ってもらいます。
 で、久しぶりに吉野ヶ里遺跡を巡りました。ここは、弥生時代後期(3世紀)にあった、城柵と壕に囲まれたサッカーグランド56個分にあたる巨大な環壕集落で、たぶん、日本最大の弥生時代の遺跡です。
 
集落の中でも、内郭と呼ばれる特別な空間には祭殿や、物見櫓、王たちの家が再現され、また、歴代の王やそれに近い身分の人が埋葬された特別な墓が、そのまま展示されています。主な中心施設だけを見て回るだけで、1時間はかかりますが、弥生時代へのタイムスリップを楽しめます。










そうそう、この季節赤ソバの花がきれいでしたよ(^^)/ この実で作るソバは薄いピンク色らしいです。では、また~







1161 山鹿温泉の旅

2018-11-08 | 2018立冬~
 秋色が濃くなると温泉の季節。とろりとした良いお湯ですよと教えてもらって、熊本県北部の温泉を巡りました。玉名、山鹿、植木の温泉が北から南にありますが、今回は山鹿温泉をお目当てに、立ち寄りで植木温泉にもというコース。

 山鹿市は、熊本市から北九州市・小倉をつなぐ参勤交代道として栄えた豊前街道の宿場町、今も、街道沿いに昔のままの商家が並ぶ一角があって、うまく生かせば日田の豆田町のような情緒ある佇まいになる魅力を思わせます。

さくら湯
 市民温泉として愛されてきた山鹿の元湯で、存在感のある唐破風の玄関が立派です。
 もともと、熊本城主の初代肥後細川藩主が新築したことが初めらしく、湯はトロリとしてまろやか、浴槽も広々として、訪れた際はぜひのおすすめです。


八千代座
 明治後期に竣工した劇場です。修理を重ねて現在は重要文化財に指定された、現在では650人収容の劇場です。






 こちらは、山鹿近辺に行かれた時は、絶対見逃せないポイントですが、今も頻繁に、歌舞伎や、素人のダンス、劇などの公演に利用されていて、その際は、劇場の見学ができませんので、行かれる前にはチェックが必要です。
 かずさんが訪れた際は、坂東玉三郎さんの公演期間中でしたが、公演が午後の翌日の午前中に、回り舞台の奈落や、花道を歩いたりできました。こちらは、一押しです(^_-)-☆。
ものすごく舞台が近く感じられ、一度は玉三郎さんのに行きたいものです。



山鹿灯籠
 室町時代からの伝統工芸「山鹿灯籠」は、木や金具は一切使わず、和紙と糊だけで作られ、柱や障子の桟まで中が空洞です。山鹿灯籠民芸館で大きな作品を見ることができますが、これが紙と糊だけでできているとは思えない精巧さで、驚かされます。





山鹿灯籠まつり
 8月15日、16日の山鹿灯籠まつりは、金灯籠(100グラムぐらいとか)を頭にした女性が群舞します。残念ながら、これは見れませんでした。





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熊本県というと、阿蘇山や、熊本城がすぐに浮かびますが、定評のある菊池米や七条のメロン、有明海のアサリや海苔、数多い装飾古墳、ジャンボな荒尾梨、そして温泉とあれこれあることを再認識の旅でした。

また~