かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1181 坂東玉三郎さんの舞踊に魅了され・・

2019-11-07 | 2019立秋~
 熊本県山鹿市に、明治の終わりごろに開場した芝居小屋の「八千代座」があり、国の重要文化財に指定されています。


 この八千代座で、坂東玉三郎さんが1990年から公演をはじめられ、今年は5月に「世界のうた」コンサートの初日を八千代座ではじめられ、今秋は10月30日~11月4日千穐楽の映像×舞踏公演をされました。


昨年11月に八千代座を訪れたときに、玉三郎さんの公演があることを知り、さっそく実行委員会に先行予約の案内をお願いし、この夏に応募したところ幸運にも抽選に当たり、うしろのA席の三時間ですがこんなに引き込まれたのは過去にない魅了され圧倒される時間になりました。


口上とともに、舞踏の所作についての解説を玉三郎さんがユーモアを交えて解説され、舞踊「鷺姫(さぎひめ)」では、恋に悩む女の苦しさ、恨み、華やかな恋心などとともに、やがて力尽きて息絶えていくさまを早変わりをしつつダイナミックに表現されます。Youtubeでは次のところでチラ見できます。https://www.youtube.com/watch?v=vfk5tgv2UtA

 次の「楊貴妃」は、長編詩「長恨歌」と能の「楊貴妃」を題材にして玉三郎さんのために書き下ろされたものです。
亡くなった楊貴妃への思いが忘れられない玄宗(皇帝)に、楊貴妃の魂を探すよう命じられた方士(中車)が蓬莱山の宮殿で楊貴妃を呼び出します。すると、楊貴妃の魂が在りし日の美しい姿で現れ…。二枚扇を巧みに扱う華麗な舞と夢幻の境地へ誘う燦爛たる舞踊です。
 気品の中にも妖艶な姿に、青春時代に暗唱した長恨歌もなるほどと思わせ、ただただ引き込まれました。
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 700席程度の八千代座は舞台が近く江戸期の芝居小屋の雰囲気がそのままです。



普段はいろんな、それこそ素人の催しにも使われていますが、公演のない時は館内の見学ができます。お盆には山鹿灯籠まつりがあり、立ち寄りのとてもすべすべの良い温泉(さくら湯)もあり、阿蘇観光のルートどりにも適して、おすすめです。


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  八千代座の玉三郎さんの公演の後の泊りは、車で30分ほどの菊池温泉の山鹿と同じつるつるすべすべにしました。熊本らしくメニューの焼酎は、米焼酎が上に書いてありましたが、ビールの後はやはり日本料理に合わせて清酒の美少年で轟沈です(^^)/。


1180 ピアノ&オルガンの交差する響きにひたって♪

2019-11-06 | 2019立秋~
 わたしの住む福岡市早良区に、実は住むところから徒歩10分ぐらいの距離に西南学院大学があります。 関西では関西学院大学や同志社大学、東京なら上智大学のような感覚で地元の人に愛され、神学科もあるミッション系の文系の大学です。

 そのチャペルで、大学主催のピアノと壮麗なパイプオルガンとの、コンサートがありました。
 18世紀から19世紀に活動したD.スカラッテイ、J.ハイドン、J.S.バッハ. L.v.ベートーベン、J.ブラームスの作品からですが、クラシックはさっぱりのかずさんには、ほんの少し聞いたことがあるのはベートーベンの「月光」ぐらいの状態ですが、約二時間、心地よい時を持つことができました。
 格安の入場料で、こんな時間を持てるならまたの機会にもと思っています。



 こちらのオルガンは、三段の鍵盤とペダルがあって、両脇にペダルタワーがあるもので、その演奏状況を、舞台に置いた画面で見ることができます。素人から見てもわあ難しそうの印象でした(^_-)-☆




1179 ギュスターヴ・モロー展

2019-11-05 | 2019立秋~
 秋晴れの一日、福岡・大濠公園内の福岡市美術館で開催されている、ルノワール、モネなどの印象派の画家と同時代の19世紀末に活動したギュスターヴ・モロー展に軽いサイクリングで出かけました。
この美術館は、長い改装期間を経て今春オープンしてずいぶん快適な空間になっています。

 モローは、聖書やギリシャ神話を題材に想像と幻想の世界を描いていますが、サロメや、母親、愛人などを描くことが多く、生涯独身で「「パリの真ん中に隠れ住む神秘家」と呼ばれることもあったようです。申し訳ないけど、自分の家には絶対に飾らないだろうなと思うような題材や画風でした(^_-)-☆
 それでも、「出現」や「一角獣」などの代表的な作品が並び、作品ごとに詳しい解説がされていて約二時間の鑑賞を終えるとだいぶ疲れ、公園の池が臨めるコーヒー店でひとやすみでした。





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 悲しいことに沖縄の首里城が焼失しました。

1178 紅葉の東北(その3)

2019-10-29 | 2019立秋~
 三日目は、とても早起きで、朝日に映える蔦沼散策の予定。でも曇り空で映えるとはなりませんでしたが、湖面に紅葉の木々が映り、なかなかのものです。




ブナの原生林に囲まれた蔦温泉から15分ほどで沼に着きます。この蔦温泉の本館は100年前の建築の老舗旅館で、内湯は湯船の底から湯が沸きだす「源泉湧き流し」らしいです。



 ホテルの朝食後は、八甲田ゴールドラインから、八甲田ロープウエイの予定でしたが、二日前にロープウエイの運転制御機にエラー表示が出たとのことで原因がわからず、運転再開をぎりぎりまで待ってもダメとのことで、中腹の橋からの紅葉見物になりました(ちょっと残念!)。





そして帰りは、ねぶたの新青森駅→東京駅、羽田空港→福岡空港です。




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 今回の旅行は、京都のようなよく手入れされた紅葉やライトアップのおしゃれさはありません、見渡す限り山一面に絨毯のように広がるブナのグラデーションの黄葉や湖、清流の素晴らしさです。そして自然は、台風や雨、地震のような災害とともに、このような素敵な贈り物も私たちにもたらしてくれ、自然との人間の共生の大切さも感じさせてくれました。
 そして、北の地方ならこそ、福岡や関西からは、だいぶ遠いですが、初めて見る絶景の紅葉でした。
 二泊三日の駆け足の東北で、朝早く起きてが続きましたが、車の渋滞もなく楽ちんで、東北の方々のおもてなしの気持ちも感じる旅でした。
 ツアコンとバスの運転手さん、ガイドさんありがとうございました(^^♪
 
少しは土地勘もできたので、次の東北旅行は、エリアを絞ってゆっくり回りたいと思います。
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 ソフトバンク・ホークスが、クライマックスシリーズからよもやの10連勝で、ジャイアンツを破って三年連続の日本一になりました。球場に20回以上も通ったファンとしては、よかったよかった( ^)o(^ )



1177 紅葉の東北(その2)

2019-10-27 | 2019立秋~
 二日目は、快晴から曇りへの日。ツアーのメインを巡ります。
 初めは八幡平アスピーテラインのドライブ。岩手山を眺めながら標高1255メートルまで登っていきます。東北の山は、富士山のようにすそ野がなだらかで、優しいです。山頂付近からの紅葉に染まる山々は、見事ですが、私のカメラと腕ではお伝え出来ません( ;∀;)
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 下ってきて、湯瀬渓谷を散策して、リンゴの里で一休み。

 
 秋田県側から十和田湖への入り口にあたる発荷峠を経由してのドライブは、ブナの黄葉のトンネル状態、これまで見たことがない素晴らしさ。そして発荷峠の展望台からは十和田湖が一望できます。



 海抜401メートル、周囲46kmのカルデラ湖の十和田湖は水深が327mもあります。
 きりたんぽの昼食を湖畔の店で済ませたあとは、高村光太郎の乙女の像に軽い散歩です。


 約50分の十和田湖遊覧船からは、周囲の紅葉のじゅうたんを満喫できます。やはり十和田湖では船からの景色が素晴らしいです。





 二日目の紅葉スポットの最後は、奥入瀬渓流です。十和田湖は湖底からの湧水が主で、その湖から流れ出る美しい渓流で、十和田湖側の子の口から焼山までの14kmに遊歩道が整備されています。
いろんな大小、長短の滝が点在し、ところどころ急流になり良く写真で見るスポットがいくつもあります。今回のツアーでは、すべてを歩くことはできませんでしたが文字通りの清流です。







泊りは、奥入瀬温泉の森のホテル、和のテイストの部屋で、おすすめです。夕食の後は力強い津軽三味線を楽しませてもらいました。