かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

724 謹賀新年

2010-01-01 | 愉しんでます(^_-)-☆
 昨年も多くの方に、このブログに訪れて頂き、また定期的にご覧になっておられる諸兄姉がいらっしゃること、心からお礼申します。

 この、数ヶ月ブログを書く筆が鈍りがちですが、今年はもう少し貿易、通関の世界に問題意識を持って続けて行きたいと考えています。
 以下、個々に年始の挨拶をさせて頂いた賀状の文を概ねそのままアップして、新年の挨拶に代えさせていただきます。

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 明けましておめでとうございます
 皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます

 何かとチェンジの世相の中で、昨年八月から、明治の富国強兵の時代からのモノつくりの原点で、見るもの聞くもの新鮮で刺激的な機会をいただき、大阪からの通勤では、六甲山や、須磨海岸、明石大橋などの季節の変化を楽しんでいます。

 日常、階段や小走りでは、からだの経年劣化を思い知らされ、定期健診ではコレステロール値等の指摘を受けながらも、幸い元気にしています。

 本年も、好奇心を忘れず、恵まれた関西の桜、祭り、紅葉などの四季の移り変わりや内外の未知の地を楽しみ、少しは学びながら、健康維持に努めて充実した実りある年にしたいと念じています。

どうか本年もよろしくお願いします。

    





715 総合商社の源流―鈴木商店

2009-11-01 | 愉しんでます(^_-)-☆
 今週半ばから気温が下がるようです。新型のインフルエンザが大流行とのこと、読者には健康に注意されて、深まる秋を楽しまれますように・・。
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 この1週間あまり、職場の方からお借りした兵庫県加古川市在の玉岡かおるさんの「お家さん 上下」(新潮社)を読んで先ほど読了です。
 明治~昭和の神戸で、日本の総合商社の源流とも言うべき鈴木商店の女主人である「鈴木よね」を主人公にした物語です。この、よねのことを、お家さんと呼んでいたものです。

 砂糖、樟脳、薄荷の三白からはじまり、米、船など扱っていないものはないというほど手広く、世界をまたにした仲介貿易などで急速に成長した総合商社の源流ですが、製糖・製粉・製鋼・タバコ・ビール保険・海運・造船などの事業が最盛期だったころの総売上高は、日本のGNPの1割といわれ、三井、三菱を上回った隆盛でした。

 神戸の鈴木商店というと、米騒動で焼打ちにあった今はない大企業という程度の認識の方が多いと思いますが、鈴木商店の後身の日商から合併を経て今日に至る「双日」のほかにも、その系列であった大企業は、現在もたとえば次のようにいくつもあることに驚きます。

帝人、サッポロビール、J-オイルミルズ、神戸製鋼所、太平洋セメント、IHI、昭和シェル石油、日本化薬

 先ほどの本に戻りますと、しばらく前に、城山三郎の「官僚たちの夏」がTVドラマの話題になっていましたが、元気のない日本に活を入れるために、この本を原作にした映画化やドラマ化がいいんじゃないかと思わせる内容です。お勧めです。

 文庫本にされていないようですので、図書館で検索されるといいかもですね。
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  縁があって、この夏から鈴木商店を源流とする、もの作り企業で勤務しています。

  まだまだ、工場の稼働率は昨年春ごろの8~9割に戻ってきた状態で、日本の貿易額や量も同じような状況です。がんばれ日本!!





701 久しぶりです!

2009-08-11 | 愉しんでます(^_-)-☆
 このブログを定期的にごらん頂いている方には、3週間近くのご無沙汰でした。
 私の、職場や通勤先に大きな変化があって、それに慣れたり、関係先に挨拶に伺ったりでばたばた、落ちつかなくで、ブログもお休みしていました。

 ほぼ三年近く、土日・休日を除いた週5回のペースでブログをアップすることを自分への日課にしていましたので、毎日テーマを探すのにやや疲れ気味でしたが、こうして休むと楽ですね。

自分の楽しみやリフレッシュの積もりで始めたブログが、出さなければならないとなると辛くなるという本末転倒を感じて、これからはデイリーのペース維持に拘らずに続けて行こうと思っています。

今朝の静岡の地震は驚きましたが、どうやら巨大地震の前兆ではないようですので何よりです。

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 仕事の挨拶で、姫路にでかけましたが、JRの改札で白人の外国人の一団と行き違いました、やはり世界遺産の姫路城は、人気ありのようです。





678 CO2クレジット付き国際輸送とは?

2009-06-22 | 愉しんでます(^_-)-☆
こんばんは!
皆さんは、ある本を読み始めて途中で止められずにとうとう最後まで読んでしまったという経験がおありと思います。

 近頃は、どちらかというと、目がさえるより、まぶたが閉じていく読書が多い中で、前の土曜は、買い物を終えて午後の5時頃から、マンション内のMy書斎と呼んでいる見晴らしの良い共用スペースにコーヒーとiPodを持参で読書を始めましたが、夕食をはさんで、とうとう自宅のソファーで深夜まで一気に読了です。

  先般、5月末で定年退職された方とお会いすると、退職したらと思って買い置いていた塩野七生著「ローマ人の物語」を随分読み進んだと仰っていましたが、まだこのような環境ではないので、今回は単行本400ページのフィクションにはまったという次第。

へ~、どんな本?という方もいらっしゃると思いますので紹介しますと、楡周平作品の朝倉恭介シリーズ最終作「朝倉恭介」で、もうだいぶ前の作品です。

「Cの福音」でデビューした方ですが、海上コンテナーに大量のコカインを誤送貨物となるようにして日本に送り、保税倉庫ですり替えて密輸入するビジネスを縦糸に、米国マフィアドンとの交流、ハードボイルドなどですが、フレデリック・フォーサイスの熱意を感じさせる旬の作家です。

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話は変わりますが、有数の航空フォワーダーN社が「CO2クレジット付き国際航空輸送サービス」を6月から販売し、全国には8月以降に販売との報道がありました。

N社のPRをするつもりはありませんが、恐らく日本で始めての商品ですので以下に紹介します。

簡単に言うと、輸出混載貨物の輸送にこのサービスを利用すると、一定のCO2クレジット(排出権)が、無償で日本政府の償却口座に移転して、日本の「マイナス6%」の取り組みに貢献することになります。

輸出荷主にとって見れば、CO2クレジット込み運送料金を負担することにより、輸出貨物の出荷が地球環境保全に貢献するCSR活動になります。
CSRが企業価値を高める時代ですし、エコがおしゃれでクールというセンスからは、このようなCO2クレジット付き商品やサービスがどんどん販売されるかも知れませんね。

N社は、このCO2クレジットの購入対象には、京都メカニズムのCDM(クリーン開発メカニズム)に認証されているインドの風力発電プロジェクトを予定しているとのことです。




672 コンパクトカーがおしゃれ!!

2009-06-12 | 愉しんでます(^_-)-☆
2020年の中期目標で、温暖化ガスを2005年比15%減(京都議定書の2000年比では8%)という、日本の目標は、便利で快適な生活や事務所を維持しようと思うと減少どころか増加しがちな構造の中では、家庭のテレビが14インチのブラウン管テレビだった頃のエネルギー消費に戻ることになると聞きました。

その真偽はともかく、相当意識してECO、省エネを図らなければ達成できない水準であることは間違いないでしょう。

オール電化の今の住まいは、深夜電力で湯を沸かし、IHヒーターで料理し、電球型蛍光灯で夜を過ごすという生活ですので、エネルギー効率は向上していると思いますが、可能なら、家の全ての電気器具の消費電力 量の見える化をしてみたいと思っています。コンセントに差し込む積算電力計を安価に販売するか貸し出してくれると、各家電機器を1週間ぐらい計ってみるんですが・・・。

だいぶ前に環境省の幹部の方の講演を聞いたことがありますが、コンパクトカーに乗っていることがカッコイイというような風潮になればだいぶ変わるんですがとの言葉が印象に残っています。

企業や役所幹部の乗っている車は、地位が高くなるに比例して、車体が大きく重たいいわゆる高級車になっていくことが多いようです。リッターで、数キロしか走らないような車に乗っているのは恥ずかしいというような事にはならないんでしょうか?

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物流の世界の環境対策も、業界のテーマの一つになっています。
報道や発表などを見ていると色んなメニューでの対策がとられているようで、以下に主な項目だけ整理してみます。

1 輸送の効率化
(1) 幹線輸送の共同化
(2) 一定地域内の共同輸配送
(3) 物流拠点の再配置による走行距離削減
(4) 車両の大型化(複数の小型トラックから1台の大型トラックに転換)
(5) 配送ルート最適化(1回あたりの走行距離短縮)
 
2 モーダルシフト
(1) トラックから鉄道への転換
(2)トラックから船舶への転換

3  エコドライブ(アイドリングストップ)
4  低公害車の導入
5  自営転換

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 地球温暖化で、海に浮かんでいる氷山が溶けたら海面が上昇するってホント?ウソ?

 ハブ ア ナイス ウイークエンド!! 私は、京都の清流の床を楽しむ予定です。