かずさんの、ふらり日々是好日の記

ふっても てっても  日々是好日  泣いてもわらっても 私の一生の中の きょうが一番いい日だから

1025 ~完璧なんて不自然なことだと うそぶいているほうがいい・・

2015-01-27 | 2014立冬~
 昨年の晩秋から始めたジム通いは、ずっと積み重ねて怠惰な筋肉を目覚めさせるにはまだまだなものの生活のリズムになりつつありますが、来週の定期健診で、医師からレッドに近いイエローカードを貰った高いLDLコレストロールが低下しているのか楽しみであり、ちょっぴり気がかりです(^_^;)。

・・・・・・・・・
 通っている学校の単位認定試験を受けてきました。
「南北アメリカの歴史」・・テーマはすごく関心があるのですが北米のインデイアンやインカ、マヤ、アステカの先住民、コロンブスの発見から進出したスペインやポルトガル、イギリスやフランスからの白人、アフリカから貿易として連れて来られた黒人の歴史は、他民族に蹂躙された経験のない日本の私には驚きの連続です。もしかしたら、合格点に届かず再試験を受けるかもしれませんが、もう少し学んでもいいかなの感じです。

・・・・・・・・・
NHKのテレビで、吉野 弘さんの詩を取り上げていました。
結婚式の祝辞では、「祝婚歌」がときどき取り上げられるようですが、改めて読んでみようと思って、amazonで取り寄せることにしました。
祝婚歌は、次のページで。このブログの表題は、その一節から貰っています。
http://www5e.biglobe.ne.jp/~takettle/garret/main_garret_text_shukukonka.htm

・・・・・・・・・・
 最高気温14℃もあった大阪の明日は、半分の7℃とか、どこも冷え込むようですね。インフルエンザも猛威で、学校の学年・学級の閉鎖もされているとのこと。でも、ベランダの花木は蕾を膨らませてきましたよ。








1024 介護施設の安全配慮義務って!

2015-01-18 | 2014立冬~
前号に続いて、ちょっと重たい話題です。

長寿社会とともに、多くの人が直面するのが高齢者の介護の問題で、介護施設への入所やデイサービスなど、何らかの形で関わりが出てきます。
そういう時は、利用者はその施設と入居契約や通所介護契約を結び、施設は「契約」による利用者への「安全配慮義務」が生じます。

 介護施設利用時によくある事故は ①転倒/骨折 ②誤嚥(食べたものを食道に上手く飲みこめず気管に入る、詰まらせる)③外出(施設から外に出て徘徊) ④異食(食べ物でないものを口にする)⑤利用者間の喧嘩・トラブルです。

そして、トイレに行く際に転倒して骨折したり、誤嚥で窒息死した等で、施設に安全配慮義務違反や不法行為があったとして、施設が利用者から賠償責任を問われる裁判が行われることがあります。

何かにつかまったり杖を突かなければ歩行困難なデイサービス利用者には、本人が断ってもトイレの中まで歩行介護をする義務が施設にあるのか、利用者の自室で食事を求める入居利用者について、食事を持参した時は誤嚥があるかもしれないとして、ナースコールを身近に置き、また頻繁に施設職員が見守りの巡回をすべきかなど、施設には契約によって、具体的にどこまでの範囲の配慮が求められるのかなどが争われるようです。

この分野の裁判では、まだ最高裁の判決はなく、地裁、高裁では硬軟両様の判決があるようですが、これから急速に高齢化が進む日本で、介護現場での介護側の安全配慮義務範囲の線引き次第では、施設利用時のハードルが高くなるかもしれません。



・・・・・・・・・・
 かなりの方と賀状やメールで新年の挨拶をさせていただきますが、1割を超える方から喪中につき欠礼との連絡を頂きました。高齢の両親が大半ですが、中には奥様から頂く年下の元同僚の方のもあって・・・合掌。

昨秋、接種したインフルエンザワクチンは、流行っているものとは型が違うと教えてもらいました。
猛威を振るっているようです、お互い、手洗いうがい励行で気を付けましょう(>_<)
 わが家の、2年目のカランコエ・クイーンローズが見頃を迎えています。では、また~










1023 犬は可愛がってくれる飼い主になつく(^_^)

2015-01-17 | 2014立冬~
 昨年五月から通っている江戸時代の「雨月物語」・上田秋成著の勉強会が、読了しました。
 雨月物語の最後の話は「貧福論(ひんぷくろん)」で、戦国の武将「岡佐内」という会津藩の富貴を望む心が強い武名高い侍の話です。

 あるとき、黄金の精霊が夢に現れます。佐内は「当世の富める者は十のうち八までは愚かで無知で貪欲。しかるに、朝早く起きて精力を振り絞って働いていてもゆとりなど少しもない人がある、何故か?」と問い、精霊が答えます。

 「善いことをした者を慈しみ、悪事を働くものを懲らしめるのは、天、仏、神である。黄金はモノであって、それぞれの人が大切に扱い、大事にしてくれる、そのまめまめしく、敬虔なところに集まると知って頂きたい。」
 そういうと、悪人が育てた花は美しくないということはなく、花も、動物も可愛がって大切にしてくれる人に応え、なつくというのは自然なことですね。ときどき、ベランダ園芸用に買った花苗に「育て方:可愛がってください」とあるのにも通じそうですが。

そして、秋成は、この精霊に「時の利を得た人が、倹約を守り、無駄を省いてよく正業に努めるならば、自然に家は富み栄えるであろう」、「・・人の守るべきは倹約成れども、過ぐるものは卑吝(ひりん・・ケチ)に陥る」と語らせています。
:::::::::::::
 お金のことがテーマになる文学は、古典の世界でテーマになるのは江戸時代までは少ないらしく、西鶴の日本永代蔵が近世では有名ですが、例えば源氏物語や徒然草、枕草子などでは金銭のことは出てこないですね。
::::
 アジアから日本の工場に働きに来ている若い男の子は、七夕飾りの短冊にはストレートに「お金が欲しい」なんて書く人が多いですが、彼らはしっかり貯めて帰るんでしょうか(^_^)。
TVでは、草薙くん主演の「銭の戦争」が放映されていますが、拝金主義にならず爽やかな展開をして欲しいものです。

:::::::::::
1月17日は、6400人が亡くなった阪神に住む人には辛い震災の日。神戸と西宮に住んでいた従兄弟の自宅は全壊し重傷を負いました。当時、名古屋に勤務していましたが、神戸市民だった者にはしんみりする日です。

当時のメリケンパークの写真です。





1022 新春 三社詣

2015-01-13 | 2014立冬~
 正月三が日が終わると、大阪人の言葉で「えべっさん」がやってきて、10日をはさんでの9~11日が賑わいます。関西では、大阪・今宮神社、兵庫・西宮神社などがとても賑わいますが、かずさんは曜日が合えば京都祇園の八坂神社へを恒例にしています。

 阪急電鉄の四条河原町駅で降り、鴨川を渡って南座を右手に見て四条通をぶらぶらいくと、漬物の西利・祇園店があって、お昼はその二階で漬物をネタの握り、白みそ仕立てのお椀を京の清酒「桃の滴」で頂き、ほろ酔いで八坂さんへが定番のコースで、今年もと思って出かけました。


 ところが、南座の鴨川側にあった「美味しい昼酒」(笑)の看板に目が行き、今年はそちらへ。お昼時を少し外れてか、南座二階の店内は程よいゆったり感で眼下には鴨川の流れや、行きかう人を見ながらの、店の人曰く隠れた穴場と言うのもなるほどとうなずけました。


::::
 で、昼酒のあとは、出店が並ぶ通りを歩いてほど近いえびす神社を経由して八坂神社へ。


実は、この八坂神社でこの時期に無料で配られる三社詣の用紙を頂いて、その境内にある大国主社、御本社、蛭子(えびす)社を巡ってそれぞれの朱印を頂き、今年の健康と無事をお願いすることが今回の京都ぶらぶらの目的です。京都の人は良く知っているのでしょうか、たくさんの人がこの用紙を持って朱印を押してもらっていましたが、厚かましく子供の分までの用紙数を頂き(^_^)、今年の新年初めの三社詣が無事終わりました。


・・・・・・・・
 八坂神社には、美御前社(うつくしごぜんしゃ)があって、その湧き出る美容水を肌に少しつけると肌が健康になるとのことで、多くの女性が(男性も混じって)並んでいます。




ただし、目に見える容姿だけでなく、言葉や立ち振る舞いなども人の美をあらわすというのが、この社の信仰ですから、お間違えなく!(笑)

そうそう、食べはぐれた西利の漬物の握りは帰り路にテイクアウトして、夕暮れの鴨川をあとにしました。






1021 カントリー・ジェントルマン

2015-01-05 | 2014立冬~
 昨日から、白洲次郎を主人公の新潮文庫「風の男 白洲次郎」を読了しました。

何故か、新年にふさわしい方の足跡をと思ったことと、奥様の白洲正子さんのことは、例えば奥嵯峨野・鳥居本の平野屋の鮎を食べに来られたとか、美術展の記事などあちこちで足跡を拝見していましたが、その夫の次郎のことは、終戦後の時期に吉田茂総理の片腕としてGHQとの間で活躍された方程度の知識しかなく、だいぶ以前に文庫本を買ったものの、そのままになっていたものです。


 私の世代、学校教育では1945年の終戦(敗戦)後の歴史は殆ど何も学んでおらず、GHQとの折衝、新憲法の制定などにおける苦しみなど、現代日本に至る過程についての先人の苦労は知る機会がなく、知識のエアポケットの状態です。

白洲次郎を形容する言葉について前掲本では、カントリー・ジェントルマン、風の男、新憲法誕生の生き証人、プリンシプルを大切にした、骨太なデリカシー、メトロのライオンなど、いくつも挙げておられます。興味をもたれたら、終戦後の日本にこういう男性がいたのだと手に取られるのもいいと思います。

・・・・・・・・
 新年おめでとうございます。 今年も、ときどきは、つたないブログをのぞいて頂くと嬉しいなと思っています。多くの職場では、気持ちも新たに今日から仕事始めでしょうね。

台湾の国立大学大学院を卒業して何を思ったか日本に学びに来ているR君と、大阪・天満宮に初詣に出かけました。おみくじは、R君は吉、私は小吉。そのお告げは自戒をして歩けとのこと。しばらくは神社や寺に行くたびに大吉が頂けるまでおみくじ詣でのリベンジです(笑)。それでもだめなら、厄除けですね(@_@;)