今日は元旦からサッカー観戦。
全日本女子サッカー選手権大会の決勝、INAC神戸レオネッサvs浦和レッズレディースの対戦。
浦和のサポーターには申し訳ないが、今日はINAC神戸レオネッサの応援。INACの川澄選手は、ろう者サッカー女子日本代表のGK佐藤と10代の時、10年程同じチームでプレーした仲だし。
INACの先発は、GK海堀 DFは、右SB甲斐、CBは小野、坂井、 左SBは高良。
中盤は、セントラルMFにキャプテン那須、田中、右に中島、左に米津。
FWは、高瀬、そして川澄。
4-4-2、あるいは、4-4-1-1とも見えるシステム。
試合は前半9分、いきなり動いた。
INACがFKのチャンスから、川澄がヘディングシュート。
左ポストに当たり跳ね返ったボールが右ポストへ、ポストの内側に当たったボールはそのままゴールに吸い込まれゴール。「ポストかー(残念)。あれ、入っちゃった」という感じ。
その後も試合の主導権を握ったのはINAC。
選手間で抜群の距離感を保ちゴールに迫る。相手ボールになっても、中盤の素早い寄せでボールを奪取、浦和にチャンスを作らせない。川澄選手も度々中盤に顔を出しては数的有利を作り、ボールを奪うと前線にボールを運び高瀬選手との連係で浦和ゴールを脅かす。
浦和のカウンターはINAC守備陣が粘り強い守備で防ぐ。
しかし後半23分、それまでほぼ完璧に封じていた浦和の荒川に、くさびのボールを受け反転され振り切られる。しかしINACの守備陣陣3人ほどがカバーに走り、事なきを得得たかに見えたが、一瞬手薄になった中盤から浦和の堂園がミドルシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
その後、徐々に運動量の落ちてきたINACは何度かピンチを迎えるが、GK海堀の好守等で追加点は許さない。
そして90分終了のホイッスル。
延長かと思ったら「大会規定によりPK戦を行ないます」のアナウンス。「ええー、そうなの。だからあれだけINACの選手達も走れたのか」
PK戦は浦和サポーターサイドで行なわれた。
先攻は浦和。FW北本のPKをいきなり海堀が止める。INACはキャプテン那須がきっちり決める。
2本目、浦和は熊谷が決め、INACは粘り強い守備を見せていた甲斐がゴール左に外してしまい、1-1。
3本目、海堀が躍動、矢野のキックを止める。しかし90分間走り回った中島がGK山郷に止められ依然として1-1。
4本目、またしても海堀が止めた。天を仰ぐ荒川。INACは米津が落ち着いてインサイドでゴール右隅に蹴り込み2-1。
5本目、浦和の柳田がPKを外せばINACの優勝。しかし柳田が豪快に蹴りこみ、勝負は川澄選手にゆだねられる。
決めれば優勝。まるで川澄選手のためにお膳立てされたかのような舞台。
INACサポーター・選手達の思いを背に受けた9番川澄選手のPKがゴール左隅に決まり、INAC神戸レオネッサの優勝が決まった!
いやあ、元旦から緊張感のある試合観て疲れました。
内容も伴ったいい試合だった。
優位に試合を進めたINAC神戸レオネッサではあるが、追加点が奪えなかったのが一つの課題としては残ったが、新年早々“優勝おめでとうございます”
その後行なわれた天皇杯は、鹿島アントラーズが清水エスパルスを2対1と下し優勝。
同時にACLの出場権を得た。